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2025年に心に残ったおすすめ本3冊

2025年、心に残った本たち。ライフステージの変化を迎えた今に響いた3冊

2025年は、第一子の子育てをしながらもフルタイムで働き、また12月には第二子を出産しました。

これまでは夫婦の協力で成り立っていた生活も、今後は同じ形では難しくなりそうだと既に感じています。

2025年に心に残ったおすすめ本3冊_1

そんな中、産休に入り、少し立ち止まって2025年を振り返る時間ができました。
振り返る中で、特に印象に残っていたのが今回紹介する3冊の本です。

仕事、経営、子育てとテーマはそれぞれ異なりますが、どれも人生の中で何を大切にしたいのかを考えるきっかけをくれました。

関心のある方にとって、何かの参考になれば嬉しいです。

①『ザ・ハート・オブ・ビジネス』/ユベール・ジョリー

経営の話ではありますが、数字や短期的な成果だけに引っ張られがちな考え方に、別の視点を添えてくれる一冊です。本書で重視されているのは、人をどう動かすかではなく、リーダー自身がどんな姿勢で人と向き合うかという点。

パーパスを掲げるだけでなく、従業員一人ひとりの関心や夢と向き合い、それを支えることが、組織や業績の好循環につながっていく。その過程が具体例とともに示されています。

人を大切にすることが理想論ではなく、現場での実践として成果につながることを示してくれる内容です。

2025年に心に残ったおすすめ本3冊_2

心に残った言葉(要約)

人を大切にすることは、経営の理想論ではなく、成果を生むための現実的な選択

企業の目的は、利益を最大化することではなく、人を通じて価値を生み出すこと

・パーパスは掲げるものではなく、日々の意思決定や行動の中で生きるもの

・従業員は「管理する存在」ではなく、可能性を信じ、力を発揮してもらう存在

リーダーの役割は、人を動かすことではなく、人が力を発揮できる状態をつくること

・人が生き生きと働ける環境を整えることが、結果として顧客や社会への価値につながる

感想

ただ成果を追うだけでなく、一緒に働く人とどう向き合い、どんな環境をつくっていくのかを考えさせられた一冊でした。

BAILA世代の方の中には、プレイヤーとしてだけでなく、チームを率いたり、組織の一部として責任を担ったりする立場の人もいるかと思います。

そうした中で、リーダーとして「どんな姿勢で人と向き合うのか」を考えるヒントが多い本だと感じました。

②『人生とは長い時間をかけて自分を愛する旅である』|樋口耕太郎

成果やスピードを優先しがちな価値観や、株主を軸にした経営のあり方を、別の角度から捉え直す視点をくれる一冊です。

自分自身も合理性や効率を重視してきた傾向がありますが「なぜ働くのか」「本当に大切にしたいものは何か」を改めて考えるきっかけになりました。

特に印象的だったのは、仕事や経営の中心には、人間の“愛”が不可欠だと、率直な言葉で語られている点です。

2025年に心に残ったおすすめ本3冊_3

心に残った言葉(要約)

人の関心に関心を注ぐこと。とくに小さな関心に誠実であること

・人が最も求めているのは、お金や成果ではなく、一人の人間として関心を向けられること

一人ひとりが自分を生き、経営はそれを支える。ただそれだけ

・愛を目的にして成り立たない経営なら、そもそも続かなくていい

・経済成長は、必ずしも人の幸せを目的にしてきたわけではない

・自分を愛するとは、格好悪さも含めて自分を引き受けて生きること

・子どもは、親がどんな状態であっても、無条件に愛を注ぐ存在。子どもへの愛の本質は、子どもから愛されることではなく、子どもの最善のために自分の執着を手放すこと

感想

この本では、社会や経済の構造にも触れながら、働くことの本質や、人との関係性、愛についても語られています。

ビジネス書として読み始めましたが、仕事に限らず、自分自身や家族との向き合い方についても考えさせられる内容でした。

③『子どもへのまなざし』/佐々木正美

古い本なのですが、妊娠中や子育て中の親を中心に育児バイブルとして広く読まれている本。

子どもをどのような視線で見つめ、どんな存在として受け止めるのかを丁寧に具定例を用いながら解説されています。

2025年に心に残ったおすすめ本3冊_4

心に残った言葉(要約)

全面的に受け止められる時期があるほど、子どもは安心して自立していく

条件のないかたちで自分を認めてくれる人がいることが、他者への信頼につながる

期待とは、今のあなたには満足していないというメッセージでもある

・子どもは自分を確立するために、依存と反抗を繰り返す

・思いやりは、思いやりのある人のそばで育つ

・いつも自分を見守ってくれる視線が、そこにあると信じて子どもは振り返る

感想

特に心に残ったのは、
「いつも自分を見守ってくれる視線があると信じて、子どもは振り返る」という一節でした。

私自身、子どもと一緒に過ごしている時間に、どれだけスマホやパソコンを見ているだろうか...とグサっときました。

子どもたちは1日の長い時間を保育園で過ごし、それぞれの一日を精一杯生きているのに、帰宅後の限られた時間に、親の視線が自分を向いていないなんて、寂しすぎますよね。

2026年、自分に繰り返し言い聞かせたいと思います😂


2025年に心に残ったおすすめ本3冊_5

今回紹介した3冊は、分野は違いますが、仕事や家庭、役割が変わりやすいBAILA世代にとって、立ち止まって考えるきっかけになる本だと思います。

2026年は、新しい家族構成で迎える一年。無理を重ねるのではなく、その時々で大切にしたいことを見失わずに過ごしていけたらと感じています。

もしも気になる本があれば、参考になれば嬉しいです。

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