バイラでの大人気連載エッセイをまとめた三浦しをんさんの単行本『しんがりで寝ています』が3月5日、発売に！　【エディターズピック】

バイラでのロングラン＆大人気連載エッセイに書き下ろしを加えた単行本、第二弾『しんがりで寝ています』が3月5日に発売になりました。

本誌では『のっけから失礼します』でおなじみの巻頭エッセイ。なんと今年で10年を迎える超ロングラン連載です。私は連載開始からずっと担当しており、毎月三浦さんから原稿をいただくのは私自身の長年のルーティーンであり、楽しみでもあります。いちばん最初に読める幸せ、高揚感は年を経ても変わることはありません。

このエッセイにテーマは特になし。推し活、家族や友人など身近な人たちとの交流、家の植物やぬいぐるみのお世話……。ありふれているようないないような、三浦さんの目を通して見た日常は、いつも爆笑、ときにしんみり。根底には三浦さんのつきない好奇心と他者への敬意が全編に感じられ、読んでいてとても心地よく本を読む楽しさを満喫できる1冊です。連載期間がコロナ禍をまたぐため、あの暗黒の時期を作家・三浦しをんが何を考えどう過ごしてきたかも分かり、そこも興味深いです。

この写真は印刷所から届いた、表紙の最終色校。これが裁断されて表紙となり書店に並びます。ポップデザインはこんな風に連続して１枚になっているのも、なんだか可愛く絵になるので写真に撮ってみました。（これを書いている時点では見本はまだ完成していないのです）。よく見ると、コラージュされた写真はすべて収録されているエッセイにちなんだものなので、ぜひ手に取って答え合わせをしていただけたらうれしいです。

３月24日（日）には三浦しをんさんの刊行記念トークイベントも開催予定ですので、ぜひお越しください。詳しくはハピアカのサイトをご覧ください。