アラサー世代ともなれば、“健康”がハッピーな毎日の基本であることに気づいているはず。“睡眠”は健康に直結する大切な要素のひとつです。しかし、ちょっと休日に寝だめしたくらいでは解消できず、睡眠不足が借金の利子のようにたまっていき、やがては脳と体の不調につながる「睡眠負債」の存在をご存知ですか? 大好評発売中のBAILA11月号にてご紹介中の特集「睡眠負債、たまってない?」では、睡眠のプロに「睡眠負債を返済する」方法を直撃!
「眠りのサイクルは60~90分間隔でノンレム睡眠(体も脳も寝ている状態)とレム睡眠(脳は起きていて体は寝ている状態)を繰り返すことは広く知られていますが、長年の研究から、最初の90分に訪れるノンレム睡眠が最も深くなる、ということがわかっています。この90分をしっかり眠れれば、ホルモンや免疫の働きもよくなり、睡眠圧(眠りたい欲求)も解消され、脳も体もしっかり休息することができる。極端なことを言えば、この90分の質さえよければ、いい睡眠がとれたことになるのです」(医学博士・西野精治先生)。そこで「最初の90分」の眠りの質を確保する、黄金の方法とは?
睡眠負債返済のためにすぐにでも修得してほしいのが眠りのための「二つのスイッチ」の切り方。それは「脳と体温」のスイッチ。深部体温(内臓など体の中心部の温度)を下げると眠くなり、これは脳との相互性があるのだそう。「脳が興奮していると体温も下がりにくい。どちらかだけでなく二つのスイッチをしっかり切ることが大事」(西野先生)。
秋はつい夜更かししがちな季節。でも「睡眠負債」をためて体の不調になるのは避けたいですよね。BAILA11月号では、もっと詳しく睡眠負債解消法について解説しています。ぜひチェックしてみて、よい眠りを♡
イラスト/佐藤わかな 原文/遊佐信子