【① 柔軟剤って洗い流すものでしょ?】
手洗いでも洗濯機でも、ニットの汚れはお洗濯でしっかりきれいに落としましょう。しかし、洗剤をすすいだあとにつける柔軟剤もしっかり洗い流してしまっていませんか? それでは、せっかくのふんわりなめらか効果が台なしに! 押し洗いしたら、かるく絞って脱水し、そのまま平干しへ!
【② ハンガーに吊るして干しちゃう】
デイリーな洗濯物と同じ感覚でつるして干してしまうと、ハンガー跡がばっちりついてしまったり、重みでニットが伸びきってしまう悲劇が! 形をキープするために、平干しはマスト! 伸びてしまったニットは戻りづらいので注意して。
【③ 毛玉ははさみで切っちゃう!】
バッグとこすれる部分やアーム下など、摩擦が起きやすい部分にできる毛玉問題。どこについているかを把握しやすいよう、ハンガーにかけながら、つるした状態で毛の流れに沿って軽くブラシをかけるのが正解。はさみだと、問題のない生地まで切ってしまったり、取り返しのつかない事態に(涙)。
【④ ニオイは消臭スプレーをかけまくって消す!】
タバコや焼き肉など、汚れを伴わないニオイなら、風通しのよい場所に1 日置いておくだけで気にならない程度まで消すことができます。扇風機で人工的な風をつくるのものアリ。消臭スプレーはシミになる場合もあるので、むやみに使うのは避けて。
【⑤ 食べこぼし汚れも、洗濯用洗剤でなんとなく落ちた気になっている】
通常の洗濯用の洗剤には油を分解する力がありません。なので、まず台所用洗剤をつけて油の膜を溶かすのが有効。指を使ってやさしくなでるように洗剤ごと汚れを落としてから、時間を置かずにすぐに全体洗いへ。
【⑥ クリーニングカバーをつけたまま保管】
「ほこりよけになるから」といってクリーニング店からついてくるビニールカバーをつけたまま保管していませんか? 店によっては、ドライクリーニングの薬剤が完全に乾ききっていないまま手もとに戻ってくることもあるので、そのまましまうのはご法度! 家に着いたらビニールは即取って、風通しのよい場所で一日ほど空気に当ててから保管して。
【⑦ なるべくコンパクトにたたんじゃう!】
保管場所が限られる、日本の狭~い住宅事情(涙)。しかし、ニットのためには、たたむ回数をなるべく少なくするのが正解です。本来はつるして保管するのが理想ですが、難しい場合はなるべく少ない回数でたたみ、余裕をもたせてしまうこと。
【⑧ 日光浴って、お洋服にもいいんでしょ?】
実は洋服も、日光や照明で日焼けして傷んでしまうのです! クロゼットなどにつるして収納する場合は、なるべく衣類同士の間隔をあけて。不織布など、通気性のいい半透明のカバーをかけて光を遮るのも有効。