こんにちは!
スーパーバイラーズの本多ひとみです。
今回は私が産休中に読んだ中で、初心者向けで、わかりやすい本だと思ったものを厳選して3冊紹介します!
▶︎新NISAとは?
2024年1月よりスタートした改訂版NISAのことです。
簡単に説明すると、「積立投資枠」+「成長投資枠」=上限1,800万までが、非課税となる制度です。
通常であれば、投資は20.315%の課税対象となり、もし100万円であれば、20,315円の税金がかかります。
でも、新NISAであれば、そのまま100万円が受け取れるという事になります。(わかりやすくするために、諸手数料は考慮せず)
積立投資枠と成長投資枠についてそれぞれ説明していきます。
▶︎積立投資枠とは
毎月上限10万円として、こつこつ積み立てていけるものになっています。
年間上限が120万となっており、月10万円まで設定できます。
後述しますが、積立投資枠と成長投資枠を積立にすれば、最大1,800万まで積立が可能となります。
証券会社によっては、毎日や毎週積立など選べるところもあるようです。
設定金額も個人の負担のない範囲で設定でき、少額からスタートできるので貯蓄が少ない人や、手取りに余裕があまりない人でも始めやすいメリットがあります。
100円から始められるところもあるようです。
また、証券会社によっては、振替日(積立引き落とし日)を選べるので、給与日の翌日にするなど使う前に貯めてしまおうという策も講じれます。
▶︎成長投資枠とは
こちらも上限が1200万までと決まっており、積立投資枠と違うところは、都度追加で投資購入ができるものになっています。
ただし、年間240万までと上限が決められています。
成長投資枠は、積立投資枠に比べ対象商品が豊富になっており、株式や債券、リートなども購入可能となっています。
積立投資枠がいっぱいになったとしても、成長投資枠の方で、積立投資を継続することも可能なので、堅実に貯蓄したい方には嬉しいものとなります。
▶︎新NISAのメリットは??
旧NISAを私はやっていなかったので、本の受け売りとなってしまいますが、下記が改善された点と言えます。
①上限額の大幅増
②非課税期間の無期限化
③売却後、翌年に非課税枠が復元
①上限額の大幅増
まず、以前のNISAでは、年間非課税投資枠が、一般NISAで120万円、つみたてNISAで40万円までとなっていました。
新NISAでは、成長投資枠240万円、積立投資枠120万円までお大幅に増額されました。
また、非課税保有限度額も2023年までの旧NISAでは一般NISA600万円、つみたてNISA800万円となっていたものが、2024年の新NISAは 1,800万円までとこちらも大幅に増額されました。
②非課税期間の無期限化
旧NISAでは一般NISAが最長5年、つみたてNISAが最長20年だったものが、新NISAでは無期限となりました。
③売却後、翌年に非課税枠が復元
新NISAでは、1,800万の枠で一部現金化を行なった場合、元本の枠が復元されるようになりました。
ただし、翌年に反映されるため注意が必要です。
1,000万円積立をしていて、それが1,500万となっていたとします。
そこから、150万円現金化したとして、そのうち元本(積立枠)が100万だった場合、翌年は積立金が900万となり、100万の積立枠が復活することとなります。
細かい年率や計算法はおすすめの本を読んでみてください。
▶︎初心者でもわかるおすすめ本!
前置きが長くなりましたが、これから紹介する本を読めば、ざっくりとイメージがつき拒否反応なく新NISAを始めようと思えると思います。
個人的には3冊すべて読んでいただいた方がいいと思うのですが、どれか1冊とりあえず読んでみるだけでも仕組みはわかると思います。
︎【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方
出版社 KADOKAWA (2023/11/9)
税込 1,650円
YouTuberとしても活躍されている、山口貴大さん(通常ライオン兄さん)というか方が書かれた本です。
未経験者の圧倒的支持を受けて、圧倒的に売れている新NISA本です。
<おすすめポイント>
あまり挿絵が多いと注意散漫になってしまうので、個人的に縦書きで書物らしさがあるので読みやすいと感じました。
とにかく、これをやればいい!これはいらない!がはっきり書かれているので、初心者にはかなり助かると思います。
<懸念点>
終盤が補足事項や応用的になってきて、少し惑わされるというか、混乱するような内容になっている気がしました。
なので、第6・7章はサラッと読むか、飛ばして読まなくても本当の初心者の方はいい気がしました。
▶︎新NISAはこの9本から選びなさい
出版社 ダイヤモンド社 (2023/11/29)
著者 中野 晴啓
税込 1,650円
これも1冊目と同様で、ベースに書かれている内容は初心者の方でもわかる基礎知識をつけるものとなっています。
<おすすめポイント>
こちらの方が一章の中のブロック分けが細かいので、読書慣れしていない人でも、少しずつ読み進めやすいと思います。
こちらの本は、証券会社に惑わされるな!と言う、口座開設前に裏を知れ系の内容が、新NISAの具体的な運用より先に書かれています。
基礎内容が序盤、仕組みについてが中盤、実際運用についてが終盤といった感じです。
例や図が個人的には、簡潔で1冊目よりわかりやすかったです。
<懸念点>
具体的な知りたい内容が終盤まで出てこないので、前置きが長い気がする人もいるかも知れません。
あと、裏話というか、仕組みについての話が結構長いので、大枠だけを捉えて実践したい方には不要と感じる部分が多いかも知れません。(もちろん知っておくべきことではあります)
▶︎一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った 新NISA入門
出版社 ダイヤモンド社 (2023/12/13)
税込 1,650円
とにかく何もわからない!と言う人にはまず読んでほしい本です。
分かりやすく、教科書というより辞書のような感覚でした。
あっという間に読み終わった、とてもわかりやすくて面白い本でした。
<おすすめポイント>
用語説明から、証券会社の比較やアプリの操作説明、データの見方などまず何も知らない人でも理解できる仕様になっていました。
私は先にライオン兄さんの本から読んだのですが、全く何もわからないと言う人は、こちらの本を読んでから上記2冊を読むことをおすすめします。
<懸念点>
本当の基礎になるので、知識がある方や独学されている方には優しすぎるかも知れません。
また、アプリ操作などはSBI証券に限られているので、すでに新NISAを始めていて、他の証券を使っている人には不要な箇所も多々あるかと思います。
▶︎おすすめの読む順番
完全に個人的な意見ですが、
一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った 新NISA入門
↓
【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方
↓
新NISAはこの9本から選びなさい
この順がしっくりくるかな?という感じでした。
2番目と3番目は逆でも良いのですが、結構新NISA完全攻略は断定的な言い回しが多いので、それに引っ張られ過ぎてしまう感があり、それを修正するのに新NISAはこの9本から選びなさいで頭をリセットさせることができる気がします。
共通して言えることは、新NISAについてと投資の仕方、長期保有推奨、この辺りは3冊とも言っている内容がほぼ一緒なので、後は自分がどう運用したいか、できるかになると思います。
私自身、NISAの前から少し株の勉強をやっていますが、完全新NISAびいきの内容となっているので、読み進めていて、株をやってる事に関して少し不安になってりもしました。
ただ、あくまで一つに絞らず、自分の思うままにできる範囲でいろんな未来を見据えた投資を行えば良いという結果になりました。