読者の皆さま、明けましておめでとうございます。改めまして@BAILA編集長の高井です。2023年、最初にお届けするエディターズピックのテーマは、1月から3月にかけて発売されるスキンケア&UVベースコスメ。皆さん、新年の美容の目標はたてましたか? 今回はトピックごとに23年市場予測や私見も交えつつ、新製品をご紹介していきたいと思います!
【トピック①】エイジングケアは、ローリスク&ハイリターンのロングセラーブランドの新作が強い!
(左)リッチクリーム N°1 ドゥ シャネル 50g/14850円(2023年1月6日発売)
(右)リンクルショット ジオ セラム プロティアン40g(医薬部外品)/11000円(2023年1月1日発売)
昨年秋、読者の方々とお話していたときに、美容医療の話題になりました。美容医療、私も30代からトライしていて、エイジングケアとしておすすめの施術はたくさんあります。投資したぶんの満足度を得られる施術も多いと思います。
けれども、今年私が目指したいのは、@BAILAの連載「働き方列伝」にご登場いただいてる諸先輩方のような肌。どういう肌かといいますと、「毎日のお手入れ感が印象に残る、ふっくら優しい豊かな肌」です。
長く取材をしていると、年齢を重ねるにしたがって、その場しのぎではない毎日のエイジングケアがその人の肌や心、印象そのものを作るんだな、と感じます。美容医療に投資もいいけれど、スキンケアは毎日が投資。
ということで2023年のエイジングケア、信頼しているブランドやラインの新作は、やはり今年のスタートから期待以上でした!
「ヌメロアン ドゥ シャネル」のリッチクリームは、肌のごわつきを抑えてくれて、乾いた冬の空気から肌を力強く守ってくれます。テクスチャーの心地よさはやっぱり格別。気持ちいいから続けたい、と思うことが習慣を変えます。
「リンクルショット」の新作はプロテイン配合。弾力がなくなった肌がふっくらとしてきて、鏡を見るたびに、ちょっと嬉しくなるこのごろ。
そのほか、今年もローリスク、ハイリターンのロングセラーブランドから投資したい名品が続々と登場しています!
【トピック②】2023年はブライトニングコスメの当たり年。群雄割拠の新時代が到来!
(左)アスタリフト ザ セラム ブライトニング40ml(医薬部外品)/7150円(2023年3月1日発売)
(中左)コスメデコルテ ホワイトロジスト ネオジェネシス ブライトニング コンセントレイト40ml(医薬部外品)/16500円(2023年1月16日発売)
(中右)ファンケル ブライトニング エッセンス18ml(医薬部外品)3300円(2023年2月16日発売)
(右)ポーラ ホワイトショットマスクQXS(18ml1枚×7包)/7480円・同インナーロック リキッド IXS(30ml×10本)/6264円(2023年2月1日発売)
10代からシミ・ソバカス体質で、産後から今に至るまでは肝斑が悩みのタネ。そんな私にとって、ブライトニングケアはシーズン問わず、とにかく新製品が出たら絶対試したい!と思ってしまうジャンルです。
ご存じのかたも多いと思いますが、肝斑には、いわゆるシミと異なるスキンケアコスメが必要です。コロナ禍でマスク生活になったら、その刺激もあってか頬の肝斑が大きな面になってきて、コンシーラーで隠すのに必死だった時期も。
しかし、地道にブライトニングを続けていたら、肝斑がなくなったわけではないのに、鏡を見たときの印象が変わった、と感じました。点や面といった部分ジミばかりに目がいっていましたが、ブライトニングを続けていると顔全体に透明感と輝きが出てきて、第一印象が変わる。
ということで今年のブライトニング目標は、(部分的なシミや肝斑だけにとらわれず)顔全体の透明感を上げて、肌印象そのものを変えること。
「アスタリフト」の新作美容液は、シミを作らせない・増やさない・濃くしないという先手必勝のシミケア製品。シミの真の発生源を防ぐアプローチです。テクスチャーがみずみずしくて、さっぱりしたタイプが好きな方にぴったり。
「ホワイトロジスト」の7代目は、麹菌×バイオテクノロジーの力で「点も、面も、一気に輝く全顔美白」を謳っています。じつは、23年のブライトニング目標のきっかけになったのがこの製品。発表会後に即試しましたが、1週間後には目覚ましい効果を感じました。ブライトニングは効果を感じやすいのもいいところ。
「ファンケル」からはブライトニングと同時に肌荒れもケアしてくれるエッセンスが新発売。春に肌がゆらぎがちなかたも安心!この価格でこのクオリティはさすがです。
そして名品中の名品、「ホワイトショット」のマスク! ブライトニング効果のほかに肌荒れや保湿ケアもできる万能マスクです。インナーロックとあわせて、大人になった自分史上、最高の透明感肌に出会える予感…!年末年始のおこもり期間(ネトフリ三昧な予感)、10日間チャレンジをする予定です。楽しみ!
【トピック③】ほぼファンデ!な下地、コンシーラー、チークが登場。肌のカラーコントロールはミックス時代に突入!
(左)コスメデコルテ サンシェルター マルチ プロテクション トーンアップCC 35g(SPF50+/PA++++)/3300円(2023年2月16日発売)
(中左)カネボウ アリィー クロノビューティ カラーチューニングUV 03 40g(SPF50+/PA++++)/1980円(編集部調べ)
(中右)カネボウ アリィー クロノビューティ カラーオンUV 01 15g(SPF50+/PA++++)/1760円(編集部調べ)(2023年2月11日発売)
(右)ジバンシイ プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター 11ml/4620円(2023年2月3日発売)
UV下地とファンデーション、トーンアップ下地とファンデーション、BBやCC、パウダー、チーク、コンシーラー…。
美容にあまり詳しくないというかたは、まずこのベースメイクのアイテムや、組み合わせの多さに悩みますよね。
私はノーカラーのUV下地+ファンデーションを基本に、ハイライトやシェーディング、コンシーラーをプラスするというオーソドックス派ですが、2023年の目標はカラーコントロール機能のある化粧下地(的なアイテムすべて)をミックスして使いこなすこと。UVカットのスペックは大前提、BBやCCといった概念を超えるクオリティで、全顔だけでなく部分的な肌のカラーコントロールが盛り上がりそうです。
コスデコの「サンシェルター マルチ プロテクション」はこの春パワーアップし、スキンケアの延長のような心地よさです!日焼け止め乳液&化粧下地の役割のトーンアップCCは3色展開。ラベンダーローズ(写真)はより明るく見せたい頬に、ベージュ(写真なし)をそれ以外の肌にと、使い分けてみました。
軽めのリキッドファンデなみの仕上がりで、+パウダーで十分。在宅ワークの日などの軽めナチュラルメイクの完成度がぐっと高まります!(色なしのプロテクションも発売されます。そちらも素晴らしい)
そして「アリィー」からはチークUVが新登場!すでに"ノーファンデUV”として名高いシアーベージュ(こちらは新作ではなく既存品です)ひとつでも満足していたのが、この春チークが登場!そういえば、一番紫外線が当たりやすいのは頬。「アリィー」品質のチーク、ありそうでなかった…。ベースメイクとポイントメイクがシームレスになり、朝時間がないときやレジャーのシーンでも大活躍してくれそうです。
そして「ジバンシイ」の「プリズム リーブル」からは、「スキンケアリング コンシーラー」と「スキンケアリング コレクター」の2種が新発売です。発表会で、コンシーラー(写真なし)とコレクター(写真:ピーチ)を使ってデモンストレーションが行われたのですが、明るいベージュと暗いベージュ、そしてブルー、グリーン、ピーチのコレクターを部分的に使い分けて顔色の補正をするというテクニックに驚きました。
1人の肌の中で、赤みが気になる部分と黄ぐすみが気になる部分って、両方ありますよね。目からウロコだったので、自分に似合う使い方、じっくり研究したいです!
【トピック④】ノーカラーの日焼け止めは「だけじゃない」進化に注目
(左)オルビス リンクルブライトUVプロテクター50g(医薬部外品・SPF50+/PA++++)/3850円(2023年2月20日発売)
(右)スック プロテクティング デイ クリーム30g(医薬部外品・SPF50+/PA++++)/7700円(2023年2月3日発売)
最後はノーカラーの日焼け止め。毎年進化を続けていますが、今年も話題の製品が豊作です。今年のUVは肌は守りながら攻める、のが目標!(仕事の目標にも通じます!)
「オルビス」の「リンクルブライト UVプロテクター」は、シワ改善とブライトニングの効果があるUV。Wナイアシンの配合で攻めのエイジングケアができあす。ちなみに有害物質さえも味方に変える成分「プロテクトエコシステム」を新たに配合し、さらに汗でプロテクト膜が強固になる処方を採用(すご!)。そしてクレンジング不要で洗顔料で落とせるところもうれしいです。
「スック」の「プロテクティング デイ クリーム」は花粉や微粒子汚れを防ぎつつ、鏡のように光を反射する艶ヴェールを形成。日焼け止めという名称以上の美肌効果!。UVカット効果はもちろんのこと、美肌感をプラスできるんですよね。肌印象でぐっと攻められる製品です!
「去年よりもきれいな肌」に絶対なれる!
2022年、個人的には、まだまだ毎日のスキンケア、理想とは程遠い状況でした。それでもコスメの進化に助けられて感謝! 2023年はこれまでの習慣や思い込みにとらわれず、毎日のスキンケアやベースメイクを更新していきたいと思います。年齢は重ねても、コスメは去年より進化している!だから「去年よりもきれいな肌」は実現できる、と確信しています。