モデル出身ならではの圧倒的なビジュアルと、繊細な感情表現で多くの視聴者を魅了するナム・ジュヒョク。ダークヒーローを演じたアクション大作から、胸が締めつけられる青春ロマンスまで。彼の魅力をたっぷり味わえる必見の3作品をご紹介!
※記事発信時点での情報のため、最新情報は公式サイト等でご確認ください
韓ドラマニアのライターがおすすめ!

ライター
KAORU
Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年数回は海外へ。2025年はソウル、シアトル、ソウルへ。10月25日の台湾LGBTプライドパレード「臺灣同志遊行」にも参加。

ライター
YUKI
K-POPアイドル、俳優にインタビューを行うフリーランスライター。TOPIK6級取得。
CONTENTS
衝撃的な展開がクセになるスリラードラマ『ヴィジランテ』

『ヴィジランテ』
各8話
出演:ナム・ジュヒョク、ユ・ジテ、イ・ジュニョク、キム・ソジン
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
© 2024 Disney and its related entities
あらすじ
キム・ジヨン(ナム・ジェヒョク)は警察学校の首席学生。人柄もよく、まさに学校のスター的存在のジヨンだったが、辛い記憶を持っていた。それは、幼い頃に目の前で、母親が見知らぬ乱暴者に殴り殺されたのだ。当時の残像が脳裏に焼き付いて離れないジヨンは、ある事件をキッカケに決心する。犯罪を幾度となく繰り返す者や、犯した罪に比べて軽すぎる罰で済んだ犯罪者たちが、いとも簡単に釈放される「法」に対し、自らがダークヒーロー“ヴィジランテ”となって制裁を加えると……。
ここが見どころ!
今回紹介するのは、世界で累計閲覧数3億7000万回を突破した大ヒットウェブトゥーン(韓国のタテ読み電子漫画のこと)の実写ドラマ。ただ今入隊中のナム・ジュヒョクが凶悪犯を裁くダークヒーロー“ヴィジランテ”を堂々と演じて大変話題になっている作品です。
ナム・ジュヒョクと言えば、『スタートアップ: 夢の扉』『二十五、二十一』など、青春を代表する、爽やかで穏やか、あるいは気のいい青年というやわらかいイメージ。
しかし、本作での彼は違います。

模範生のジヨンは教授にも一目置かれている。
主人公のキム・ジヨンは昼は警察大学の模範生、夜は犯罪者に制裁を加えるという、表と裏の顔があるキャラクター。この“昼夜で別の顔”を見せる孤独な主人公という難しい役をナム・ジュヒョクは、これまで培ってきた青春を代表する善良さ、そして犯罪を憎悪する心情を、わずかな表情や手元やちょっとした仕草で多彩に表現。特に雄弁なのは、目や口元の動き。ふいに見せる眼差しの哀しみや危うさに、胸をわしづかみにされます……。

ジヨンの哀しみをたたえる眼差し。

射撃練習に打ち込むジヨン。

端正な顔立ちだが、エキセントリックな性格の持ち主の御曹司チョ・ガンオク(イ・ジュニョク)。

ガンオクは自分の趣味をとことん極めるキャラクター。
長々と書いてしまいましたが、まとめると……。
・“青春”と“悲哀”と“狂気”を背負ったダークヒーローが新鮮
・「国民を守らない法」と「凶悪犯」への鉄拳制裁が痛快
・何が正義で犯罪なのか
・登場人物がとんでもなく個性的
次第に度を超えてゆくジヨンの“正義”、その向かう先を見届けてください!

ジヨンが見つめているものは……。
配信サイト
『ヴィジランテ』
各8話
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
© 2024 Disney and its related entities
青春は永遠? 夢を奪われた若者たちの成長と初恋を描く『二十五、二十一』

『二十五、二十一』
全16話
出演:キム・テリ、ナム・ジュヒョクほか
Netflixシリーズ「二十五、二十一」独占配信中
あらすじ
アジア通貨危機で韓国が深刻な経済不況に陥っていた1998年。予算を減らされたことでフェンシング部が廃部になってしまったナ・ヒド(キム・テリ)は、フェンシングを続けるために憧れの選手コ・ユリムが通う高校に転校する。同じ頃、ペク・イジン(ナム・ジュヒョク)は、裕福な家庭に育つも不況の影響で父の会社が倒産し、大学を中退してアルバイトを掛け持ちしながら生計を立てていた。時代に夢を奪われた2人は、18歳と22歳で初めて名前を呼び合い、お互いを励ましながら支え合う関係になっていく。
ここが見どころ!
皆さんは、放送終了から時間が経っても忘れられないドラマやキャラクターはいますか?
韓国ではロスのことを「후유증(読み:フユチュン、意味:後遺症)」のほかに「앓이(読み:アリ、意味:患う)」と言います。「후유증」は作品そのものをさす時に使われる一方で、「앓이」には特定の人物を意味するニュアンスが含まれ、主に登場人物や俳優の名前につけて「〇〇앓이」と表現します。
私にとっては、今回ご紹介する『二十五、二十一』のペク・イジン(ナム・ジュヒョク)がまさにその一人。今でも振り返るたびに胸がギュッとなるほど“患っている”キャラクターです。前述の通り表現するなら、“ペク・イジン앓이”というわけです。

本作で多くの視聴者をとりこにしたナム・ジュヒョク。韓国のポータルサイト「NAVER」でも「ペク・イジン앓이」の記事が大量にヒット!
1997年、韓国はアジア通貨危機や財閥の倒産などの煽りを受けて経済危機に陥り、「国際通貨基金(IMF)」の救済を受けることになります。本作で登場する「IMF」とはこのことです。1998年には2万社あまりの企業が倒産したと言い、物語はこの時代を舞台に描かれます。
イジンは名門大学に真っ赤なオープンカーで通うお坊ちゃまでしたが、父親の会社が倒産してしまい、22歳で小さな部屋を借りて一人暮らしすることに。
若くして夢も希望も失くしてしまったイジンが引っ越した町で出会うのが、夢に向かって突き進む18歳のナ・ヒド。IMFのせいでフェンシング部が潰れちゃったけど、最年少金メダリストのコ・ユリム(宇宙少女・ボナ)がいる高校に転校しちゃえばいいじゃん!と逆境を逆手に取るポジティブで明るい女の子です。

憧れのコ・ユリムが練習しているところをこっそりのぞき見するヒド。
2人はイジンがアルバイトでヒドの家に新聞を配達した時に出会い、偶然の再会が重なって仲を深めていきます。
父の破産で多くの人が苦しんでいることから「どんな瞬間も僕は絶対に幸せにならない」と十字架を背負っていたイジンの心を「これから私と遊ぶ時だけこっそり幸せになるの」とヒドが溶かし、イジンは母親と折り合いが悪く孤独を抱えるヒドの癒しの存在となって絆を育む過程がこの上なくピュア。4歳差だけど年上男子×年下女子ではなく、対等な目線でお互いを高め合っていく2人が美しくて、どこかはかなくて、胸が熱くなります。

韓国では年上の男性を「オッパ」と呼びますが、ヒドは「ペク・イジン」と名前で呼ぶところから2人の少し特殊な信頼関係が感じられます。
オッパだけどオッパ扱いされないペク・イジンですが、めちゃめちゃオッパなんですよ!!
フェンシングに打ち込むヒドを「誰よりも負けた経験で階段を積み上げてきた。ほしいものを手に入れろ」「ヒドには一瞬でも無駄な経験はさせたくない。幸せな経験だけしてほしい」と全肯定して応援してくれる頼もしさ。しかも、ヒドを見つめる眼差しが穏やかで優しくて、めちゃめちゃ甘い。この眼差し、(ときめきすぎて)有罪です。
クリーンな魅力と超絶ハンサムなのに素朴さも兼ね備えるリアコ感から、“現実彼氏”の異名を持つナム・ジュヒョクの演技力とのシナジーが最高で、あなたもきっと「あれ、私の初恋ってペク・イジンだったかな?」と記憶操作されてしまうはず。

ヒドの顔についたチョコアイスを拭いてあげるイジン。

この甘い笑顔は患うしかないです。
未来を向いて高め合ってきた2人ですが、大人になるとその関係は少しずつ変わっていきます。イジンはTV局の記者、ヒドは国家代表選手となり、それぞれ多忙を極める中で、相手に負担をかけたくないイジンと喜びも苦しみもすべて分かち合いたいヒドはすれ違うようになり……。リスペクトし支え合う気持ちはあの時のままでも、人生のチャプターが変わってしまった。そのことに2人は気づいてしまった。青春が終わってしまったんですね。
お互いに思い合っているのにうまくいかない。頑張るほど遠くなっていく。そんな変化が切なくて切なくて……。2人が結ばれるまでが丁寧に描かれるおかげでどっぷり感情移入できちゃうので、まるで自分が経験したかのように胸が張り裂けそうになります。
夢に恋に友情に全力だったキラキラと眩しい時期は一瞬で過ぎ去ってしまうからこそ青春なのであり、永遠に続かなくてもその一瞬があったことは永遠に変わらない。そして、それは人生の宝物になる。本作は、そんなメッセージを伝えてくれているのだと思います。
青春の終わりを迎えたイジンとヒドがどのような道を選ぶのか。青春真っただ中の人も、青春が過ぎ去った人も、自分の思い出と重ねながら一緒にときめき、苦しみ、共感できる『二十五、二十一』。書いていたらまたペク・イジン앓이を発症しちゃいました。N回目の視聴、いってきます。
配信サイト
『二十五、二十一』
全16話
Netflixシリーズ「二十五、二十一」独占配信中
月曜日から頑張れるパワーをくれる、若き起業家たちの成長物語『スタートアップ: 夢の扉』

『スタートアップ: 夢の扉』
全16話
主演:スジ、ナム・ジュヒョク
Netflixシリーズ「スタートアップ:夢の扉」独占配信中
あらすじ
祖母と二人で暮らしてきたダルミ(スジ)。幼い頃に両親の離婚によって姉と離れ離れになり、ナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)という少年と子供の頃に交わした文通が心の支えになっていた。それから15年後、韓国のシリコンバレーといわれる「サンドボックス」の講演会で財閥令嬢となった姉と再会するダルミ。対抗意識から会ったこともないドサンと起業をすると嘘をついてしまい……。

姉の会社が主催する交流会にドサンと出席すると宣言してしまう。
ここが見どころ!
成功を夢見る若者たちがスタートアップに飛び込んで困難に立ち向かいながら成長していく姿を描く。爽快感のある物語で“明日も頑張ろう”と思わせてくれる青春ドラマ。
“国民の初恋”の異名をとり、最近は『イ・ドゥナ!』で演じたあざとかわいいドゥナ役で再び視聴者をとりこにしたスジと、『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』『二十五、二十一』などに出演し、繊細な演技に定評のあるナム・ジュヒョクがW主演。コロナ禍真っただ中だった2020年に配信され、おうち時間を盛り上げてくれると日本でも注目を集めました。

ダルミと起業を目指すことになるドサン。

負けず嫌いな性格のダルミ。
ダルミにとってドサンとの文通は大切な思い出。会ったことはないけれど、初恋の相手でもありました。しかし、その正体はジピョン(キム・ソンホ)という少年でした。身寄りのないジピョンは、養護施設を出た高校生の頃にダルミの祖母ウォンドクに助けられ、その恩からダルミの文通友達になることに。たまたま新聞に載っていたドサンの名前を借りて手紙を書いていたのでした。
その後、投資家として立派な男性に育ったジピョン。ダルミがドサンを探していると知ったジピョンは本物のドサンを探し出し、文通相手だったフリをしてほしいと頼みます。

ジピョン役を演じたキム・ソンホは本作をきっかけに大ブレイク!
ドサンに憧れを持ち続けているダルミを傷つけないために、ジピョンの全力のサポートによってスタイリッシュな好青年に変身したドサン。交流会でぽつんと佇むダルミの前に現れるシーンは、まさに救世主! 王子様かと思うほどの輝きを放っています。
こうしてダルミはジピョンの存在を知らないまま、ジピョンは自分が文通相手だと言い出せないまま、ダルミと本物のドサンはお互いに好感を持つように。さらに、ダルミとドサンは「サンドボックス」で同じチームとして起業を目指していくのですが、そのメンターをジピョンが担当することになるという。複雑な三角関係から目が離せなくなること間違いなし!!
ちょっと頼りないけれど、一緒の方向を向いて走ってくれて、持ち前の優れたプログラミング能力でピンチを支えてくれるドサン。ビジネスでは時に厳しく時に優しくアドバイスをしながら、プライベートもそっと見守ってくれる大人なジピョン。どちらも素敵すぎて選べない!!! 放送当時もSNS上でドサン派かジピョン派かで議論が起こるほど、大きな反響を呼びました。

クールだけれど、ずっとダルミを気にかけている優しさにキュン!

序盤のナードな雰囲気のドサンと、終盤の大人びたドサンのギャップにも注目を。
お仕事とラブストーリーのバランスが絶妙なところも本作の魅力。「サンドボックス」で信頼できる仲間と出会い、時にすれ違いながらも力を合わせて数々の困難を乗り越えていく様は、熱くて、爽やか。どんなピンチにも果敢に前向きに立ち向かっていくダルミがかっこよく、内気な理系男子から実力・自信ともにめきめきと成長するドサンも頼もしく、ポジティブな気持ちにさせてくれます。
最終話まで主人公たちを応援しながら楽しめる『スタートアップ: 夢の扉』。モチベーションを上げたい時におすすめの作品です。
配信サイト
『スタートアップ: 夢の扉』
全16話
Netflixシリーズ「スタートアップ: 夢の扉」独占配信中
まとめ「ナム・ジュヒョク出演作品」のポイント
今回の記事では、ナム・ジュヒョク出演のおすすめ韓国ドラマを3作品ご紹介しました。手に汗握るアクションから胸キュン必至の青春ロマンスまで、作品ごとに異なる魅力を見せる演技力は必見。気になる作品があれば、ぜひチェックして、ナム・ジュヒョクの魅力に浸ってみてください。















































