仕事、家族、恋愛……、日々のあれこれに少し疲れてしまった時は、韓国ドラマの優しさや明るさに触れてみませんか? 疲れた心にそっと寄り添ってくれたり、もう少しだけ頑張ってみようと元気づけてくれる、そんな韓国ドラマを厳選してご紹介!
※記事発信時点での情報のため、最新情報は公式サイト等でご確認ください
韓ドラマニアのライターがおすすめ!

ライター
KAORU
Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年数回は海外へ。2025年はソウル、シアトル、ソウルへ。10月25日の台湾LGBTプライドパレード「臺灣同志遊行」にも参加予定。

ライター
YUKI
K-POPアイドル、俳優にインタビューを行うフリーランスライター。TOPIK6級取得。
CONTENTS
- 済州島の鮮やかな四季を通して描く人生ドラマ『おつかれさま』
- “韓ドラあるある”ゼロ!だからこそ面白い、ヒーリングドラマ『賢い医師生活』
- 過酷な境遇も、一途な愛も、全部吸い込んで前に進むヒロインがクール『サムダルリへようこそ』
- ソン・ガンがバレエに挑戦! 『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』
- ムン・サンミンが演じる年下男子が可愛すぎる♡『ウエディング・インポッシブル』
- 懸命に生きる私たちの心にじんわりと響く、ヒーリングロマンス・ドラマ『ドクタースランプ』
- 青春は永遠? 夢を奪われた若者たちの成長と初恋を描く『二十五、二十一』
- 高校時代の元カップルが大人になって再会する、繊細なラブロマンス『その年、私たちは』
- 彼史上最もイケてない警官役だけど、回を追うごとにその“姿”にハマっていく『椿の花咲く頃』
- 唐揚げになった娘を救え!ぶっとんだ設定&名優たちの演技力に魅せられる『タッカンジョン』
- 若き起業家たちの成長物語『スタートアップ: 夢の扉』
- “憑依され系弁護士”の“笑えて泣ける”奮闘で心の浄化を 『シン・イラン法律事務所』
- 大切なものに気づく青春ファンタジー『輝くウォーターメロン ~僕らをつなぐ恋うた~』
- 主人公の成長に心打たれる! 『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
- 敏腕CEO×イケメン秘書のオフィスラブコメ『わたしの完璧な秘書』
- 切なくもまばゆい光を放つ感性ロマンス『愛の光』
- ヒョプ様の“댕댕미(ワンコぶり)”に癒される!『君がきらめく季節に』
- 青春の内側にある痛みや葛藤を描く成長ストーリー『遠見には緑の春』
- 耕運機に乗った“ロマンス職人”降臨『本日も完売しました』
- 弱さや矛盾を抱えた不完全なヒーローたちが愛おしい!『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』
- 人生や人間関係に疲れた時におすすめ!癒し系韓国ドラマのポイント
済州島の鮮やかな四季を通して描く人生ドラマ『おつかれさま』

済州島を脱出中のグァンシク(パク・ボゴム)とエスン(IU)。
『おつかれさま』
全16話
出演:IU、パク・ボゴム、ムン・ソリ、パク・ヘジュン、キム・ヨンリム、ナ・ムニほか
Netflixシリーズ『おつかれさま』独占配信中!
あらすじ
1960年代の済州島、賢くしっかり者のオ・エスン(IU)は輝く未来を夢見ていた。しかし、貧しい海女の娘は非力で、野望はただの夢に。幼なじみのヤン・グァンシク(パク・ボゴム)は、そんなエスンを献身的に支え、愛し続ける。貧しいエスンをよく思わない彼の家族に2人は引き離されるのだが……。
ここが見どころ
本作は、1960年代の済州島(チェジュ)島で生まれた聡明なエスンと、鉄のように意志の固いグァンシクによる山あり谷ありの一代記を四季で表現したヒューマンドラマ。製作費は600億ウォン(!)、主演はIUとパク・ボゴムということで前評判が高かった本作。配信されるやいなや“愛”と“情”という普遍的なテーマとあたたかな物語を通じて、共感と感動を呼び起こし、世界各国で大ヒット。5/5に行われた『第61回百想芸術大賞 with GUCCI』でも作品賞や脚本賞など四冠を達成! まだ5月ですが、早くも“2025年を代表する最高の人生ドラマ”になるであろう本作のみどころをお伝えします。

エスン(IU)とグァンシク(パク・ボゴム)は、小さなときからの幼なじみ。
1960年代の済州(チェジュ)島に生まれたエスン。幼い頃に父を亡くしたエスンは父の生家で暮らしているのですが、ヒモ夫(オ・ジョンセ)と再婚して海女となり、ヒモ夫との2人の子と暮らす母グァンネ(ヨム・ヘラン)の家をたびたび訪れます。というのも、家では叔父にいじめられており(エスンだけイシモチを食べさせてもらえないとか、雑用させられるとか、完全に使用人扱い)、大好きな母と暮らしたいというのが願いなわけで。しかし、エスン母は心を鬼にしてエスンを家に帰らせます。そう、自分の家よりも裕福な家の方がエスンにとっては幸せだと思って……。
1960~70年代、エスンが生きる小さな集落では、「女は家族の食事を作り、海女になって家計を助けるのがあたりまえ」「女が公務員になったってどうしようもない」という価値観しかありませんでした。そんな理不尽な社会で搾取され続けてきた母グァンネは、娘の未来を案じ「海女にはなるな」「おまえは自由に生きろ」といい続け、エスン10歳の時、肺を患って急死してしまうのでした。

エスン母役のヨム・ヘラン。娘のために学校へ乗り込む
そして物語は、エスンとグァンシクの高校時代の逃避行から結婚、出産、そして子どもたちを交えながら、挫折と再起を行き来し、2人は愛の旋律を奏でていきます。その旋律は、オーケストラのように壮大でも、優美などでもなく。想像もつかないような貧しさの中で少しずつ前に進む日々。だからこそ、大切な者同士の慈しみ合いが描き出す人生の旋律は、どんなドラマチックな映画の主題歌よりも切実に胸に響くのです。
また、本作の重要なポイントのひとつに、母性とはまた別の“母親”の描き方があります。私たちの世代が今の“自由”を得るまでに、母親たちが何を奪われ、どんな人生を強いられてきたのか。そして、“与えられた人生”の中で、何をよりどころにして生きてきたのか。母親たちによる魂のブルース、しっかりとかみ締めてみてください。

満開の菜の花畑でキスするグァンシクとエスン。初ポッポは「鼻の下キス」というおぼこさがよき!
「一途な愛」「夫婦の愛」「子を想う親の愛」「隣人愛」など、愛の形は様々ですが、特に印象的だったのがグァンシク(パク・ボゴム/中年以降はパク・ヘジュン)の愛し方です。このグァンシク、10歳で出会って以来、死ぬその瞬間までエスン(IU/中年以降はムン・ソリ)を思い続ける一途な男なんです……!
無口で不器用だけど、とことん優しくて素朴。エスンの小言の嵐を受け止める鉄の精神力を持っているグァンシクに既視感があるなぁと思ったら、パク・ボゴムの出世作『恋のスケッチ 応答せよ1988』で演じたチェ・テクにそっくり! “素朴で純粋無垢。一途にひとりの女性を思い続けながら、ふと瞬間にドキッとさせる男”を演じさせたらパク・ボゴムの右に出るものはいません。ワンコのようなキラキラした瞳と、ワイルドな狼の一面を併せ持ち、一度決めたら迷いなくやり切る行動力のカッコよさは反則。彼を目にした人は皆恋に落ちてしまいますから。
10年間、エスンの代わりにキャベツを売り、魚を贈り届けたグァンシクのエスンへの思いは熱くて硬い鉄のごとし! エスンが「大統領になる」と言えば「じゃあ僕は大統領夫人になる」と答え、陸上部のコーチに「お前の人生の8割はエスンなのか?」と聞かれ、「10割」と即答♡ そして、すったもんだがありながらも初恋を実らせて夫婦となり、人生が終わるその瞬間まで彼女を愛し続ける姿に「こんな人間がいるの!?」と魂が震えました……。

左からエスン、長女クムミョン、グァンシク、長男ウンミョン。そしてエスンのおなかの中には“ドンミョン”が。
そして、各話のエンドロールにも愛に満ちた一文が。
「PRODUCTION BABIES」という文字の次に、ドラマの撮影期間中に妊娠していたスタッフのおなかの中にいる子供の胎児ネームが記され、そこにはこんな言葉が添えられているんです。
「同じ空 同じ星 同じ心に刻まれている」(1~4話)
「私たちの思いが こだまして いつか届きますように」(5~8話)
「お前たちは ただ走ればいい 元気よく」(9〜12話)
「無理ならバックしてこい いつでも待っているから」(13〜16話)
誰かが誰かを大切に思い、助け、生きる世界の優しさに涙が……。
“良い人たち”は思うより多く、案外身近にいるのかもしれません。その存在になかなか気づけないでいるのは、人生には困難と後悔が多く、生きることに精一杯だから。「それでも生きるしかない」と腹をくくってまわりを見渡せば、さり気なく自分を支えてくれる人っているんですよね。今いる場所で助けられて、感謝して。そして、いつの日にか誰かの助けになれば、人生はそれでいいんじゃないかと。
本作の韓国語タイトルは「폭싹 속았수다(読み:ポクサッ ソガッスダ)」。これは、済州島の方言では「本当におつかれさまでした」ですが、標準語では「すっかりだまされた」、という意味なんだそう(笑)。
皆様、『おつかれさま』が描く人生賛歌に、すっかりだまされてください!
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『おつかれさま』
全16話
出演:IU、パク・ボゴム、ムン・ソリ、パク・ヘジュン、キム・ヨンリム、ナ・ムニほか
Netflixシリーズ『おつかれさま』独占配信中!
“韓ドラあるある”ゼロ!だからこそ面白い、ヒーリングドラマ『賢い医師生活』

『賢い医師生活』
各12話
主演:チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、キム・デミョン、チョン・ミド
Netflixシリーズ「賢い医師生活」シーズン1~2独占配信中
あらすじ
ソウルの総合病院「ユルジェ病院」で働く医師のイ・イクジュン(チョ・ジョンソク)、アン・ジョンウォン(ユ・ヨンソク)、キム・ジュンワン(チョン・ギョンホ)、ヤン・ソッキョン(キム・デミョン)、チェ・ソンファ(チョン・ミド)は、ソウル大学医学部の同期。新たな命が生まれ、今ある命が終わりを迎える病院という場所で、患者たちとともに生きる彼らの日常を描く。
ここが見どころ!
病院を舞台にした医療ドラマと言うと、欲望にまみれた組織内の権力争いや、神の手を持つドクターが活躍するなどドラマチックなストーリーが多いですが、『賢い医師生活』にはそういった“あるある”は登場しません。ツンデレなイケメン御曹司と最悪の出会いとか、ドキドキの三角関係とか、はたまた誰かへの復讐とか、そういうのもありません。描かれるのは、主人公5人の平凡な日常のみ。だけど、これがとっても温かくて味わい深いんです。
パク・ボゴム、ヘリ(Girl’s Day)らスターを生み出した大ヒットドラマ『応答せよ』シリーズのシン・ウォンホ監督&脚本家のイ・ウジョンがタッグを組んだという点でも、韓ドラ好きにとってはたまらない作品です。

肝胆膵外科医のイクジュン。バンドではギター兼ボーカル担当。
主人公の5人は、1999年にソウル大学医学部に入学。それぞれ一人前の医師としてキャリアを積み、40歳になって初めて同じ病院で働き始めることから物語はスタートします。そして、ユルジェ病院に入る条件としてソッキョンが「昔みたいにまたバンドをやりたい」と提案し、彼らは趣味でバンド活動を始めます。

視聴者からは入学年度に由来して「99ズ」の愛称で親しまれている。
明るい性格で誰からも愛されるイクジュン、仏のような性格だけどめちゃめちゃケチな一面を持つジョンウォン、厳しいこともズバズバ言うクールなジュンワン、ちょっと(いや、かなり?)マザコンでマイペースな性格のソッキョン、自分の仕事も後輩への指導もバリバリこなすカリスマたっぷりなソンファ。
医師として一流の腕前を持つ個性豊かな5人がさまざまな患者と向き合い、後輩を育てながら仕事終わりに集まってバンド活動をする。そんな彼らにとって当たり前の日常を淡々と描いています。素朴だからこそ心にじんわりと染み入って、気づいたら5人のことが大好きになっていました(笑)。
そしてもう一つ、このドラマには悪役がいません。主人公たちを中心に研修医からナースまでみんなが患者と真摯に向き合っています。その中でさまざまな命の物語も描かれ、毎話じーんと感動して思わず泣いてしまうドラマです。
癒されるドラマとして大反響を呼び、シーズン2まで放送された本作。今年は研修医を主人公にしたスピンオフ作品『いつかは賢くなる専攻医生活』(tvN)が放送予定ということで、ぜひ今のうちにシーズン2まで完走してください!
配信サイト
『賢い医師生活』
各12話
Netflixシリーズ「賢い医師生活」シーズン1~2独占配信中
過酷な境遇も、一途な愛も、全部吸い込んで前に進むヒロインがクール『サムダルリへようこそ』

ソウルへと向かう若かり日のチョ・サムダル(シン・へソン、写真左から2番目)とチョ・ヨンピル(チ・チャンウク、写真右)
『サムダルリへようこそ』
全16話
出演:チ・チャンウク、シン・ヘソン、キム・ミギョンほか
Netflixシリーズ「サムダルリへようこそ」独占配信中
あらすじ
フォトグラファーになる夢を叶えるため、大都会ソウルで過酷な生活を送ってきたチョ・サムダル(シン・へソン)。実力と根性でトップの座に上り詰めたものの、思わぬスキャンダルで名声を失い、逃げるように故郷の済州島へと戻る。一方、サムダルの幼なじみで気象予報士のチョ・ヨンピル(チ・チャンウク)は、済州の気象庁で働いていた。都会での生活に身も心も傷だらけになったサムダルは、ヨンピルと気まずい再会を果たすが……。
ここが見どころ!
都会で成功した主人公サムダルが、ある日突然ドン底につき落とされ、逃げるように戻ってきた故郷の海辺の田舎町で、大好きだった幼なじみや家族に支えられて、本来の自分を見つけていくという物語。主人公のラブストーリーだけではなく、夢と挫折、家族や仲間の絆といった、登場人物たちの人生が丁寧に描かれているロマンチックコメディでした!

あれから時が流れて……ヨンピル(チ・チャンウク)とサムダル(シン・へソン)の重苦しい再会。

夢を叶えるため、サムダルリからソウルへと向かう幼なじみ4人。(写真左から)チャ・ウヌ(ぺ・ミョンジン)、ワン・ギョンテ(イ・ジェウォン)、サムダル、ヨンピル。
“ロマンス職人”チ・チャンウクと “最強コメディエンヌ”シン・ヘソンによる“ケミ”も見逃せません!
年齢=幼なじみ歴のサムダルとヨンピルは、もはや切っても切れない深い関係ですが、序盤は、破局済みの元カレカノらしい、近すぎて逆に遠い距離感でした。
思わぬ再会に、最初はよそよそしい雰囲気。一緒に過ごす時間が増えると口数は増え、次第に遠慮がなくなって(笑)、過去の別れについて、互いに「そっちがフッた!」と主張をぶつけ合う2人。そうかと思えば、小学生たちがじゃれ合うような無邪気な素顔を見せあったり、38年(!)も寄りそってくれているヨンピルの優しさに、サムダルがほだされたり……。「あんた以上のいい男を見つけようと思ったのに、あんなクズ男と付き合ってしまった」というサムダルのボヤキには共感しかありません(笑)。
なんてことのない場面に“2人が紡いできた特別な糸”が浮かび上がっては涙腺や笑いのツボを刺激するので、ハンカチ必携でご視聴ください。

実の息子のようにサムダル母ミジャ(キム・ミギョン)に世話を焼くヨンピル。劇中、ここの海女軍団がバギーを操ってカチコミに行くシーン、超カッコいいです!
サムダルとヨンピルだけでなく、故郷の仲間たちや親きょうだいといった脇役たちの物語も、しっかりと描かれている本作。
星になった最愛の妻を思い続けるヨンピル父(ソ・ヒョンチョル)や、周囲には気丈にふるまいつつも親友の死の責任は自分にあると自らを責め続けているサムダル母(キム・ミギョン)、財閥2世の元夫との関係に悩むサムダル姉(シン・ドンミ)や、サムダル妹でシングルマザーのへダル(カン・ミナ)とその娘ハユル(キム・ドウン)の切ない気遣い、一瞬であの頃に戻れる地元の同期のありがたさなどなど。
どのストーリーも、切なさや悲しみが温かな絆となって心に染みていきます……。
サムダルリの人々って、物事を放置しないんですよね。意見が衝突した時、拒絶するのではなく、相手の意見を受け入れたうえで説得を試みるか、お互いの着地点を見つけようと努力します(約1名例外もいますが)。
ただ、努力への打ち込み方が尋常じゃない。誘致を巡り対立する2グループ、数十人の海女たちが町民を巻き込んで、取っ組み合いの大ゲンカに発展したり、20年かけてわだかまりを解決した親子がいたりと様々ですが、皆さん、コトが終われば何もなかったかのようにテーブルを囲んで、酒を酌み交わしています。その姿の陽気なこと!
舞台となった済州島の青い空、青い海に囲まれてると、気持ちまでカラッとするんでしょうか。
済州島の美しい海や山の絶景、島の人々の情深いやり取りなど、心癒されるポイントがいっぱいの本作。手作りキムチやチゲ、獲れたての貝の和え物といった食事風景や、サンドの家が営む食堂、住民御用達のシュポ(小さな個人商店)の角打ちなど、旅への要素も盛りだくさん! 済州の旅に出かけるような気持ちで、気軽にご視聴くださいね。
配信サイト
『サムダルリへようこそ』
全16話
Netflixシリーズ『サムダルリへようこそ』独占配信中
ソン・ガンがバレエに挑戦! 『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』

写真左からチョロク(ソン・ガン)、ドクチュル(パク・イナン)。
『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』
全12話
出演:パク・イナン、ソン・ガンほか
Netflixシリーズ「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」独占配信中
あらすじ
一流のバレエダンサーを目指すイ・チェロク(ソン・ガン)は、自分を取り巻く厳しい現実のせいでスランプに陥っていた。一方、郵便配達員として家族のために働き続けたシム・ドクチュル(パク・イナン)は定年を迎え、残りの人生を考え始めていた。ある日、友人の葬式の帰りにダンススタジオを通りかかったドクチュルは、チェロクが踊る姿に心を奪われる。
ドクチュルは子どもの頃バレエダンサーに憧れていたが、貧しい家庭環境がそれを許さなかった。かつてあきらめた夢に挑戦するため、ドクチュルはダンススタジオに再訪し、バレエのレッスンを受講したいと伝えるが、チェロクは相手にしない。それでも熱心に通い続けるドクチュルを見たバレエスタジオの団長から、チェロクはドクチュルのバレエの指導者に、ドクチュルはチェロクのマネージャーになるよう言い渡される。
かくて23歳と70歳の奇妙なバレエレッスンが始まり……。
ここが見どころ
今回紹介するのは、“47歳”もの年の差を超えて、バレエでつながった老人と若者の物語、『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』。嬉しくも悲しく、熱くて切なく。観る者すべてに勇気と感動を与える極上の夢追い物語でした……。
高みを目指す若きバレリーノ、チェロク役には人気俳優ソン・ガン。70歳でバレエに挑戦するのドクチュルを、大御所俳優パク・イナンが熱演しています。
原作は韓国ウェブトゥーン(縦読み漫画)で、漫画界のアカデミー賞と呼ばれる“アイズナー賞”のベストウェブコミック(2022年)にもノミネートされた人気作。ドラマ化のみならず、2023年には全本語版コミックも発売。今年春には、三浦宏規さん・川平慈英さん・狩野英光さんほか出演で、日本でミュージカル化も! 世界的にも大注目の作品になっています。

自主レッスン中のチョロク。
一方、パク・イナンが演じているドクチュルは、バレエスタジオの門を叩いたものの、当然、最初は全然踊れなくて、基礎動作とストレッチばかりなのですが、どうみても素人のそれなんですね。しかしドクチュルは、47コも年下のチェロクを“師”として敬い、厳しい練習にも必死に食らいつき、自主練習も欠かさず、真剣にバレエと向き合います。
その一方で、チェロクのマネージャーとしてのドクチュルは、持ち前の勤勉さで、毎朝のコールはもちろん、コンディションや練習量、食事などを事細かに記録。さらに風邪をひけば、家を訪ねておかゆを作り、薬やおかず、梅エキスといった体にいいものもしっかりと差し入れるなど、渾身のサポート。
スランプでやさぐれモードになっているチェロクから見れば、ただのお節介にしか思えないのですが、次第にお節介は真心となって、孤独と不安で隙間だらけだったチェロクの心を埋めていくのです。また、ドクチュルがバレエに挑む真摯な姿が、チェロクの心に情熱の火を灯していき、二人の間に特別な絆を結んでいくのです。

人のよさが滲み出ているドクチュルの笑顔。
何歳になっても夢を追いかける姿、周りに反対されても諦めないドクチュルの姿は、ともすれば「70も過ぎて妙なことを始めたお節介じいさん」になりかねません。
そこは半世紀以上も最前線で活躍する大俳優パク・イナン。大らかで人情深く、お節介だけど憎めないかわいらしさで、まわりに愛情を与えるドクチュルを、魅力たっぷりに演じています。
ドクチュルな真剣な思いと優しい言葉、そして思いやりの数々は、慈愛に満ちた海のように周囲の人を包み込み、チェロクだけでなく、明るい未来を描けなかった若い世代の背中も押していくのです。

バーでレッスン中のドクチュル。毎瞬間、全力投球!
「今こそ新しいことを始めよう」。そんな希望を胸に抱きつつも、なかなか踏み出せずにいることってありませんか?
ドクチュルがバレエに挑むキッカケは、旧知の友が最期に言い残した後悔でした。友の慟哭を聞いて、「バレエをやらないまま、人生を終えることはできない」と決心したドクチュル。世間体や、家族の反対や、体力的限界にも負けず、必死にバレエに食らいつきます。そこまで努力しても、妻や息子、孫は「いい歳をして何を言っているのか」と冷ややか。
一方、若いチェロクが順調満帆かと言われたら、そうではありません。親元を離れて生きているチェロクは、経済的にも精神的にも不安だらけ。若いが故の迷いもあります。
つまり、夢を追うことへの苦悩や葛藤は、年齢に関係なく付きまとうってこと。だからこそ、本作で描かれる夢を追うことの苦悩、乗り越えた先にある奇跡が、心を揺さぶるのだと思います。

「準備が整うまで待つな。まずはスタートを切れ」
「さあ次はお前の番だ」
そう若者たちに声をかけるドクチュルの言葉は、画面の向こう側にいる我々にもエールを贈ってくれているようで、胸に沁みます。
年齢も、生きてきた環境も違う2人をつないでいるのは、バレエへの情熱。自分の夢を他人に踏みつけられたり、容赦のない“老い”という時の流れに、怒り、苦しみ、絶望しながらも前へと進み続ける2人。彼らを見ていると、「したいことをする」その先には「幸せ」というまばゆい光景が広がっているのだなと思いました。
タイトルの“ナビレラ(나빌레라)”は、韓国語で「蝶のように美しく羽ばたく」という意味。ソン・ガンの蝶のような舞いに見惚れ、パク・イナンの演技やセリフに胸打たれ。2人の追いかける夢の結末に涙するはずです。
配信サイト
『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』
全12話
Netflixシリーズ「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」独占配信中
ムン・サンミンが演じる年下男子が可愛すぎる♡『ウエディング・インポッシブル』

© STUDIO DRAGON CORPORATION
『ウエディング・インポッシブル』
全12話
出演:チョン・ジョンソ、ムン・サンミン、キム・ドワンほか
U-NEXT独占配信中
あらすじ
ナ・アジョン(チョン・ジョンソ)は、演技力はあるが売れない無名俳優。5年ぶりに帰国した親友のイ・ドハン(キム・ドワン)から財閥御曹司であることを明かされ、偽装結婚の契約を持ちかけられる。悩んだ末に、人生初の主人公を演じるべく結婚を決意するアジョン。しかし、それに猛反対するドハンの弟のイ・ジハン(ムン・サンミン)は、アジョンを自分に惚れさせて、兄との結婚を破談させようと目論む。
ここが見どころ!
財閥御曹司との偽装結婚という王道ロマンスと思うなかれ。本作は、本来なら2番手ポジションになりそうな義理の弟となる予定の年下男子と惹かれあっていく設定が新鮮なラブコメディです。
アジョンを演じるのは『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』(2022)、映画『バレリーナ』(2023)などに出演し、2023年に映画『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』でハリウッド進出も果たしたチョン・ジョンソ。今年3月に韓国で行われた、大谷翔平選手が所属するドジャース対韓国キウム・ヒーローズの試合で始球式を務め、抜群のスタイルが映えるユニフォーム姿が話題となりました。

財閥家の孫の嫁となる偽装結婚を俳優として引き受けるアジョン(チョン・ジョンソ)。© STUDIO DRAGON CORPORATION
ドハンの帰国日に偶然出会っていたアジョンとジハン。ぶつかってお互いの書類を落とし、ジハンは「値の張る物なんだ」と不動産契約書を見せつけてアジョンに謝罪を求めますが、アジョンはその紙にキスをして「謝るわ。お互い様でしょ」と自分の台本を踏んづけたジハンにお返し! 「何だ あの女」(byジハン)と、2人の関係は出会いから完全にアジョンのペースで展開していきます。
いわゆる、“おもしれー女”なアジョンですが、親友ドハンの大事な秘密を守るために偽装結婚に協力するといった義理人情に厚いところが魅力的。学生時代にクラスメートからドハンを守ってあげた時も「将来、私が俳優になったら美談として広めてね」とドハンの負担を軽くしてあげるんです。かっこいい~。
個人的には、チョン・ジョンソはノワール、アクションといったイメージがあったので、本作への出演はかなり意外でしたが、サバサバした姉御肌系のアジョンの魅力とよくマッチしています。ラブコメとの相性もいいんだなと新発見!

偽装結婚の契約書にサインするドハンとアジョン。© STUDIO DRAGON CORPORATION
そして、お待ちかね。本作の大きな見どころはムン・サンミンの演技!
俳優デビュー前にモデルとして活動していた経歴を持ち、190cmの長身、人懐っこい印象を与える甘いマスク、低音ボイスを兼ね備えている彼。時代劇『シュルプ』(2022)のソンナム大君役で覚えている方もいらっしゃるはず。今回がラブコメ初挑戦だそうで、コミカルな演技からロマンス演技まで、新しい魅力を開花させています。

ジハン役のムン・サンミン。2019年に俳優デビュー。© STUDIO DRAGON CORPORATION
異父兄姉との確執など、いろいろな事情を抱える財閥家の末孫であるジハンは、ドハンを後継者にすることに人生をかけてきた“お兄ちゃん大好きっ子”。一族の中でドハンの立場を優位にするには、財閥令嬢との結婚が望ましい。無名俳優のアジョンが恋人だなんて、ましてや結婚なんてありえない! と妨害するうちに、アジョンに惹かれていき……と物語は展開していきます。
ドハンに恋人がいると知って「俺とあの人(アジョン)どっちとるの?」と拗ねてみせたり、「今度は俺がときめかせる」と宣戦布告するも、「“今度は”ってことは私にときめいたことがあったんだ」と一枚も二枚も上手なアジョンにツッコまれてしまったりと、年下感たっぷりなジハンがかわいすぎる! 特に酔っ払った演技はかわいさMAXなのでぜひ注目を(笑)。
また、ムン・サンミンの目の演技も見どころ。恋愛ドラマに欠かせない甘い眼差しもお見事ですし、それ以上に切ない目の演技がとっても魅力的でした。アジョンに惹かれてることに気づき、自分の気持ちを抑えようとするジハンのうるうるした瞳が健気で美しいこと。パク・ボゴムやキム・ソンホといった“泣き顔が胸キュンな俳優たち”を、韓国では≪泣かせたい俳優≫と表現するのですが、そこに新しくムン・サンミンが加わりそうな予感がします!
配信サイト
『ウエディング・インポッシブル』
全12話
U-NEXT独占配信中
懸命に生きる私たちの心にじんわりと響く、ヒーリングロマンス・ドラマ『ドクタースランプ』

人生最大のスランプ期に突入したハヌルとジョンウ。思わぬ再会に、うろたえるが……
『ドクタースランプ』
全16話
出演:パク・ヒョンシク、パク・シネほか
Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中
あらすじ
高校時代、学年1位を争うライバル同士だった、人気美容外科医のヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)と麻酔科医のナム・ハヌル(パク・シネ)。ふたりは、同じタイミングで人生最悪のスランプに陥り、14年ぶりに再会する。最も輝かしい時にそれぞれ別の道を歩み、そしてどん底の時に鉢合わせた彼らは、互いに寄り添いながら、スランプという山を乗り越えていく。
ここが見どころ!
高校時代のライバル同士が14年ぶりに再会、とあらすじで紹介しましたが、実は本作の主人公を演じるパク・シネとパク・ヒョンシクも、2013年に放送された人気ドラマ『相続者たち』以来、約10年ぶりの再共演ということで話題となっていた本作。思った以上に癒されるドラマでした。
以下、見どころポイントをお伝えします!

まずは、作品のストーリーから。
天才高校生ヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)の高校に、全国模試で同点1位だったガリ勉の美少女ナム・ハヌル(パク・シネ)が転校してくる。以来、成績1位をめぐり、ふたりは何かと競い合うように。
その後、ジョンウは国内のトップ医大を経て、実力と人柄を備えたスター美容外科医として順風満帆な日々を歩んでいたある日、不可解な医療事故によって人生が一変する。汚名を着せられ、周囲にいた人々も離れてしまう。さらに莫大な借金を抱えて、車も家も売るハメに。
一方、学生時代から勉強漬けだったハヌルは、大学病院で麻酔医師として働いていた。しかし、度を増していく上司のモラハラやパワハラ、病院内での孤立によって心身に不調をきたし、バーンアウト(燃え尽き)症候群の “うつ病”と診断されてしまう。
それぞれが人生のスランプ期に落ち込む中、ハヌルの実家の屋根部屋にジョンウが引っ越してくる。突然の再会に戸惑うふたりだったが……。

どんな不幸が訪れても耐えられる、と信じる力を得たハヌルとジョンウ。
この作品、シリアスとサスペンスだけでなく、ラブコメ要素もかなり高い!
パク・シネとパク・ヒョンシクの掛け合いが、とにもかくにもキュート。特に制服姿でじゃれあうふたりの温度差のあるコメディ演技にニヤニヤが止まりません♡
同じ優等生でも、闘争心をむき出しにするのはジョンウ。ハヌルに対抗して、ある時は大量の粉末コーヒーを口にかっこみ、またある時はクールを決め込みつつ、足もとでは貧乏ゆすり。また、消しゴムを忘れた彼女に「消しゴムをあげる」と言いつつ、ひと文字も消せないほど小さな欠片だけ渡すなど、まるで小学生のような意地悪も(笑)。試験でハヌルに負けたとわかるや否や気絶するシーンは、もはやコントです。
そんな、天才なのにどこか子供じみているジョンウを、パク・ヒョンシクが生き生きと演じています。
滑稽に見えるくらい、真摯に努力し続けてきたジョンウとハヌル。それぞれの痛みを共有しながら、人生の“スランプ”を、どう乗り越え、どのような感情を抱き、最終的にどんな決断をするのか、本編を観てぜひ確かめてみてください!
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『ドクタースランプ』
全16話
Netflixシリーズ『ドクタースランプ』独占配信中
青春は永遠? 夢を奪われた若者たちの成長と初恋を描く『二十五、二十一』

『二十五、二十一』
全16話
出演:キム・テリ、ナム・ジュヒョクほか
Netflixシリーズ「二十五、二十一」独占配信中
あらすじ
アジア通貨危機で韓国が深刻な経済不況に陥っていた1998年。予算を減らされたことでフェンシング部が廃部になってしまったナ・ヒド(キム・テリ)は、フェンシングを続けるために憧れの選手コ・ユリムが通う高校に転校する。同じ頃、ペク・イジン(ナム・ジュヒョク)は、裕福な家庭に育つも不況の影響で父の会社が倒産し、大学を中退してアルバイトを掛け持ちしながら生計を立てていた。時代に夢を奪われた2人は、18歳と22歳で初めて名前を呼び合い、お互いを励ましながら支え合う関係になっていく。
ここが見どころ!
皆さんは、放送終了から時間が経っても忘れられないドラマやキャラクターはいますか?
韓国ではロスのことを「후유증(読み:フユチュン、意味:後遺症)」のほかに「앓이(読み:アリ、意味:患う)」と言います。「후유증」は作品そのものをさす時に使われる一方で、「앓이」には特定の人物を意味するニュアンスが含まれ、主に登場人物や俳優の名前につけて「〇〇앓이」と表現します。
私にとっては、今回ご紹介する『二十五、二十一』のペク・イジン(ナム・ジュヒョク)がまさにその一人。今でも振り返るたびに胸がギュッとなるほど“患っている”キャラクターです。前述の通り表現するなら、“ペク・イジン앓이”というわけです。

本作で多くの視聴者をとりこにしたナム・ジュヒョク。韓国のポータルサイト「NAVER」でも「ペク・イジン앓이」の記事が大量にヒット!
1997年、韓国はアジア通貨危機や財閥の倒産などの煽りを受けて経済危機に陥り、「国際通貨基金(IMF)」の救済を受けることになります。本作で登場する「IMF」とはこのことです。1998年には2万社あまりの企業が倒産したと言い、物語はこの時代を舞台に描かれます。
イジンは名門大学に真っ赤なオープンカーで通うお坊ちゃまでしたが、父親の会社が倒産してしまい、22歳で小さな部屋を借りて一人暮らしすることに。
若くして夢も希望も失くしてしまったイジンが引っ越した町で出会うのが、夢に向かって突き進む18歳のナ・ヒド。IMFのせいでフェンシング部が潰れちゃったけど、最年少金メダリストのコ・ユリム(宇宙少女・ボナ)がいる高校に転校しちゃえばいいじゃん!と逆境を逆手に取るポジティブで明るい女の子です。

憧れのコ・ユリムが練習しているところをこっそりのぞき見するヒド。
2人はイジンがアルバイトでヒドの家に新聞を配達した時に出会い、偶然の再会が重なって仲を深めていきます。
父の破産で多くの人が苦しんでいることから「どんな瞬間も僕は絶対に幸せにならない」と十字架を背負っていたイジンの心を「これから私と遊ぶ時だけこっそり幸せになるの」とヒドが溶かし、イジンは母親と折り合いが悪く孤独を抱えるヒドの癒しの存在となって絆を育む過程がこの上なくピュア。4歳差だけど年上男子×年下女子ではなく、対等な目線でお互いを高め合っていく2人が美しくて、どこかはかなくて、胸が熱くなります。

韓国では年上の男性を「オッパ」と呼びますが、ヒドは「ペク・イジン」と名前で呼ぶところから2人の少し特殊な信頼関係が感じられます。
オッパだけどオッパ扱いされないペク・イジンですが、めちゃめちゃオッパなんですよ!!
フェンシングに打ち込むヒドを「誰よりも負けた経験で階段を積み上げてきた。ほしいものを手に入れろ」「ヒドには一瞬でも無駄な経験はさせたくない。幸せな経験だけしてほしい」と全肯定して応援してくれる頼もしさ。しかも、ヒドを見つめる眼差しが穏やかで優しくて、めちゃめちゃ甘い。この眼差し、(ときめきすぎて)有罪です。
クリーンな魅力と超絶ハンサムなのに素朴さも兼ね備えるリアコ感から、“現実彼氏”の異名を持つナム・ジュヒョクの演技力とのシナジーが最高で、あなたもきっと「あれ、私の初恋ってペク・イジンだったかな?」と記憶操作されてしまうはず。

役作りのために約半年間、ほぼ毎日フェンシングのレッスンに通ったそう。
未来を向いて高め合ってきた2人ですが、大人になるとその関係は少しずつ変わっていきます。イジンはTV局の記者、ヒドは国家代表選手となり、それぞれ多忙を極める中で、相手に負担をかけたくないイジンと喜びも苦しみもすべて分かち合いたいヒドはすれ違うようになり……。リスペクトし支え合う気持ちはあの時のままでも、人生のチャプターが変わってしまった。そのことに2人は気づいてしまった。青春が終わってしまったんですね。
お互いに思い合っているのにうまくいかない。頑張るほど遠くなっていく。そんな変化が切なくて切なくて……。2人が結ばれるまでが丁寧に描かれるおかげでどっぷり感情移入できちゃうので、まるで自分が経験したかのように胸が張り裂けそうになります。
夢に恋に友情に全力だったキラキラと眩しい時期は一瞬で過ぎ去ってしまうからこそ青春なのであり、永遠に続かなくてもその一瞬があったことは永遠に変わらない。そして、それは人生の宝物になる。本作は、そんなメッセージを伝えてくれているのだと思います。
青春の終わりを迎えたイジンとヒドがどのような道を選ぶのか。青春真っただ中の人も、青春が過ぎ去った人も、自分の思い出と重ねながら一緒にときめき、苦しみ、共感できる『二十五、二十一』。書いていたらまたペク・イジン앓이を発症しちゃいました。N回目の視聴、いってきます。
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『二十五、二十一』
全16話
Netflixシリーズ「二十五、二十一」独占配信中
高校時代の元カップルが大人になって再会する、繊細なラブロマンス『その年、私たちは』

『その年、私たちは』
全16話
出演:チェ・ウシク、キム・ダミほか
Netflixシリーズ「その年、私たちは」独占配信中
あらすじ
高校時代、成績トップの生徒とビリの生徒が一緒に学校生活を過ごすドキュメンタリーに出演したことがきっかけでカップルになったクク・ヨンス(キム・ダミ)とチェ・ウン(チェ・ウシク)。10年後、ヨンスは広告代理店のチーム長としてバリバリ働き、ウンは正体を明かさない覆面画家として活躍していた。そんな折、当時の映像がSNSで話題となり、29歳になった現在の生活を撮影することに。5年前に別れてから一度も会っていなかった2人は、気まずい再会を果たす。
ここが見どころ!
元恋人同士が再会するラブストーリー。一見よくある設定に思えますが、本作はそこに“ドキュメンタリーの撮影”というエッセンスが加わり、ヨンスとウンの初々しい高校生時代、そして大人になった現在の姿が平行に描かれているところが新鮮! 双方の視点から「あの頃」を振り返り、ナレーションによって語られる主人公たちの“相手には言えない本当の気持ち”は、どれもリアルで胸に刺さるものばかり。主人公たちと一緒に思い出の映像を見ているような気持ちになりながら物語に没入することができるドラマです。
主演を務めるチェ・ウシクとキム・ダミは映画『THE WITCH/魔女』以来、3年ぶりの共演。『THE WITCH…』ではアサシンとして対立する関係だった2人が、本作では素直になれない元カップルを等身大で演じ、新たなケミを見せてくれています。
『THE WITCH…』以降も親交が続いていたそうで、ジャンルが180度異なる甘酸っぱくて切ないラブロマンスの演技も息がぴったり。本人たちも「最初からとても気楽だった」(キム・ダミ)、「お互いを信じて撮影することができた」(チェ・ウシク)とインタビューで語っています。

最悪の別れ方をしたウンとヨンス。5年ぶりに再会を果たすが……。
ウンは、両親の愛情をたっぷり受けて育ち、争いごとを嫌うマイペースな性格。自分を捨てたヨンスと再会したら水をかけて塩を撒くんだ!とずっと練習していた(そして実践する)という少し不思議ちゃんな部分や、ふわふわのパーマヘアがよく似合う柔らかい雰囲気などが、バラエティ番組で垣間見えるチェ・ウシクのいたずらっ子で人懐っこい素顔と重なります。
チェ・ウシクの出演作は『パラサイト…』しかり、『狩りの時間』(2020)、配信がスタートしたばかりの『殺人者のパラドックス』(2024)などがっつり&どっしり系が多いので、かわいいチェ・ウシクを堪能したいならぜひ本作を! また、“ウガウガファミリー”として親交の深いBTS・Vが歌うOST「Christmas Tree」にも注目です。
人に弱みを見せられない不器用なヨンスは、ウンへの当たりがまあまあ強め。“ツン”が多いからこそ時折見せる“デレ”な姿がかわいくてキュンときちゃいます。いつもはシャキッとしているけれど、酒に酔って感情がダダ漏れになってしまったり、大好きなおばあちゃんの肩でわんわん泣いたりと、人間味溢れる演技で『梨泰院クラス』のイソとはまた違ったキム・ダミの魅力に魅了されました。

制服姿も見事に着こなしてしまうキム・ダミとチェ・ウシク。
ヨンソとウンが別れた理由、そして大人になって再会してからも素直になれない2人が迎える結末とは? それぞれが抱える心の傷、将来への不安、挫折など、恋と共に人生の成長痛を経験していく主人公の姿は、誰しもがどこかで共感できることでしょう。
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『その年、私たちは』
全16話
Netflixシリーズ「その年、私たちは」独占配信中
彼史上最もイケてない警官役だけど、回を追うごとにその“姿”にハマっていく『椿の花咲く頃』

ソウル勤務から、半ば左遷の形で地元の派出所に異動した巡査のヨンシク(カン・ハヌル)。
『椿の花咲く頃』
全20話
出演:コン・ヒョジン、カン・ハヌル、キム・ジソクほか
Netflixシリーズ「椿の花咲く頃」独占配信中
あらすじ
女手ひとつで息子を育てるドンベク(コン・ヒョジン)に突然訪れた、新たな恋の予感。
シングルマザーへの偏見と差別に負けることなく、幸せをつかむことはできるのか。
愛に傷付き、何度も裏切られた経験から、心に傷を持ったドンベクと、「愛があれば大丈夫」と信じる田舎くさくも善良なヨンシク(カン・ハヌル)。そんな2人を取り囲む、地域密着型のロマンティックコメディドラマ。

息子ピルグ(キム・ガンフン)の髪の毛を愛おしそうに触れる、母ドンベク(コン・ヒョジン)。
ここが見どころ
今回ご紹介するのは、韓国ドラマファンなら一度は耳にしたことがある『椿の花咲く頃』。コメディ、サスペンス、ヒューマン、ロマンスなど、実に様々な要素が複雑に絡まり、視聴者の琴線を絡ませまくった名作です。2019年の作品を、なぜおすすめするのか。
それはカン・ハヌル演じるヨンシクが、めっちゃカッコいいから!
カン・ハヌルといえば、12月26日にNetflixで独占配信予定のドラマ『イカゲーム』シーズン2出演者のひとり。「彼の姿が待ち遠しい!」という方は、本作をチェックしてみて。イケメンで演技も上手く、“美談製造機”と評されるほどに人柄もいいカン・ハヌルらしさを最も昇華したキャラクターが本作のヨンシクなので、きっと満足いただけるはず。
それでは、おすすめポイントです!

「美人ママ」であり「かわいそうな未婚の母」のドンベクは、近隣の人に心無い言葉を投げかけられることも。
舞台となるのは、オンサンという小さな田舎町(ロケ地は韓国・慶尚北道にある浦項市郊外の九龍浦。ノスタルジックな町並みが良き)。ここに乳飲み子を連れたシングルマザーのドンベク(コン・ヒョジン)が引っ越してきたところから物語が始まります。
幼い頃は母親に、成人してからは恋人に捨てられ、ひとりで産んだ息子と生きていくため、ドンベクはオンサンで「カメリア」という居酒屋を始めます。町の男たちが常連となって店は大繁盛する一方、町の女たちからはあからさまにのけものにされ、妬み嫉みは日常茶飯事。しかし、「母親に捨てられた」過去を持つドンベクは自己肯定感が低く、反論できず、口ごもってばかり……。
そんな時に現れたのが、我らがカン・ハヌル!
ソウル勤務だった警官・ヨンシクは、優れた捜査勘の持ち主でしたが、正義感の高さゆえに問題を起こしてオンサンの交番に左遷されます。そして、町で見かけたドンベクに一目ぼれ。その後は、猪突猛進にドンベクへの好意を、ただひたすらに示し続けるのです。
ぶっちゃけ、本作を観るとドンベクを取り巻くつらい現実も見えてきます。
シングルマザーであることによって軽んじられたり、未婚の母だと後ろ指を指されたり。しかし本作では、ドンベクが真正面から社会に立ち向かい、悪者をやっつけて大団円……、という話ではありません。性差別、親子関係、自尊心、嫉妬と劣等感、虚栄を張ってしまうこと、地域社会で暮らす……など、一筋縄ではいかない問題をあるがままに取り上げ、現実世界のように行きつ戻りつ、緩やかに変化をくり返しながら、人生という山の斜面を登っていきます。そんなドンベクに影響を与えるキーマンがヨンシクなのです!
物語前半は、町の人々や男性陣からドンベクに対する偏見や蔑視についての場面が数多く描かれます。特に印象的だったのは、「ピーナッツをサービスしろ」と店の大家がしつこく絡んでくるシーン。この大家は自尊心に問題があり、「自分が見下されている」と感じるような言動を相手がとると騒ぎ立てるんです。酒の勢いもあり、どんどんエスカレートする彼は、「この店の店主は笑顔さえもない」と言いがかりをつけ、腕まで掴む始末。「はいはい」と、あしらうこともできるのですが、彼女はキッパリと拒否。

ドンベクが気になって仕方のないヨンシク。
そして、以降ヨンシクの一途でひたむきなメッセージが、その後のドンベクを幾度も支えます。
元恋人で子供の父親であるジョンニョル(キム・ジソク)と再会し、「(女手ひとつで育児をする)こんなつらい人生を送ってほしくない」と言われたドンベク。たったひとりで息子を育ててきた8年をまるっと否定された彼女は泣きたくなるほど、みじめな気持ちに。その時、ヨンシクがドンベクにかけた言葉がこちら。
「あなたは弱くない。身寄りのない未婚の母が、ピルグを立派に育てながら店を切り盛りしてる。
責任感もあるし、道徳的に生きている。そのうえ、誰よりも真面目で一生懸命だ。
それって称賛に値することですよ。普通だったらとっくに挫折してます。
だから忘れないで。あなたは誰よりも強くてすばらしい人です。誰よりも立派です」
……こう言われて、ほれない人います?
彼女自身と彼女が築いた歴史を全肯定する言葉にホッとしたのは、きっとドンベクだけじゃないと思います。

どう見ても漁師町の冴えないカップルなのに、めっちゃ輝いて見えます!
ドンベクの元々の強さを引き出し、それを彼女と周囲に再確認させたヨンシク。相手を理解し、支え続ける存在として特別な魅力を持った彼の生き方は、愛や尊重の在り方の幅を広げてくれます。心に余裕がない時、ささくれ立ってる時、自信を失いかけた時など、本作を観てください。彼の言葉と行動が心に沁み込んで癒されるはずです。
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『椿の花咲く頃』
出演:コン・ヒョジン、カン・ハヌル、キム・ジソクほか
Netflixシリーズ「椿の花咲く頃」独占配信中
唐揚げになった娘を救え!ぶっとんだ設定&名優たちの演技力に魅せられる『タッカンジョン』

『タッカンジョン』
全10話
出演:リュ・スンリョン、アン・ジェホン、キム・ユジョンほか
Netflixシリーズ「タッカンジョン」独占配信中
あらすじ
チェ・ソンマン(リュ・スンリョン)が経営する「モドゥン機械」に届いた不思議な機械によって、ソンマンの一人娘チェ・ミナ(キム・ユジョン)がタッカンジョンに変身してしまう。ソンマンはミナを人間の姿に戻す方法を探るため、部下のコ・ベクジュン(アン・ジェホン)と奇妙な大冒険に乗り出す。
ここが見どころ!
本作は、韓国の同名ウェブ漫画を原作としたミステリーコメディ。韓国で観客動員数1,600万人を突破したメガヒット映画『エクストリーム・ジョブ』(2019)のイ・ビョンホン監督が脚本・演出を務めました。
ドラマのタイトルでもある「タッカンジョン」は、韓国でおやつとして昔から親しまれてきた「甘辛タレを絡めた鶏のから揚げ」のこと。謎の機械に足を踏み入れた愛娘が人間からタッカンジョンに姿を変えてしまうという、なんともぶっ飛んだストーリーです。

タッカンジョンを差し入れに来たミナ(キム・ユジョン)。疲労回復の機械だと思って入るが……。

信じられないと思いますが、ミナです。
愛する娘を取り戻すために奮闘するソンマン役には、リュ・スンリョン。前述の『エクストリーム…』で潜入捜査の一環としてチキン屋を経営することになる主人公を演じており、今作でイ・ビョンホン監督と夢の再タッグ!彼がチキン関連のキャラクターを演じるのはこれで3度目(!)。韓国のバラエティ番組で「鳥類専門俳優です」と自己紹介するなど、本人もチキンとの親和性を楽しんでいるようです(ハマり役が新種すぎる)。

娘ミナ(タッカンジョン)を大事そうに抱えるソンマン(リュ・スンリョン)。
ミナに想いを寄せるソンマンの部下ベクジュンを演じるのは、『マスクガール』(2023)での怪演が記憶に新しいアン・ジェホン。イ・ビョンホン監督の初ドラマ『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』(2019)に出演しており、彼も再タッグ。この3人が集まったというだけで、面白さは保証されたも同然です。

いつも同じコーデのベクジュン(アン・ジェホン)。作詞作曲が趣味。
ミナがタッカンジョンに変わる瞬間を目撃していたベクジュン。最初は信じなかったソンマンも、彼の深刻な表情を見て状況を飲み込み、2人は内密に人間に戻す方法を模索することに。しかし、一口サイズであるせいで普通のタッカンジョンと混ざってしまったり、食べられそうになってしまったりと次から次へとハプニングが勃発! そのたびに必死の形相で「ミナ~!!!」と叫び、全力でタッカンジョンを守るソンマンたち。シュールな描写がくすっと笑いを誘います。
軽快なコメディパートが続く一方で、謎の機械を届けた人が死んだことが発覚したり、キーマンである研究者が失踪したりと、どこか不気味な空気も漂っていてハラハラ。笑いと緊張が交差する展開は、まさに甘辛いタッカンジョンのようです。

失踪していた研究者と、その甥が現れて……。

人気タッカンジョン屋の店員たちも参戦!?
物語は後半に行くにつれ、さらにカオスになっていきます。「なんのこっちゃ」な展開が続くのですが、ユーモアの中に「現代社会を風刺している?」と思わせるようなシリアスな面もあり、観賞前と観賞後の印象が大きく異なる作品でした。
イ・ビョンホン監督作品の魅力である、独特なセリフの掛け合いも健在。1話30分ちょっとでサクサク進むので、最初は軽く楽しみながら、2回目はセリフの掛け合いやさまざまなドラマ・映画のオマージュを味わいながら、3回目は本作に込められたメッセージを考えながら……と見直したくなる作品です。
配信サイト
『タッカンジョン』
全10話
Netflixシリーズ「タッカンジョン」独占配信中
若き起業家たちの成長物語『スタートアップ: 夢の扉』

『スタートアップ: 夢の扉』
全16話
主演:スジ、ナム・ジュヒョク
Netflixシリーズ「スタートアップ:夢の扉」独占配信中
あらすじ
祖母と二人で暮らしてきたダルミ(スジ)。幼い頃に両親の離婚によって姉と離れ離れになり、ナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)という少年と子供の頃に交わした文通が心の支えになっていた。それから15年後、韓国のシリコンバレーといわれる「サンドボックス」の講演会で財閥令嬢となった姉と再会するダルミ。対抗意識から会ったこともないドサンと起業をすると嘘をついてしまい……。

姉の会社が主催する交流会にドサンと出席すると宣言してしまう。
ここが見どころ!
成功を夢見る若者たちがスタートアップに飛び込んで困難に立ち向かいながら成長していく姿を描く。爽快感のある物語で“明日も頑張ろう”と思わせてくれる青春ドラマ。
“国民の初恋”の異名をとり、最近は『イ・ドゥナ!』で演じたあざとかわいいドゥナ役で再び視聴者をとりこにしたスジと、『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』『二十五、二十一』などに出演し、繊細な演技に定評のあるナム・ジュヒョクがW主演。コロナ禍真っただ中だった2020年に配信され、おうち時間を盛り上げてくれると日本でも注目を集めました。

ダルミと起業を目指すことになるドサン。
ダルミにとってドサンとの文通は大切な思い出。会ったことはないけれど、初恋の相手でもありました。しかし、その正体はジピョン(キム・ソンホ)という少年でした。身寄りのないジピョンは、養護施設を出た高校生の頃にダルミの祖母ウォンドクに助けられ、その恩からダルミの文通友達になることに。たまたま新聞に載っていたドサンの名前を借りて手紙を書いていたのでした。
その後、投資家として立派な男性に育ったジピョン。ダルミがドサンを探していると知ったジピョンは本物のドサンを探し出し、文通相手だったフリをしてほしいと頼みます。

ジピョン役を演じたキム・ソンホは本作をきっかけに大ブレイク!
ドサンに憧れを持ち続けているダルミを傷つけないために、ジピョンの全力のサポートによってスタイリッシュな好青年に変身したドサン。交流会でぽつんと佇むダルミの前に現れるシーンは、まさに救世主! 王子様かと思うほどの輝きを放っています。
こうしてダルミはジピョンの存在を知らないまま、ジピョンは自分が文通相手だと言い出せないまま、ダルミと本物のドサンはお互いに好感を持つように。さらに、ダルミとドサンは「サンドボックス」で同じチームとして起業を目指していくのですが、そのメンターをジピョンが担当することになるという。複雑な三角関係から目が離せなくなること間違いなし!!
ちょっと頼りないけれど、一緒の方向を向いて走ってくれて、持ち前の優れたプログラミング能力でピンチを支えてくれるドサン。ビジネスでは時に厳しく時に優しくアドバイスをしながら、プライベートもそっと見守ってくれる大人なジピョン。どちらも素敵すぎて選べない!!! 放送当時もSNS上でドサン派かジピョン派かで議論が起こるほど、大きな反響を呼びました。

ばっさり髪を切ってモデル級イケメンになりダルミの前に登場!
お仕事とラブストーリーのバランスが絶妙なところも本作の魅力。「サンドボックス」で信頼できる仲間と出会い、時にすれ違いながらも力を合わせて数々の困難を乗り越えていく様は、熱くて、爽やか。どんなピンチにも果敢に前向きに立ち向かっていくダルミがかっこよく、内気な理系男子から実力・自信ともにめきめきと成長するドサンも頼もしく、ポジティブな気持ちにさせてくれます。
最終話まで主人公たちを応援しながら楽しめる『スタートアップ: 夢の扉』。モチベーションを上げたい時におすすめの作品です。

明るく前向きなダルミの姿は、見ていて元気づけられる。
配信サイト
『スタートアップ: 夢の扉』
全16話
Netflixシリーズ「スタートアップ: 夢の扉」独占配信中
“憑依され系弁護士”の“笑えて泣ける”奮闘で心の浄化を 『シン・イラン法律事務所』
『シン・イラン法律事務所 〜真実は、あの世からやってくる!?~』
全16話
出演:ユ・ヨンソク、イ・ソム、チョン・ソクホ、キム・ギョンナムほか
©SBS
U-NEXTにて独占配信中
あらすじ
名門法律事務所を目指すシン・イラン(ユ・ヨンソク)は、父の前科のため、就職は失敗続き。成功を夢見て、元・巫堂(読み:ムーダン)の家だったビルに事務所を開業する。そこに残されていたお香を焚いたことをキッカケに、霊と交信し、憑依される能力を得てしまう。法廷で顔を合わせるエリート弁護士ハン・ナヒョン(イ・ソム)との奇妙な協力関係の中、2人は未練を残した霊たちを救っていく。
ここが見どころ!
今回紹介するのは、“賢い医師生活”シリーズや『その電話が鳴るとき』『応答せよ1994』のユ・ヨンソクが主演を務める『シン・イラン法律事務所 ~真実は、あの世からやってくる!?~』です。
ユ・ヨンソクといえば、クールな都会的なイメージが強いけれど、本作で演じるのは無念さを抱いた、さまざまな幽霊たちに取りつかれてしまう庶民派弁護士。ある日突然、幽霊が見えるようになったうえ、彼らにほだされ、“憑依”までされてしまう「とほほ……」な役なんですが、これがとんでもなく面白い! ユ・ヨンソクのこれまでの演技のすべてを凝縮したかのような演技の引き出しの数に驚かされ、笑わされ、泣かされて、心がほっこりするヒューマンコメディ&リーガルファンタジーな作品でした。
そして、相手役には『復讐代行人~模範タクシー~』などで存在感を見せつけたイ・ソムが、“勝訴こそが正義”と信じる大手ローファームのエース弁護士ハン・ナヒョン役を務めます。幽霊の存在など鼻で笑っていそうな彼女がイランと関わることになり、少しづつ変化していくのですが、“憑依”という神がかりな方法で事件に挑むイランと、法と理性で攻めるナヒョンが、対立しながらも死者たちの無念を晴らしていく姿は痛快です!

作品の解像度をあげるために、もう少しくわしく第1話のストーリーをお伝えしますね。
検事だった父親が関わったとされている10年前の“ある事件”によって、罪なき罪を背負わされたイラン。苦労を重ねて35歳で弁護士になり、法律事務所の面接を受けるも落ち続けます。そこで「自分の名前を掲げた最高の事務所を作る!」という抱負を胸に、弁護士事務所を立ち上げたのですが……。
事務所として借りた古い雑居ビルの一室は、かつて巫堂(韓国のシャーマン)の家で、壁紙で隠された壁一面にお札がと張られていたのでした。さらに、前の住居者が置いて行った机の中にあった香炉を焚いたことで、幽霊が見えるように。
「俺が見えるのか!?」と、しつこく付きまとう男性の幽霊は、自分がなぜ亡くなったのかを調べてほしいとイランに依頼。そして、幽霊本人からさまざまな事実(死因は突然死ではなく、医師の医療ミスだったことなど)を知ったイランは、男性の家族と手術をした病院の示談を中断させ、法廷で争うことに。男性の真実は……どうなる!?

イランって、帰り道に露店で生計を立てているお年寄りのおばあちゃんの野菜が売れ残っていれば、自分のお財布事情だってよくないのに買ってしまう、情にほだされやすい人。かと思えば、お肉屋さんと食堂を切り盛りしながら、女手ひとつでイランとその姉を育ててきた母(キム・ミギョン)のお店の補償金をこっそり借りて、ちゃっかり事務所を開業する程度には野心もあり、ずる賢く(結局はバレて、母親に有利な条件で返済することになりますが……)、情に流されるだけの人ではないことがわかります。
さらに、ツライ人生を送ってきたせいか、正義感と猜疑心が強く、幽霊の助力(イラン以外には姿が見えないので、こっそりスマホをのぞき見したり、密談の現場に乗り込むなどして得たヒントや証拠)を得ながら真実を追求する姿勢が凛々しくて、惚れ惚れしちゃう……のですが! 幽霊に憑依されると、まるで酔ったみたいにほっぺが真っ赤に染まるんですね。
これが、めちゃめちゃかわいい!

イランは、さまざまな幽霊に憑依されるのですが、殺気立った荒っぽいおじさんや女子高生、女性や子供まで、ふり幅が広すぎて、演じるユ・ヨンソクのメンタルが心配になるほど、見事に“憑依”されていました。
特に、アイドルを目指す女子高生に憑依された回は秀逸。好きな人を前にして恥じらう姿や、髪を耳にかけるしぐさ、トッポッキの辛さとおいしさのハーモニーに悶絶する姿などは完全に乙女そのもの。実年齢42歳が演じているとはまったく思えず……これが、真の憑依系俳優かと、しみじみ納得。
また、ガールズアイドルのダンスを踊る場面があるのですが、「もしかしてアイドル志望でした!?」と思うほどにダンスがキレッキレで、めちゃくちゃ笑いました。
(このシーンのために、約2か月間プロのダンサーに習ったそうです……役者魂がすごい!)

老若男女、猫の愛らしいしぐさまでなんでもこなせてしまうマルチプレイヤーのユ・ヨンソクですが、彼のすごさは、これだけではありません。眼差しひとつでドラマの雰囲気を一変させる、類まれなる演技力も、ずば抜けています。
突然、狂気を帯びた眼差しで黒板に数式を書き連ねて“天才科学者の霊”に取り憑かれたその瞬間を、瞬時に理解させたかと思えば、事件を追う過程では、冷静かつ執拗な眼差しで、弁護士シン・イランの正義感と理性的な一面を高解像度で表現。さらに、やり場のない怒りを宿した眼差しには、無念さを抱えた幽霊の心情そのままに映し出して、瞬く間に視聴者の没入度が爆上がり!
依頼人には慈愛に満ちたあたたかい眼差しを。加害者には憤怒を抑えた鋭い眼差しを。瞳の動きで癒しと緊張感を加えながら、作品全体の雰囲気を操るユ・ヨンソクは、もはや眼差しの魔術師です。ラストで表現する眼差しも本当に素晴らしいので、大いに期待してください。ユ・ヨンソクは裏切らない!

ドラマのあらすじだけをきくと、無念さを抱えた幽霊とタッグと組んだ、憑依され体質の弁護士が、真犯人に復讐する法廷ドラマと思っちゃいますよね。でも、本作は、それだけにとどまりません。主人公のシン・イランは幽霊が見えるだけでなく、時には憑依されるという特殊な体質を持ち、その能力を使って事件の真相に迫る新鮮さ。そして、亡くなった人しか知らない真実が法廷で明らかになる展開はミステリーとしてのおもしろさ。
そして、登場する幽霊たちから立ち上る人間味。それぞれ、生前に解決できなかった事情や想いを抱えているんですけど、事件を解決していく中で、遺された人々との関係や人生の後悔が浮かび上がって、思わず胸が熱くなるエピソードばかり。コミカルなシーンと心温まる物語がバランスよく描かれ、そして最後には、人の想いや正義について考えさせられる作品に仕上がっています。
誰かのために、笑って、泣いて、憤って、そしてまた笑う。
そんなイランたちの姿を見ていると、観ている自分も、いいことをしたような清々しい気分になれるんですよね。
心のデトックスをしたい方は、ぜひ本作を観てください。
配信サイト
『シン・イラン法律事務所 〜真実は、あの世からやってくる!?~』
全16話
U-NEXTにて独占配信中
大切なものに気づく青春ファンタジー『輝くウォーターメロン ~僕らをつなぐ恋うた~』

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION
バンド「初恋の記憶操作団」あらため、「Wartermelon Sugar」。改名に至った理由は本編で!
『輝くウォーターメロン ~僕らをつなぐ恋うた~』
全16話
出演:リョウン、チェ・ヒョヌクほか
(C)STUDIO DRAGON CORPORATION
ABEMAで配信中
あらすじ
耳のきこえない家族(父・母・兄)と暮らすコーダの少年ウンギョル(リョウン)。家族の愛と期待を一身に受けた優等生男子のウンギョルは、家族には内緒でバンド音楽にのめり込む。だが、そのことを知った父親は激怒。葛藤したのち、ウンギョルは音楽を辞めようと決意する。大切なギターを楽器店に売って外に出ると、突如、1995年にタイムリープ! そこで若き父イチャン(チェ・ヒョヌク)と出会い、ともにバンドを結成することに……。
ここが見どころ!

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ウンギョル役のリョウン。
2025年上半期に話題になった“弱いヒーロー”シリーズ。主人公を演じたパク・ジフンのよき相棒を演じたのが、チェ・ヒョヌク(Class1)やリョウン(Class2)でした。
「あれ? この二人が相棒の作品があったよね? 確か、めっちゃよかったよね?」と思い出して観直し、「やはりよい作品だった~!」とあらためて思った作品が今作なんです。
さらに、二人と密接に関わる女子高生役には、ソル・イナ(『社内お見合い』)とシン・ウンス(『なにもしたくない~立ち止まって、恋をして~』)が加わって、若さ溢れる演技が炸裂! シリアスな演技は胸を打つし、「今のは絶対アドリブでしょ」「楽しんでるというより、遊んでるよね(笑)」としか思えない、ナチュラルかつ笑える演技も痛快。
新進気鋭の若手俳優たちによる青春群像劇は、観て損はなし!

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耳のきこえない女子生徒チョンア役のシン・ウンス。
本作の見どころは興味深く、凝ったストーリー展開。全16話なのに、ウンギョルが過去へ引きずり込まれる経緯など、最初から最後まで気が抜けません。脚本もおもしろく、伏線もするっと回収されていくのが、また心地よくて。
コーダ青年が主人公なので、手話メインの話かと思いきや、いきなりタイムリープするわ、過去の父親と出会うわ、バンドは組むわ。途中から、タイムリープ&バンドマンの人生やり直し青春ワチャワチャラブコメなのかも……と思い直したところで、ようやく気が付いたのです。
これは、コーダであるがゆえの罪悪感や責任感に押しつぶされそうになっていた高校生が、タイムリープをキッカケに、元いた時間軸では言葉で話せなかった父親と向き合い、繋がり、時には本気でぶつかり合っていく過程を、十代らしいきらめきとほろ苦さを織り交ぜた美しい青春ドラマであると。
ウンギョルの「息子として、父を守りたい」「夢を叶えてあげたい」と運命にあらがう姿はいじましくも、頼もしく。覚悟を持って自らの運命を受け入れていく姿は、どこまでもまぶしくて。
そして、それを訳も分からず受け止めるイチャンも、またよくて。弾けるような若さ(実際、よくジャンプしてます)や、直球でぶつかっていく不器用なまでの感情表現(実際、照れ隠しで体当たりしてます……)など、一挙手一投足の演技に魅せられました。

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“弱いヒーロー”の相棒ズ。左からがウンギョル役のリョウン、イチャン役のチェ・ヒョヌク。こう見えて親子!
1995年では、ウンギョル(息子)とイチャン(父)はタイムリープしているから同い年。息子が(デキの悪い)親を心配して、勉強と部活(バンド)、はては恋愛まで面倒をみるんですけど、父親の思春期のおはようからおやすみまでを見守る息子の心中に思いを馳せて、ニヤニヤしてしまいました。ああ尊い!
親子愛のほか、友情、恋愛、成長に加えて、音楽にファンタジー(タイムリープ)まで盛りだくさんの本作ですが、人生のためになることもしっかりと描かれています。
現代のウンギョルは、家族で唯一のきこえる者として役割を果たさなければならないという苦悩と、外の世界で自分の夢を追いかけたい気持ちの狭間で苦悩する姿が描かれますが、彼の背負っている荷物を軽くしてくれるような、グッとくるセリフも。
「他人の荷物を背負うのはやめなさい。誰も望んでいない」
「偉くなろうとするな。生きているだけで偉いんだから」
ウンギョルだけでなく、自らをがんじがらめにしている人にとって、とても刺さるセリフなんじゃないかと。
様々な事情で本人が背負うのは難しい問題があったとしても、結局、未来を変えられるかどうかは本人次第。そして、どのような結果だったとしても、「生きること、人生は素晴らしい」ということを、本作は全編を通して教えてくれています。

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コーダのウンギョルは、チョンアのことが気になって仕方ないので、甲斐甲斐しくお世話。
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『輝くウォーターメロン ~僕らをつなぐ恋うた~』
全16話
ABEMAで配信中
主人公の成長に心打たれる! 『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
全16話
出演:パク・ウンビン、カン・テオ、カン・ギヨンほか
Netflixシリーズ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」独占配信中
あらすじ
一流法律事務所で働き始めた新米弁護士のウ・ヨンウ(パク・ウンビン)。自閉スペクトラム症とIQ164の天才的な頭脳を持ち、さまざまな壁に挑みながら一人前の弁護士として成長していく。
ここが見どころ!

視聴率0.9%からスタートし、最終話で自己最高視聴率17.534%をマークするという驚異的な伸びを記録した『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(2022)。韓国の映画・ドラマを扱うことから“韓国のゴールデングローブ賞”と称される「第59回百想芸術大賞」で、TVドラマ部門の大賞を受賞した作品です。
最近韓ドラにハマったという方のためにプチ情報を添えさせていただくと、この年はソン・ヘギョが同じくNetflixで配信されている『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で、TVドラマ部門の女性最優秀演技賞を受賞。人気・功績を二分していたことからも、その話題性の高さがうかがえます。

邦題にもあるように、ウ・ヨンウは天才肌。回転ドアを通り抜けられなかったり、ペットボトルの蓋を開けられなかったり、感覚過敏だったりと苦手なことが多いですが、5歳で刑法を丸暗記し、ロースクールを首席で卒業、司法試験もほぼ満点で合格する天才的な頭脳を持っています。
出勤初日の朝、鏡の前で父がこの日のために用意してくれた新しい服をあてて、感情と表情をまとめた表から「うれしい」を指さしてニッコリと笑顔を浮かべるヨンウ。混雑する通勤電車では防音用のヘッドホンをつけて不安を和らげるヨンウ。「どちらから読んでもウ・ヨンウです。キツツキ、トマト、スイス……」という名前にちなんだ風変わりな自己紹介も。ヨンウのかわいさに癒されると同時に、彼女のマイルールや自閉スペクトラム症を抱えながら生きる努力が伝わってきて、がんばれ! と応援したくなる主人公なんです。
演じるのは、子役出身で『ストーブリーグ』『恋慕』など数多くのドラマで活躍するパク・ウンビン。緻密な役作りと抜群の演技力に定評がある彼女ですが、本作は「自信がない」と何度もオファーを断ったそう。しかし、製作陣は、責任感の強いパク・ウンビンにしか演じられないと待ち続け、最初のオファーから1年後にキャスティングが実現しました。

リーガルドラマでもある本作は、ヨンウの能力が最大限に発揮されるお仕事シーンも見どころ。天性の記憶力はもちろんのこと、いわゆる“普通”の弁護士ではないヨンウだからこそ可能な、“当たり前”にとらわれない着眼点で案件の本質を見抜き、依頼人たちを救っていきます。
でも、ただ無双するだけじゃないんです。ヨンウが活躍できるのは、“ほどよいところで折り合いをつければいいだろう”という妥協を一切しないからこそ。依頼人の話を細かすぎるくらいに聞いて、常に全身全霊で依頼人と向き合うヨンウが頼もしくてかっこいい!
また、依頼人に脱北者の母、知的障がいのある女性、激化する学歴社会から子どもを解放しようとする誘拐犯などを登場させ、差別や偏見といった社会問題を描いているところも本作が高く評価されているポイント。特に、重度の自閉スペクトラム症の男性を弁護する第3話は、ヨンウや被告人が生きるうえで避けられない厳しい現実にフォーカスした名作回となっています。
ヨンウの奮闘を感動物語で終わらせるのではなく、さまざまな事情を抱えるマイノリティたちのリアルにも目を向けた構成が、Netflixの非英語テレビ部門世界1位を記録する大ヒットに繋がったのでしょう。

そして、ヨンウを取り巻く仲間たちもこれまた魅力的。訴訟チームのスタッフのイ・ジュノを演じたカン・テオは、本作で大ブレイク。ヨンウを優しくサポートするジュノとはロマンスも展開され、少しずつ近づいていく2人の恋模様がほっこりとしたときめきを届けてくれます。
ヨンウの上司となるシニア弁護士のチョン・ミョンソクも、最初こそ“普通じゃない弁護士”のヨンウを雇うことに否定的でしたが、その実力を見てすぐに反省をし、ヨンウを受け入れるいい人。過剰に優しくすることもなく、フラットな目線でヨンウを導く理想の上司です。演じたカン・ギヨンはコメディ演技に定評があり、ヨンウ×ミョンソクのクスッとくる掛け合いも見どころです。
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『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
全16話
Netflixシリーズ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」独占配信中
敏腕CEO×イケメン秘書のオフィスラブコメ『わたしの完璧な秘書』

『わたしの完璧な秘書』(2025)
全24話
出演:ハン・ジミン、イ・ジュニョク、キム・ドフン、キム・ユネほか
© SBS
各動画配信サービスにて配信中
あらすじ
ヘッドハンティング会社ピープルズのCEOカン・ジユン(ハン・ジミン)は、会社設立からわずか5年で業界2位にまで成長させるほど有能だが、仕事以外のことはまるで無頓着。そんな彼女の前に、仕事もそれ以外のことも完璧にこなすユ・ウノ(イ・ジュニョク)が新しい秘書としてやってくる。しかし、ウノはジウンが抱えていた重要なヘッドハント案件で失敗の一因となった人物だった。ウノのことが気に入らないジユンだったが、彼の完璧なケアによって次第に心がほぐれていく。
ここが見どころ!
今回紹介する『わたしの完璧な秘書』は、有能CEOと彼女を支えるイケメン秘書のラブストーリー。これだけで胸キュン確定なわけですが、イ・ジュニョク演じるイケメン秘書ユ・ウノが完璧すぎるんです!
ウノは、仕事・家事・育児を完璧にこなすシングルファザー。大手電子メーカーの人事部で働いていましたが、娘ビョルのために育児休暇を取得したことが原因で上司から冷遇され、理不尽に解雇されてしまいます。知人の紹介でヘッドハンティング会社ピープルズの若きCEOカン・ジユンの秘書に採用されるも、ジユンとは以前に優秀な開発者を引き抜こうとするヘッドハンティング会社×それを引き留める人事部社員として、韓ドラに欠かせない“最悪の出会い”を果たしていたというのが物語の始まり。

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スケジュール管理など秘書としての業務を完璧にこなすのはもちろんのこと、誠実で優しく、気配りも達人級なウノ。ジユンが倒れそうになった瞬間に駆けつけて抱きとめ、ジユンが落ち込んでいる時は一緒に散歩をして気分転換。その時のために、送迎車のトランクにはヒールを履くジユンのためのスニーカーもちゃんと準備しているんですよ。“しごでき”すぎませんか!?

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ジユンは激辛トッポギでストレスを発散するのですが、ウノは辛い食べ物が苦手。それでもお店に置いてあるサービスの飴を口いっぱいに頬張りながら付き合うし(かわいい)、食べる時に髪を束ねるヘアゴムが必要だと気づくと、次の時にはジャケットの内ポケットに忍ばせていたヘアゴムをサッと差し出すというスマートぶり。それだけでも胸キュンしてしまうのに、自分にも他人にも厳しく仕事を頑張りすぎてしまうジウンを「候補者だけでなく自分のことも大切にしてください」と優しく諭し、ジウンが「(失敗して)倒れたら一巻の終わり」と言えば「起き上がればいい。私が引き揚げます」と寄り添う。言葉で伝えることにも長けていて非の打ち所がないんですよ。「ユ・ウノ」と書いて「完璧」と読むことにしませんか?
こうして細かいところまで気遣えて、そのどれもが押しつけがましくないのは、早くに結婚と離婚を経験しシングルファザーとして娘を育てるウノの人生経験や生活力が背景にあるんだろうな、と想像できるわけです。それにしてもあまりにパーフェクトすぎてユニコーンのようなキャラクターですが、ウノの幻想的で理想的な優しさが疲れた心に沁みわたる……!

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そんなウノの“完璧なケア”に、孤高のCEOカン・ジユンの鉄壁の心も少しずつほぐれていきます。パキっとした戦闘力高めなオフィスルック×ハイヒールで闊歩する姿がクールなジユンは、自社の社員の名前すら覚えず、いつも険しい表情をしている気難しい性格。しかし、過去のつらい経験から1人で生き抜いてきたため、周りに頼ることが苦手という繊細な内面を抱えているんですね。
お気づきかと思いますが、本作は、韓国ラブコメのセオリーとも言える“ツンデレイケメンとの恋”が男女逆転で描かれているところが特徴です。
明るくラブリーなパブリックイメージを封印したハン・ジミンのツンデレ女子ぶりが新鮮で、ウノが苦労して買ってきたコーヒーを一口飲んでゴミ箱に捨てるなど、最初は因縁の相手であるウノを遠ざけていたジユンが、ウノのためにエレベーターを開けて待ってあげたり、ランチのメニューをウノの好きなものに合わせてあげたりと、ウノのことを意識して変わっていく様子にニヤニヤが止まらなくなるはず! ウノのことが気になって仕事中も目で追ってしまうピュアなところや、“仕事だけできる”ジユンのおっちょこちょいなギャップも萌えキュンポイントです。

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本作は観光名所である景福宮エリアが多く登場するのですが、初キスシーンも光化門をバックにしていてロマンチックの極み。シチュエーションも映像美も最高で、韓ドラ史に残る名キスシーンになっておりますので、ぜひじっくり味わってください!
2人が結ばれてからのオフィスラブも胸キュンシーンのオンパレードでくぎ付けになること間違いなし。私にもこんな秘書がいたらいいのに。いや、ウノがいたらいいのに! とメロメロになりながら、ときめきをチャージしちゃってください♡
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『わたしの完璧な秘書』(2025)
全24話
Netflixにて配信中
切なくもまばゆい光を放つ感性ロマンス『愛の光』
『愛の光』
全10話
出演: パク・ジニョン、キム・ミンジュ、シン・ジェハほか
Netflixシリーズ「愛の光」独占配信中
あらすじ
10代のころ恋に落ちたヨン・テソ(パク・ジニョン)とモ・ウナ(キム・ミンジュ)は、やがて別の道を歩み、大人になっていく。10年後、偶然再会した二人は、それぞれの心の痛みや成長、新たな試練に向き合うことになる。
ここが見どころ!
今作は、二人だけの世界を共有していた青春時代の若者たちが、互いを信頼し、人生の進むべき道を照らす“光”そのものになっていく過程を描いた青春ロマンス作品。主演は、2025年のヒット作『未知のソウル』の“ロマンス職人”として名を馳せたパク・ジニョン。
彼が演じるのは、30歳の地下鉄運転士ヨン・テソ。
そしてヒロインは、キム・ミンジュ演じる、元ホテリアーで現在はソウルの古民家ステイのマネージャーのモ・ウナ。高校時代から続く二人の縁は、10年以上の時を経ても繋がっています。本作は、初恋のときめきから、大人になってからの再会までを丁寧に描き出す青春ロマンスです。
青春ロマンスといっても、本作はかなり滋味深いです。『その年、私たちは』(2021)、『二十五、二十一』(2022)、『ヒーローではないけれど』(2024)、『恋するムービー』(2025)のように、恋愛模様だけでなく、キャラクターそれぞれの生きてきた背景がきめ細かく描かれていて、恋愛の分量多めの人生ドラマに仕上がっています。
恋愛が人生を決めるのか。人生が恋愛のあり方を変えるのか。恋愛って、絶望にも、希望にもなりうる、博打のようなものですよね。だからこそ多くの人は、恋愛ごときに左右されない穏やかな人生を送ろうと願いつつも振り回されるのですが……本作のテソとウナも、まさにそんな感じ。二人がどんなふうに出会い、別れ、再会し、どんな気づきを得るのかをずっと見守っている、そんな作品です。
さて、テセとウナの物語の説明をしていきましょう。
二人は高3の夏に出会い、恋に落ちて、別れ、10年後に再会。そして、再び動き始めるロマンスを描いていくのですが……彼らの青春がエモーい! 主人公たちの青春ストーリーが淡々と描かれていくだけなのに、彼らの背負っているものが重くて、切なくて。その一挙一動に、何度も胸をぎゅっと掴まれるんです……!
テソは、高3の夏、ある事情からソウルから祖父母が暮らす田舎町に、弟とともに移り住みます。祖父母の家はあまりに狭く、進学志望のテソは夏休みのあいだ、転校したての高校の図書館で受験勉強を開始。エアコンもない図書館で、たった二人の自主学習(エモい)。夏休み中、誰もいない中、受験勉強を始めた二人は、勉強したり、夢や悩みを語り合ったりしながら、淡い恋に落ちていきます。
美しく素朴な田舎町をバックに、二人が一緒に過ごす季節を淡々と、しかし鮮やかに映し出していきます。二人の日常を追ううちに彼らの事情が少しずつ見えてきます。テソは、交通事故で両親を亡くし、弟もその事故でケガし、兄弟を引き取った優しい祖父母は経済的に苦しいんだな、と。事情については特段の説明もなく物語は進むのですが、“視聴者が察する”ことで、青春のきらめきが哀しさによって彩られ、胸がギュッと掴まれるのです。
一方のウナですが、両親は離婚(6歳の時)。脱サラして田舎町に越してきた父親が自宅で始めたオーガニック料理の仕事を手伝いつつ、学校へ。これだけ聞くと「全然苦労人じゃ、ないじゃない」と思うのですが、彼女の父はうつ病を患っていて、過去には自殺未遂も。父を見守ることが最優先で生きてきたウナは、自分の将来を余裕もなく過ごしてきた、という経緯が。
そんな二人が出会い、会話し、自分が何をやりたいのか考え始めて、お互いを意識するようになり、当然のように恋人同士になっていく様子がエモーい!
しかし、ただ好きなだけでは、人生は進まないもの。大学進学で状況が一変。やらなければならないことだけを考えていた心優しいテソ。テソと出会いをキッカケに自分のやりたいことを考えるようになった情熱的なウナ。それぞれ、別の方向へと人生の舵を切り、二人の恋物語は終わりを迎えるのですが、二人のありふれたすれ違いが、リアルすぎて胸に刺さります……。
そして10年後、ソウルでの再会を通して二人の時間はまた動き出すのですが、はたして思いは共鳴するのか!? それは本編で確認してください。

これで実年齢31歳(2026年6月現在)なんですってよ!
水彩画のような美しい映像美と繊細な感性描写に心を掴まれる本作を、より色鮮やかに彩っているのが“演技ドル”の二人。テソ役のパク・ジニョンはGOT7ですし、ウナを演じるキム・ミンジュは、IZ*ONE出身です。
2025年のヒット作『未知のソウル』で“ロマンス職人”の称号を手にしたパク・ジニョンが、高校生のフレッシュな制服姿から、都会で働く30代のほろ苦さまでを一人で体現。今回も優等生役ではあるんですけど、清潔感と爽やかさはそのままに、大企業を辞めて海辺を走る列車の運転手に転職するという、自分における「小さいけれど、確かな幸せ」を実行している感じが、もうたまらなく尊いんです。しかも、仕事を終えて、漢江の橋を渡りながら夕日を眺め、家に帰ったら趣味の木工で額縁を作ってるし(号泣)。尊いけれど、どこか物悲しく感じるのは、ウナとの別れが原因なのか、それが余計に尊くて。泣きの演技も素晴らしいです!
そして、ウナ役のIZ*ONE出身のキム・ミンジュは、本作がドラマ初主演。『禁婚令 ー朝鮮婚姻禁止令ー』での世子嬪キャラがハマっていただけに、現代劇の青春ロマンスはどうなるのかなと思っていたのですが、明るくて、前向きで、グイッとリードしながらも、どこか危うさもあって。初恋相手として十分すぎるほどの魅力を放っていました。そして、アラサーになってからの演技もよかったです。周囲が求める自分と、自分がこうありたいと思う自分とが嚙み合わないもとかしさと息苦しさで疲弊していく様子を、絶妙に表現していました。言いたいことが言えず、胸にたまった想いが大渋滞して堂々巡り……。大人になり切れていない感じが、とてもリアルで。
お二人の演技から、アイドルと俳優に垣根はないことを、再確認させていただきました。
そして。
本作では、状況を分かりやすくする直接的なセリフは少ないですが、その分、主人公たちの感情を、美しい風景に重ね合わせながら、とても丁寧に描いています。湖の水面の反射する自転車に乗った二人の姿、田んぼのあぜ道で自転車に乗ったテソと彼を追いかけるウナのロングショット、屋台でテソにタンムジ(たくさん)を食べさせてあげるウナと、自然な手つきでウナの口元を拭いてあげるテソ、図書館で勉強する二人の絶妙な間など、ひとつひとつのショットが、二人の距離感、愛情や切実な思いを雄弁に伝えてくれます。余白の美学とでもいうのでしょうか、あえて説明せず、視聴者に委ねているのが本作の特徴であり、一番の見どころかもしれません。
心に残った記憶と思い出は“それだけで輝く”こと。そして、“愛の形はひとつじゃない”ということ。
そんなメッセージを本作から受け取ることができて、心が洗われるようでした。
ここが見どころ!
『愛の光』
全10話
Netflixシリーズ「愛の光」独占配信中
ヒョプ様の“댕댕미(ワンコぶり)”に癒される!『君がきらめく季節に』

『君がきらめく季節に』(2026)
全12話
出演:イ・ソンギョン、チェ・ジョンヒョプほか
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
(C) 2026. MBC. All Rights reserved.
あらすじ
世界的なアニメーションスタジオでアニメーターとして働くソヌ・チャン(チェ・ジョンヒョプ)は、ある⽇、思いがけない再会を果たす。目の前に現れたのは、かつて彼を⼼の傷から救ってくれた⼥性、ソン・ハラン(イ・ソンギョン)だった。しかし、明るかった彼⼥は別⼈のように変わり、⼀流ファッションデザイナーとして⾛り続ける⼀⽅で、過去の痛みから誰も寄せつけないほど⼼を閉ざしていた。そんなハランを助けたいという思いに駆られたチャンは、彼⼥のために全⼒を尽くす決意をする。ハランの⼼の壁を少しずつ丁寧にチャンが越えていく中で、2⼈は次第に、互いの存在が大きくなっていく。
ここが見どころ!

(C) 2026. MBC. All Rights reserved.
本作は、毎日を夏休みのように楽しみながら生きるチャンが、自らを暗くて長い冬に閉じ込めてしまったハランの心の扉をノックし、共に温かい春に向かって歩んでいく越冬ロマンス。
2人の出会いは7年前。アメリカの大学に留学していたチャンは、ファッションデザイナーとして一歩踏み出したハランと毎日チャットでやり取りをしていました。当時、“人生の冬”の中にいたチャンは、日々の出来事や不眠に効く音楽など、ハランから届く他愛もないチャットに救われていました。
ある日、ハランが「飛行機雲を見たら会いたくなった」とサプライズでアメリカにやって来ます。チャンのいる大学に到着するまであと少しという時に、チャンの研究室で爆発事故が発生。チャンは研究室のドアを開けた瞬間に爆発に巻き込まれて、瀕死の重傷を負ってしまいます。

(C) 2026. MBC. All Rights reserved.
それから7年後、世界を股にかけて活躍するアニメーターになったチャンは、新作のキャラクターデザインを韓国のハイエンドファッションブランド「ナナ・アトリエ」とコラボすることになり、久しぶりに韓国へ戻ってきます。コラボプロジェクトの責任者として彼の前に現れたのは、「ナナ・アトリエ」の看板デザイナーに成長したハランでした。
チャンは一目でハランだと気づきますが、ハランは「はじめまして」と全くチャンのことを覚えていない様子。それだけでなく、春の木漏れ日のようにチャンを照らしてくれていたハランは、まるで別人のように人を寄せ付けない冷たさを放っていて……。

(C) 2026. MBC. All Rights reserved.
韓ドラ鉄板の記憶喪失かと思いきや、チャンは同じ研究室に所属するハランの恋人カン・ヒョクチャンの代わりに正体を隠してメッセージに返信をしていたという展開! ハランは初対面だけど、チャンにとっては7年前に暗闇から救ってくれた人との運命的な再会で、でもそれを言い出せなくて……と、もうこの時点で切なさ×胸キュン確定なわけです!
ハランは爆発事故でヒョクチャンを失ったショックと、幼い頃に両親を交通事故で亡くしたトラウマが重なり、「何も起こらなければ大切な人を失うこともない」とすべての人間関係に線を引いていました。そんなハランを助けたいという思いに駆られたチャンは、過去のことを隠したまま「3か月体験版の友達」になることを提案します。
明るいチャンと過ごすうちに、少しずつ凍っていた心が溶けていくハラン。昔冬から救い出してくれたハランを今度は自分が春に連れていきたいだなんて、なんて素敵な恩返しなんでしょう……! 「ある人の世界を彩りたいんです。灰色じゃなくて、カラフルに以前のように明るく」「過去や将来は考えず、僕が帰るまで楽しく過ごしましょう。次の春が来る時まで、春の遠足みたいに」など詩的なセリフも美しく、陽だまりのように温かいチャンの優しさに、凝り固まった心がじわじわとほぐれていくのを感じるはず!

(C) 2026. MBC. All Rights reserved.
底抜けに明るいチャンですが、7年前は父との軋轢から死を考えるほど追い詰められていました。ハランは、あの時に踏みとどまらせてくれ、爆発事故で昏睡状態に陥っていた時も目覚めるきっかけをくれた命の恩人。チャンは正直にすべてを打ち明けたいと思いますが、それはハランを騙してチャットをしてたこと、ハランの恋人の死に自分が関わっていることを明かすことにもなってしまう。さらに、ハランとの再会がトリガーとなり、完全に思い出したと思っていた記憶に空白があることもわかって……。
複雑で繊細な内面を抱えているからこそ、太陽のような笑顔がより輝くと言いますか。胸に刻んだ「メメント・モリ(死を忘れるなかれ)」のタトゥーをモットーに毎日を謳歌するチャンですが、あの頃心に積もった雪は今も溶けきらずに残っているんですよね。チャンの中に残る冬の影を感じるたびに胸がギュッとなります。

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2人の距離が縮まっていくほど、チャンが隠している真実にハランはいつ気づくのだろうとハラハラ。爆発事故の真相が明かされていく“プチ”サスペンス要素もありますが、ドロドロ展開はないのでご安心を。
ストーリーに心が癒されるのはもちろん、173㎝のイ・ソンギョンと186㎝のチェ・ジョンヒョプの2ショットの美しさに目も癒されること間違いなし。ヒーリング満載で、のんびり休みたい梅雨のおうち時間にもおすすめです。
配信サイト
『君がきらめく季節に』(2026)
全12話
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
青春の内側にある痛みや葛藤を描く成長ストーリー『遠見には緑の春』

『遠見には緑の春』(2021)
全12話
出演:パク・ジフン、カン・ミナ、ペ・イニョクほか
© 2021. AHN Studio Co., Ltd. All rights reserved.
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配信情報:U-NEXT、Prime Video、Hulu、ABEMAほか
あらすじ
ミョンイル大学の新入生ジュン(パク・ジフン)は裕福な家庭に生まれ、明るく優しくイケメンで校内一の人気者だが、家族との間に問題を抱え、本心を隠していきていた。ある日ジュンは先輩のスヒョン(ペ・イニョク)と出会う。成績優秀だが、貧しい家庭のスヒョンは周囲と関わらず日夜アルバイトに励み、弟のために生活費を稼いでいた。ジュンは上辺しか見ない周りの学生と違い、クールでストレートな態度のスヒョンが気に入り、初めて自身の人間らしい姿を見せる。一方、ソビン(カン・ミナ)は、真面目で努力家だが存在感が薄く教授からも冷たくあしらわれる日々。教授の助手を志望するも、すでにジュンが助手に決まっていることが発覚。ジュンは助手のポストを譲る条件に、ソビンに本当の友達になることを提案する。徐々に距離が近づいていく中、ジュンとスヒョンとソビンは課題でグループを組むことになり……。
ここが見どころ!

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パク・ジフンが演じるジュンは入学してすぐにファンクラブができるほどの人気者。いつも人の輪の中にいて、大学生活を謳歌しているように見えますが、笑顔の裏に「何が青春だよ、笑わせるな」と冷めた一面を抱えていました。
パク・ジフンは、そんなジュンの二面性を瞳の演技で繊細に表現。愛想の仮面を外した途端にキラキラと輝いていたジュンの瞳が影に覆われる切り替えがすごい。大きな目がチャームポイントのパク・ジフンですが、瞳の輝度まで操れるとは。おそるべし!

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誰もがジュンに好意的に接する中、唯一ジュンのダークな一面を見抜いていたのが経営学科3年生のスヒョンでした。「友達を作ることは世界で一番簡単なこと」と思っていたジュンは、自分に関心を示さないスヒョンに強く興味を引かれ、あの手この手で仲良くなろうとするのですが……。
スヒョンを演じるのは『宇宙をあげる』『チェックイン漢陽』などに出演し、主役クラスの俳優に成長中のペ・イニョク。本作は『シュルプ』『なぜオ・スジェなのか』に出演する前の、テレビドラマデビューして間もない頃の作品で、ペ・イニョクファンにとっては新人らしいフレッシュさが残る姿も見逃せないポイントになるはず♡。
さらに、本作には『私の夫と結婚して』でブレイクし、日本のドラマ『初恋DOGs』でも話題を呼んだナ・イヌも出ているんです! ナ・イヌが演じるのは、ジュンの優秀な兄で経営学科の新任教授ジュンワン。異様なまでにジュンに冷たく接するジュンワンですが、兄弟関係が冷え切ってしまったのには理由があって……。
パク・ジフン、ペ・イニョク、ナ・イヌ。今となっては豪華な顔ぶれの共演は、間違いなく本作の大きな見どころです!

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物語は、ジュン、スヒョン、そして『女神降臨』のカン・ミナが演じるソビンの3人を中心に展開していきます。ソビンはスヒョンと同じ経営学科3年生ですが、スヒョンは兵役で1年間休学していたため、ソビンはスヒョンのことを「先輩(ソンベ)」と呼んでいます。
「男女3人が主人公の大学を舞台にした青春ドラマ」となると、恋の三角関係がお約束だったりしますが、本作はロマンス要素もありつつ、3人が互いに支え合う存在となり、それぞれの問題と向き合って成長していく姿をメインに描いているところがポイント。
ジュンは、学校の中でも頭一つ抜けたお金持ち。身に着けるアイテムはブランド物で、多くの学生が学校の寮で集団生活をする中、ジュンは広々とした部屋で一人暮らしをしています。毎日のように先輩や友人たちにコーヒーや飲み会代、帰りのタクシー代までなんでもおごってあげるのですが、ジュンの気前の良さの根底には愛情への渇望があるんですね。
その背景にあるのが、家族との問題。ジュンは出来損ないのレッテルを貼られ、母親に冷遇され、父親からはDVを受け、兄からは「お前に家族はいない」と突き放されて育ち、家族との溝は年々深くなる一方でした。そんなジュンにとってお金は人の心を繋ぎとめる手段であり、簡単に好意を寄せてくる周囲の人たちのことを心の中で冷笑しつつ、孤独を埋めていたのでした。

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スヒョンの悩みは貧困。警察官だった父が殉職してからは大黒柱となり、母と弟を支えてきました。経済的にも精神的にも余裕がないスヒョンの目には、ジュンがお気楽なお坊ちゃんにしか見えません。最初はジュンのことを遠ざけていましたが、ジュンが抱える孤独を知って少しずつ変わっていきます。
ジュンにとって弟思いなスヒョンは憧れの兄の姿だったはず。外見やお金といったジュンの武器が全く通用しないところも新鮮だったでしょうし、だからこそ腹黒な一面もすぐ見せられたのでしょう。
一方で、スヒョンもジュンに対して弟を心配するような気持ちを抱き、次第に心を開いていきます。真逆の痛みを抱える2人が互いに自身の兄弟を投影しながら相手を理解し、手を差し伸べ合う様はまさに青春。絶妙な年齢差が本作の隠れたミソなのかもしれないと思いました。

© 2021. AHN Studio Co., Ltd. All rights reserved.
ロマンス要素ありと前述しましたが、ジュンのお相手となるのがソビンです。ほかの女の子たちのように、ソビンも自分に恋愛感情を抱いているだろうと思っていたジュンでしたが、ソビンに片思いの相手がいることが発覚して……。
2人の恋はジュンのこじらせた孤独感から始まるのですが、ソビンの気を引こうとするジュンの小悪魔ぶりがかわいい! 甘えてみたり、突拍子もないことを言ってみたり、先輩のソビンを振り回す“ヌナ(年上)キラー”なジュンに胸をくすぐられること間違いなし。それでいて、ソビンのトラウマに寄り添う時は、いつものかわいいキャラから一転して真剣で頼もしいジュンが沼すぎます!
タイトルの通り、「あの頃はそうだったな」と過ぎ去った青春の尊さを思い出させてくれる本作。オープニングテーマ曲「BOM BOM BOM」は、韓国を代表する春ソングとして知られるロイ・キムのヒット曲を、『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』『太陽の末裔 Love Under The Sun』で知られる“OSTの女神”ことPunchがカバーしたもの。OSTも素敵なのでストーリーと合わせて楽しんでくださいね。
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各 12,870円(税込)
発売元・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
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配信サイト
『遠見には緑の春』(2021)
全12話
U-NEXTにて配信中
耕運機に乗った“ロマンス職人”降臨『本日も完売しました』
『本日も完売しました』
全12話
出演:アン・ヒョソプ、チェ・ウォンビン、キム・ボム、コ・ドゥシムほか
Netflixシリーズ「本日も完売しました」独占配信中
あらすじ
仕事一筋で、完売にこだわる通販番組の人気MCのタム・イェジン(チェ・ウォンビン)。彼女が売り上げトップに返り咲くべく訪れた田舎町で出会ったのは、三つの仕事を掛け持ちする謎多き農夫のマシュー・リー(アン・ヒョソプ)。自分自身を顧みずに走り続けてきた二人が、互いを癒やし、本当の自分と向き合う姿を描く。
ここが見どころ!
今回は、通販番組の大人気MCと農家が出会い、互いに影響し合いながらも、癒しを与えていく姿を描いたロマンチック・ラブコメディを紹介します。
キャリアのために化粧品会社と取引をしようと奔走する中で、商品の原料の作っている田舎町を訪れるタム・イェジンを『御史<オサ>とジョイ』『こんなに親密な裏切り者』のチェ・ウォンビンが。また、ミステリアスだけど世話焼きな農家のマシュー・リーを『社内お見合い』『いつかの君に』『ホン・チョンギ』のアン・ヒョソプが演じています。
アン・ヒョソプといえば都会的なイケメンのイメージ。しかし、本作ではトラクターを駆る農夫を演じているのに“ロマンス職人”の呼び名に恥じない麗しさです!
そして、レトワールの専務ソ・エリックには『九尾狐伝』『ロースクール』のキム・ボム、通販番組PDには『未知のソウル』『海街チャチャチャ』のパク・イェヨン、マシューの同僚には『素晴らしき新世界』『ヴィンチェンツォ』のユン・ビョンヒが務めています。
それでは見どころを紹介しますね!

後ろ姿はタム・イェジン(チェ・ウォンビン)、その隣はマシュー・リー(アン・ヒョソプ)
ソウルの通販番組MCイェジンは、緻密な商品研究とトークの巧さで好成績をあげているにもかかわらず、彼女が扱わない化粧品のMCに看板番組の枠を奪われてしまいます。その座を取り戻す条件は、フランスの化粧品ブランド「レトワール」との契約。そのためには原料確保が必須……ということで、田舎のトクプン村を訪ね、原料の秘密を握る農夫マシューに接近するのですが……。
このマシューこそ、メチュリ(韓国語で、ウズラのこと)の愛称で村人たちから好かれており、農業(キノコ栽培)、研究開発、事業を手掛ける人物でイェジンが探している相手。イェジンはメチュリに、あの手この手で取り入ろうとするのですが……とにもかくにもクセが強い! 圧をかけられるメチュリだけでなく、観ている側もその強引さ、鋼のメンタルに辟易しちゃうんですが、物語が進むにつれて、イェジンの隠していた弱さが見え始めます。
MCという華やかな職業につきながらも、家に帰れば商品が山積み。恋人にはフラれ、家族関係も、イェジン自身のメンタルもワケありで満身創痍……。メチュリが彼女の抱えている事情を知るにつれ、最初は冷たかった彼の眼差しが、徐々に心配や労わりや優しさといったものを宿していく様子は見ごたえがあります。また、彼女を心配してあれこれと行動するのですが、その献身的な姿は胸キュン必至です!

二人の前途には暗雲が立ち込めている……
スローライフと言いますか、トクプン村の風景とそこに暮らす人々の暮らしぶりも、本作の魅力のひとつです。
先ほども書きましたが、農業、研究開発、事業を一手に引き受けている、まさにシゴデキのメチュリ。しかし、村では「便利屋かな?」と思うほど、村の人にいいように使われているんですが、それはメチュリを信頼しているからこそでした。
牛の出産を手伝ったり、歌番組好きなお年寄りのために集会所のテレビを直したり、自分のトラクターにご近所さんを乗せてあげたりと、ブツブツ言いながらも手伝ってあげるメチュリ。そして村人たちもお願いだけするのではなく、自分の畑で採れたトウモロコシをあげたり、おかずを分けてあげたり、キノコの収穫を手伝ってあげたりするなど、持ちつ持たれつのよい関係なのでした。
たま~にうざったいときもあるけれど、それはメチュリを心配してのこと。
また、村で困っている人がいるときは、相手の事情を組んで助け合う人情味あふれるトクプン村のご近所ライフに癒されます。
また、人だけでなく、「噛みません」と書かれた小屋に住む村の愛犬チャンシクは、メチュリのランニングに勝手についてくるほど懐いているのも、またよくて。イケメンとワンコがじゃれあう農道散歩、思わず頬が緩みます。
そんなトクプン村での生活の様子を見ているだけでも、忙しい日常で疲弊気味の現代人のストレスを解消してくれるはず。なお、村のシーンは、ソウルから車で二時間半ほど離れた忠清北道・槐山(クェサン)で撮影されたとか。今夏、韓国への旅行を考えている人は、地方旅行も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

トウモロコシ畑を背にしたアン・ヒョソプ
本作のハイライトは、やはり主演のアン・ヒョソプです!
誠実まじめなメチュリは、ぶっきらぼうに見えて、誰に対しても礼儀正しい好青年。タクシー運転手には敬語で話すし、イェジンに対しても“さん”づけで呼びます。部屋も整理整頓され、料理も完璧。物語が進むほど、メチュリの知性と芯の強さがにじみ出てきて、どんどんハマってしまうキャラクター。
そのうえ、イェジンが夢遊病でケガをしないよう、無言の気遣いをするんですよ。何も言わずに家具のカドにプロテクターを取り付け、イェジンがぶつかりそうなものは全部あらかじめ片づけておく。そのうえ不眠症で夢遊病の症状が出た彼女を猛ダッシュで助けにいくとか、イェジンの父親も真っ青の包容力にキュン♡
そのうえ、首に麦わら帽子を被ってトラクターを運転する姿、アジュンマエプロンを着てキムチ漬けを手伝う姿、キノコをお世話する姿など、激レアすぎる姿が満載! イケメンと農村のケミの良さはわかっていたつもりですが、今回はケタ違いの破壊力でした。イケメンってトラクターに乗っていてもイケメンなんですね……。むしろ「働く車を動かしている」ことでイケメン度が高まっている気がします。
これまではわりと御曹司や医者といった都会的なイメージが強かっただけに、農村のアン・ヒョソプの新鮮さはクセになりそう!
なお、きのこ農場でのダイナマイト・キス(←言いたかっただけです笑)の中毒性もハンパないので、視聴の際にはお気をつけください。
そして、本作の最近の韓国ドラマらしからぬトクプン村基準のスロー展開。お話も恋模様も、まったり進みますので、ゆったりした気持ちで観てくださいね。
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『本日も完売しました』
全12話
Netflixシリーズ「本日も完売しました」独占配信中
弱さや矛盾を抱えた不完全なヒーローたちが愛おしい!『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』

完璧主義の冷徹上司の弁護士ユン・ソクフン(イ・ジヌク)と新米弁護士カン・ヒョミン(チョン・チェヨン)
『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』
全12話
出演:イ・ジヌク、チョン・チェヨン、イ・ハクジュほか
Netflixシリーズ「エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち」独占配信中
あらすじ
大手法律事務所『ユルリム』に、ロースクールを首席卒業し、各事務所からオファーを受けていた新米弁護士カン・ヒョミン(チョン・チェヨン)が入所する。理性的な判断を重視するが融通の利かない上司、ユン・ソクフン(イ・ジヌク)率いる訴訟チームへの配属を希望するが、ソクフンは面接試験にだらしない格好で遅刻したヒョミンのことが気に入らない。2人は法廷の内外で激しく衝突し、悩みながら、“真の弁護士の意味”と“人間的共感の価値”を見出していく。
ここが見どころ!
本作は、大手法律事務所を舞台に、さまざまな“愛”がくり広げられるリーガルドラマ。といっても、よくある法廷ドラマとは違って、依頼された案件を法律だけではなく、心で解決する弁護士たちが話題に。“弁護士として、人としてどうあるべきか”という主人公たちの姿を通して視聴者にも「法とは?」「愛とは?」「正義とは?」ということを深く考えさせる良作です。
本作は「正義 VS 悪」の勧善懲悪ストーリーじゃありません。「傷ついた心に、どうすれば寄り添えるのか」を本気で模索する人たちの物語。
新人弁護士カン・ヒョミンはロースクール主席、ヒョミンの上司ユン・ソクフンは勝率100%の完璧主義……と聞くと、超人的にデキる新人が上司と手を組み、巨悪に大ナタを振るうイメージですが、どっこい彼らは普通の人間です。完全どころか、不完全なヒーロー。
そんな主演2人の魅力を紹介します。

カン・ヒョミン
理想と現実の間でもがき続ける新人弁護士。プロとして感情的になってはいけないとわかってはいるけれど、目の前で苦しんでいる人を見ると心が動いてしまう、とても人間らしい人物。両親は法曹関係、首席で卒業した超エリートなのに、めっちゃ不器用で、世間知らずで、正義感だけで爆走してしまうような、危なっかしさも。
読書に集中してしまい、うっかり電車を乗り過ごして面接に遅刻したり、総会に出席するだけの案件なのに都市ガスの不正利用に気付いて、その調査に没頭するあまり、“報連相”をぶっちぎって無断欠勤するとか、上司に盾突くとか、なかなかにぶっとんでます(笑)。
しかし、失敗するたびに悩み、葛藤し、自分なりの「正義」を見つけ出そう努力して結局自分のものにしちゃう姿が泥臭くてカッコいい!

ユン・ソクフン
ヒョミンの上司であるソクフンは、ヒョミンとは違って、冷徹・合理的・妥協知らずの完璧主義者のエリート弁護士。冷酷かと思いきや、自分の考えを押し付けずに、相手にさりげなくアドバイスしたりなど、“まず部下に考えさせる”タイプ……と、思ったより部下思いの上司でした。
プライベートでは意外と家庭的な一面も。堅物かと思ったら、過去は元妻とラブラブで、一緒に石鹸を作ることもあった様子。そして愛犬・ハッシュへの溺愛っぷりもすごい。
回を重ねるごとに、冷徹さは自分の心を守るための防具だったことがわかってきます。誰よりも人の痛みが分かるソクフンだからこそ、自分の感情に流されてしまわないよう、鎧などでガッチガチに身を守っていたのでした。
調子を狂わす新人ヒョミンの登場により、固く閉ざしていた自分の心と向き合い、徐々に人間らしさを取り戻していくのですが……。ちょいちょい、彼は不器用な優しさを見せたり、内に秘めた情熱を炸裂させて、視聴者のハートを盗んでいくのでお気を付けください(特にハッシュと戯れるシーンの盗難率は100%)。
ちなみに、本作にもラブラインはあります!
といっても、メインのふたりではなく、同僚のイ・ジヌ(イ・ハクジュ)とホ・ミンジョン(チョン・ヘビン)。職場ではライバルですが、一歩外に出れば、冗談も言い合うし、家族や恋の相談もする最高の友人同士。2人の掛け合いシーンは、法廷砂漠に湧き出るつかの間のオアシスではしゃぐ無邪気なカップルを見ているのかのような、くすぐったさと安らぎがありました。ジヌの「ヌナ、好き好き!」攻撃にほっこり。年齢差など、現実をシビアに考えるミンジョンのいじましさも、またリアル。

母性愛、異性愛、ペット愛など、多様な愛を描かれている本作。各話の依頼人はそれぞれ、悲しくも厳しい現実に直面しています。つまり、依頼人にとって訴訟は“最後の頼みの綱”。切実な彼らの思いと願いを叶えるため、ソクフンとヒョミンと仲間たちは日々奔走します。
2人の休憩中のやり取りや、法廷で発せられる彼らの言葉のひとつひとつには慈愛が満ちていて、じんわりあったかい。本作を観た後は、観る前に比べて、ちょっぴり人に優しくなれる、そんな力を持った作品です。
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『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』
全12話
出演:イ・ジヌク、チョン・チェヨン、イ・ハクジュほか
Netflixシリーズ「エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち」独占配信中
人生や人間関係に疲れた時におすすめ!癒し系韓国ドラマのポイント
人生や人間関係に疲れた時に観たい韓国ドラマをご紹介しました。心が少し疲れている時こそ、ドラマの優しいストーリーや温かな登場人物たちが、気持ちをそっとほぐしてくれるはず。気になる作品があれば、ぜひこの機会にゆっくり楽しんでみてください。

















































