こんにちは!坂本愛です。
実はこの度、アメリカのジョージア工科大学の修士課程 (Master of Science in Analytics) に合格しました。12月からオリエンテーションがあり、来年1月から本格的に授業が開始します。オンラインで修了できるコースです。
前回、大学院進学となぜ今社会人大学院生をするのかについてのブログ記事を書きました。
【大人の学び直し】ジョージア工科大学の修士課程に進学します!なぜ今社会人大学院生をやるのか。
今日はどんなふうに学校を選んだのかと、実際の選考プロセスについて、主にHOWの部分を紹介したいと思います!
学校選びの際に立ちはだかる学費という壁
海外の大学院を目指すときに大きな障壁の一つとなるのが膨大な学費。
会社によっては、社費留学制度や一部会社が負担するなどいろんな制度があると思います。
私の場合は、そういった制度が今の会社にないので全額自費という状況でした。
もし、現地へ行って留学したいとなった時、アメリカの大学院の場合だと、学費、滞在費、生活費など含めると卒業までに全部で1500-2000万ほ予算はもっておくのが一般的だそう。(今は円安でもしかしたらもっとかも…)
しかもその間、収入がない…。
家族帯同となると生活費もかさみもっとかかってしまう。。
奨学金制度もありますが、まだまだ日本国内の社会人向けの制度は十分とはいえず、狭き門な上に運良く奨学生に選ばれても数百万くらい。
いくら自分のスキル投資だからとはいえ、この金額を全部自分で、このタイミングで用意して使うというのは正直きついなと思ってしまいました。
オンラインで修了できる修士課程という選択肢
そもそも、自分にかける教育コストとして、この額は適切なのか、いくらぐらいが適切なのかといった問いも同時に浮かびました。
今の時代、インターネット上に様々なラーニングコンテンツが転がっていて、昔と違って少ない予算でも自分のスキルのアップデートが可能になっています。
学ぶ対象が芸術や音楽など文化的理解が求められるものでない場合、現地に行く必要性ってどれくらいあるのだろう、学費に見合ったリターンが本当にあるのだろうか。
ノートにオフラインとオンラインで学ぶPros Consを書き出して、今の自分の人生フェーズと価値観を合わせると、オンラインの方が合ってるなと思い、オンラインで取得できる海外の大学院のコースを選択肢に入れて調べ始めました。
ただ、これはその時の個人の価値観と人生フェーズ、経済状況に左右されやすいポイントだと思います。私の場合は、このことを考えていた当時は結婚はしていなかったのですが、結婚や子供を持つことを視野に入れていたため、費用や現地に留学した際にどういうシナリオが想定されるのかに関してはかなりシビアに考えていました。
もし、結婚や子供を持つまでに時間がある人生ステージだったり、お金にかなり余裕がある状況だったら、現地に留学にいく選択肢をもっていたかもしれないです。
学校をリストアップ。Quoraの情報を参考にしながら検討
まずは自力でリサーチ!と、インターネットで情報をかき集めました
良さそうだなと思った学校をスプレッドシートに書き出して、比較検討を始めました。
ここで少し私が気にしたポイントが、学位を取ることになるので、それを持ってるとどう見られるものなのかという点でした。
国内の大学だと何となく知名度やどんなタイプの学生・卒業生が多いかの肌感があるものですが、海外の大学となるとこの肌感が全くない。
なので、私はQuoraの英語版を頼りました。
※QuoraはアメリカのQ&Aサービスの一種でして、日本でいう知恵袋に似てます。ただ、知恵袋のように匿名ではなく実名で職種や会社を明かして投稿するので、内容の信用度が高い印象があります。
これらの情報をもとに、自分が重要視してる項目をバランスよくカバーしていそうな大学を最終的に選びました。
いざ応募!
一般的な大学院の応募条件と同じで大まかに下記の提出が求められました。
◎大学の卒業証明書&成績
◎推薦状3つ
◎エッセイ
◎英語のスコアメイク
正直、英語(TOEFL)のスコアメイクにはかなり苦労しました。。
日本人で大学院目指したいという方のほとんどがこの英語のスコアメイクで道半ばで諦めてしまうそうです。(目指す人の中で本当に進学する人は1割もいないと聞いたことがあります。)
英語を専攻したい訳じゃないのに〜と思いながらも、朝早くから仕事前に勉強して、少しずつスコアメイクしていくといった頑張りと踏ん張りが必要でした。
実際どうやって勉強したのかは下記の記事で紹介してますので、ぜひ参考にしてみてください。
◎ 就職後に英語の勉強を開始! 上達のコツは日本人教師に学ぶことだった【日本で生まれ育って英語が話せる人】
◎ 帰国子女でもなく、留学経験もない私がグローバルに働くまでにやったこと パート2
推薦書は3人から頂く必要があったので、大学時代の研究室の教授、大学からのメンター、現職場の上司にお願いし、アカデミック部分、パーソナリティ部分、現仕事についての3点を推薦書で表現できるようにしました。
エッセイは何度かドラフトを書いてレビューをしてもらい、最後の細かい文法部分はChatGPTにお世話になりました。
突然のお願いにも関わらず、そして受かるかも分からないのに、快く推薦書を書き、レビューをし、応援してもらえて、本当にありがたく嬉しかったです。
社会人歴が長くなると、どうしても周りの目が気になり、気を遣い、失敗を避けがちですが、思い切ってチャレンジすると何歳になっても応援してくれる人が周りにいるものなのだなと実感しました。
合格通知!
通知を見たときは、純粋に嬉しかったです。
30代にまた新しい挑戦ができることに感謝しながら、精進していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!