30代、将来を見据えて長く愛せる上質バッグを探すなら、着こなしや気分にフィットしやすい軽快なミニバッグから。シンプル服に確かな品格と自分らしい個性を添えてくれるうえ、頑張る私たちの自信にもつながるはず。

今年でメゾン創業100年を迎え、ファッションを通して多様性をうたい続けた「FENDI（フェンディ）」。凛とした品格の中にフェミニンな空気が漂うポジティブカラーの名品バッグや、「FF」ロゴをユニークにあしらった小物にフォーカス。

相手を威圧せず、軽やかに話題を変えるシーンで使う「By The Way」の言葉を備えたバッグ。しなやかなグレインレザーを贅沢に使用し、より柔軟に進化したバッグにファーチャームで可愛いギャップを添えて。コーディネートに合わせたバッグの色選びも、大人だからこそできるワザ。

パウダーピンクの名作がリラックス感を増して

上品なのに気楽に使える「バイ ザ ウェイ」が誕生10周年の昨年、その本質を継承しながらアップデート。より軽量感が増し、くたっとリラクシーな表情に変化しつつも、ハンドメイドによる同色のマクロステッチやアクセントとなるスタッツデザインでグッとモダンに。調節・取り外し可能なショルダーストラップで持ち方を自在に操ることも。「バイ ザ ウェイ」(17×29×13)￥404800／フェンディ ジャパン(フェンディ)

端正な台形フォルムをイエローで陽気に

2025年に誕生100周年を迎えた「ピーカブー」。「いないいないばぁ」を意味する愉快なネーミングからも、ファッションによって人々を楽しませたいというマインドが覗く。シボ感のある上品レザーにあしらわれた同色ステッチ、アイコニックなツイストロックはきれいめ服にも個性を。「ピーカブー ISeeU プチ」（15.5×20×11)￥632500／フェンディ ジャパン(フェンディ)

隠しポケットを備えた秀逸バッグで変幻自在な着こなしを　

2005年に発売され人気を博した「スパイ バッグ」を現代的に再解釈。カーフレザーを使用したソフトなフェイスと、フラップ裏に潜む隠しポケットこそ、その名前の由来。ツイスト ハンドルにバージョンアップした新作は、幅広いTPOで使えるベージュカラーがおすすめ。「ミニ フェンディ スパイ」（12.5×15×11)￥368500／フェンディ ジャパン(フェンディ)

凛とした佇まいに似合うホワイトカメリアの名品巾着　

使うほどに味わいを増す、しなやかなレザーを使った巾着型シリーズ「モン トレゾール」。先端にメタルエンドパーツをつけたノット付きのドローストリングスがカジュアルさとエレガンスさを両立。フラットレザーのおかげでどんな装いやシーンにも合わせやすく、デイリーに使いやすいのが嬉しい。「モン トレゾール」（19×13.5×11)￥300300／フェンディ ジャパン(フェンディ)

モダンに輝く「FF」ロゴがセンスの高さに直結

エンベロープ風デザインの上部フラップはベージュ、下部はリッチなブラウンに。幾何学的なフラップに斜めに配された「FF」ロゴが小粋な遊び心を演出。ロゴ付きのスナップボタンを開くとコインコンパートメントに。カードスロットは6つも。「FFダイヤモンド財布」（8×10×4)￥85800／フェンディ ジャパン(フェンディ)

ぷっくりなめらかなエンボスに癒される

立体感のあるエンボス加工の「FF」ロゴをあしらった財布。控えめに洗練度を上げるグレーはお仕事シーンにも使いやすい。さらにカードスロットは6つ、紙幣用コンパートメント、外側にジップ付きのコインケースつきと機能性抜群でどんなライフスタイルにも鮮やかに対応可能。「スリムバゲット 財布」（9×11.5×1.5)￥107800／フェンディ ジャパン(フェンディ)

ファニーなビジュアルと気が利く収納性を両立

「FF」ロゴの入ったベージュのカーフレザーの上から、ふわふわのシープファー帽子を被ったどんぐりモチーフ。実は上部がパカっと開き、リングやピアスなどが入る小スペースが！ ポップな見た目はカンバセーションピースとしても一役。「どんぐり チャーム」￥82500／フェンディ ジャパン(フェンディ)

撮影／Junghyun Kim〈TRON〉（人）　ヘア&メイク／イワタユイナ　スタイリスト／川瀬英里奈　モデル／貴島明日香　取材・文／宮田彩加
※（　）内の数字は（高さ×幅×マチ）で単位は㎝です