いま韓国ドラマ界で最も注目を集める女優の一人、ハン・ソヒ。見る人を引き込む圧倒的な存在感と作品ごとに異なる表情で、多くのヒット作を生み出してきました。初めて見る人にもおすすめしたい代表作3作品をご紹介します。
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韓ドラマニアのライターがおすすめ!

ライター
KAORU
Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年数回は海外へ。2025年はソウル、シアトル、ソウルへ。10月25日の台湾LGBTプライドパレード「臺灣同志遊行」にも参加。

ライター
YUKI
K-POPアイドル、俳優にインタビューを行うフリーランスライター。TOPIK6級取得。
CONTENTS
翻弄されるヒロインに共感を抱いてしまうハイパーリアルなラブロマンス『わかっていても』

ジェオン(ソン・ガン)とナビ(ハン・ソヒ)。出会って小一時間でこの距離!
『わかっていても』
全10話
出演: ソン・ガン、ハン・ソヒ、チェ・ジョンヒョプほか
Netflixシリーズ「わかっていても」独占配信中
あらすじ
美術大学で彫刻学科を専攻をしている大学生ユ・ナビ(ハン・ソヒ)は、恋人の浮気現場を目撃したことで別れを選択する。失意の中、バーでひとり飲んでいたナビは、完璧なビジュアルと人当りもよいパク・ジェオン(ソン・ガン)と意気投合。彼の部屋へと誘われたものの、女性の気配を感じてその場から立ち去るのだった。しかし後日、学科の飲み会でジェオンと再会する。ジェオンが同じ学科に復学したばかりの後輩だと知ったナビは、警戒しつつも彼に惹かれていくのだが……。
ここが見どころ
春ですね。みなさん恋してますか⁉ それとも恋を求めていますか? もしや過去の恋、引きずっていますか……?
いま挙げた項目のいずれかにあてはまる方にぜひ観てほしいのが今回紹介する『わかっていても』です。
早速、“わかっていても”沼ってしまうポイントを説明します!

フーディーだけでもこんなにかわいいナビ♡
本作は、同タイトルのウェブ漫画を原作に、愛は信じていないが恋愛はしたい女性と、恋人はいらないけれど“Some(友達以上恋人未満)”な相手はそばに置きたい男性がくり広げる、甘酸っぱくてほろ苦い大学生たちの恋愛模様をリアルに描いた青春ラブストーリー。観る前までは、「くっついたり離れたりする若者たちの恋愛と情熱をピュアに描いたお話かな」と思っていたのですが、ふたを開けてみたら、「割り切った男女関係」に葛藤する、わかっていてもままならない煩悩の塊のような作品でした……。老若男女問わず、恋愛に興味があればすべて対象内。ただ刺激は強めなので、そこだけ気をつけてもらえればよろしいと思います。

ソン・ガンのご尊顔♡
そして、視聴欲をかき立てるのは、主人公たちのビジュアルの高さです!
主演は“Netflixの息子”と呼ばれるビジュアルマスターのソン・ガンと、『サウンドトラック #1』や先頃シーズン2が配信された『京城クリーチャー』で存在感を見せつけているハン・ソヒ。この2人だけでも、ビジュアル測定器が存在するなら振り切れるんじゃないかという強めのカードですが、さらにナビの幼馴染で彼女に尽くしまくるヤン・ドヒョン役にチェ・ジョンヒョプが起用されているという鉄壁の布陣。妖艶なソン・ガンだけでなく、癒し系じゃがいも男子ことチェ・ジョンヒョプも配置するという大盤振る舞い! 「咳をしても一人」という自由律俳句の先駆者・尾崎放哉の作品を髣髴とさせる「どっちに転がっても沼」という感想を抱くことでしょう。

製作室での逢瀬を楽しむジェオンとナビ。美大生ならではのデートシーンですね。

ナビは美大生なので作業着を着て製作に励む。
メインの登場人物は20代の美大生たち。ヒロインのナビは、恋人に浮気されたけれど、このルックス。実際はモテるし、友人も多く、スクールカースト上位にいそうなコなんですよ。それなのに、思いっきり腹の底から笑うシーンはあんまりないんですよね……。元カレに浮気された傷、美術的才能への焦り、家族との関係についての悩み。さらに、ナビには気持ちを飲み込んでしまうところがあって、断れない・怒れない・自己主張できないという、周りから見たら、かなり都合がいい人に思われていることが、自分自身の首を絞めているんです。だからこそ元カレ(浮気性)とジェオン(恋愛する気はないけど関係は深めたいタイプ)というダメ系男子に捕まってしまうわけですが。

ナビの最後の選択、かっこよかったです!
くり返しになりますが、本作は浮気ばっかりする年上彼氏と別れてハートブレイク中の美大生ナビが規格外のイケメン・ジェオンと知り合い、ダメ男回避どころか、ダメ男遍歴の上書き(しかも大幅修正)をしてしまう物語です。
しかし、誰もナビを責めることはできません。ナビとジェオンの2人だけのシーンのきらめき度の解像度が違うんです。恋愛フィルターがかかった4K使用なんですよっ! 出会ったバーの照明の具合、音もなく降り積もる雪、風に舞い散る桜の花びら。ほぼゼロ距離にあるジェオンの憂いを帯びた目。セクシーな声。ほしい言葉はくれないけれど、ぬくもりは与えてくれる魅力的な唇。ハマったらいけない相手だとわかっていても、「もしかしたら……」と期待せずにはいられない圧倒的な美がそこにあるのです。絶世のイケメン・ジェオンという男に、一体誰が惹かれないでいられようか、いやない、ないんです!
脇役カップルたちも見逃せない
本作は大学生の群像劇なので、観る人によっては友人たちの恋愛模様に、より共感する人がいるかも。彼らのテーマは「友情から生まれた恋」。マッチングアプリや合コンで出会いを求めるも、遠回りしながら身近な友人の大切さに気づくんです。そして、「告白して親友を失ったらどうしよう」とか「想いを受け止めてもらえなかったら……」と思い悩む、というところまではよくある話ですが、本作ならではというか、いいなあと思うのは、想い人が異性・同性に関係なく描かれているところ。相手が誰であっても好きになったら心は弾むし、葛藤が生まれるという、ごくごく当たり前のことを何気ない場面とセリフで気づかせてくれるのでした。
また、ナビたち仲間が彼女たちをするっと受け入れ、祝福する様子もすごく自然でよかったです♡

わかっていてもあらがえない2人のやりとり、ぜひ沼ってくださいませ♡
いかがでしたか?
本作は、横浜流星主演の『わかっていても the shapes of love』として、日本リメイクもされています。こちらは「傷つくとわかっていても、愛に手を伸ばしてしまう人間の衝動」を描いたもの。ジェオンとはまた違う罪な沼男(横浜流星)が登場するので、未視聴の方は、見比べてみるのはいかがでしょう。
配信サイト
『わかっていても』
全10話
出演: ソン・ガン、ハン・ソヒ、チェ・ジョンヒョプほか
Netflixシリーズ「わかっていても」独占配信中
19年来の親友の男女が紡ぐミュージックロマンスドラマ『サウンドトラック #1』

『サウンドトラック #1』
全4話
出演:ハン・ソヒ、パク・ヒョンシクほか
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
© 2024 Disney and its related entities
あらすじ
写真家のソヌ(パク・ヒョンシク)と作詞家のウンス(ハン・ソヒ)は19年来の親友。ある日、ウンスは有名な作曲家から作詞の依頼を受けるが、歌詞から切ない片思いの感情が感じられないとダメ出しされる。ソヌが誰かに片思いをしていることを知ったウンスは、「片思いの歌詞を書く手伝いをしてほしい」とソヌに2週間限定の共同生活を持ち掛ける。
ここが見どころ!
各地で街を彩るイルミネーションが始まり、いよいよ冬がやって来る! 季節によってファッションが変化するように、寒い季節だから聴きたくなる音楽、見たくなるドラマ・映画ってありますよね。『サウンドトラック #1』は、冬の感性がたっぷり詰まったラブストーリー。全4話の短編ドラマですが、センチメンタルな気分に浸ったり、心がじんわり温まったりと、まるで劇場で1本の映画を観たかのような満足感と余韻が残るドラマです。
演出を手掛けたのは、『ヴィンチェンツォ』(2021)のキム・ヒウォン監督。韓国ドラマはシーンを彩るOST(挿入曲)もストーリーと同じくらいの大役を担っていますが、本作はその“音楽”の部分によりフィーチャー。“ミュージックロマンス”という新たなジャンルに挑戦し、SUPER JUNIORのキュヒョン、NCTのドヨン、イ・ハイといった人気アーティストたちがOSTに参加しています。そのどれもが世界観とマッチしているのはもちろんのこと、歌詞が字幕で表示されるところもポイント。ソヌの心情を表したようなOSTに感情を揺さぶられます。

どちらかが「20年来の親友じゃん」と言うと、もう片方が「正しくは19年ね」と訂正する些細なやり取りがツボ。
活発な性格のウンスは「なんで片思いなんてするの?好きになったら思いを伝えればいいし、告白して断られたことがないもの!」と片思い経験ゼロ。いつものようになじみの店にソヌを呼び出し、歌詞に真実味がないとダメ出しされたことを愚痴っていましたが、どうやらソヌには好きな人がいるみたい。しかも、長い間片思いをしている模様。2週間で歌詞を書き直す条件でもう一度チャンスをもらったウンスは、ソヌに「うちに泊まり込みで作詞作業の手伝いをして!」とごり押しします。(すんごい酔っ払いながら(笑))
ソヌは「嫌だ。家汚いじゃん」と、今日も今日とて自由奔放なウンスをあしらっていましたが、翌朝、荷物をまとめてウンスの前に現れます。そう、ソヌの片思いの相手はウンスでした。片思い中であることを勘づかれたことに焦って、相手は留学先で出会ったジェニファーだと嘘をついてしまいますが(そもそもジェニファーはウンスが当てずっぽうで言った名前)、海外でも活動するソヌは、2週間後の出国までにウンスに告白しようと決意して助手を引き受けたのでした。

ソヌのデスクに置いてあるぬいぐるみには隠されたエピソードが。
こうして共同生活がスタート。作詞の参考にしようとウンスが片思いの心情についていろいろと尋ねるのですが、ソヌの答えが秀逸で……。
「片思いには恥ずかしさもあるけど、胸が痛む時もある。自分にできることは相手と指先が触れ合うことだけだから」
「好きな相手と何もできないことよりも、その人が望むことを何もしてあげられないことのほうが切ない」
表現が美しいがゆえに切ない……。しかも、ソヌにとって片思いは人生の一部のようなものだから、自分の気持ちをアピールすることもなく淡々と答えるところがもっと切ない! それに対してウンスは、「手を握っちゃえばいいじゃない」とソヌの手を握るし、「私も望みがあるんだけど……チョコレートが食べたい」と、無自覚な小悪魔っぷりでソヌの心を揺さぶりまくり。時折ラブコメチックなシーンもあり、喜怒哀楽で言ったら“哀”の演技が魅力的なハン・ソヒのイメージとは少し違う、“喜”と“楽”が多めの軽やかな演技も新鮮で似合っています。

高校時代のシーンで披露した制服姿がかわいすぎると話題に♡
ウンスとの友情を失いたくなくて想いを隠してきたソヌ。その気持ちが痛いほどわかるくらい、お互いを信じて夢を応援し合う2人の関係性が丁寧に描かれていて、全4話という短さでもどっぷり感情移入してしまいました。
作業に集中しているウンスの横顔を見つめ、「薄着すぎるぞ」と小言を言いながら自分のマフラーをウンスに巻いてあげて、マッコリが好きでワインは頭が痛くなってしまうウンスの好みを把握しているソヌ。なのに、ウンスがほかの男とワインを美味しそうに飲んでいたと知った時の表情といったら……。一方的に相手を思い慕う「片思い」を表現するパク・ヒョンシクの繊細な演技が冴えわたっています。

「私たちは離れちゃダメ。そのためには一生友達でいないと」

「ウンスにとって心が安らぐ存在でいられればそれでよかった」
出国前に告白すると決めていたソヌですが、その前にウンスがソヌの気持ちに気づいてしまいます。19年来の仲でお互いを知り尽くしているけれど、唯一知らなかったソヌの思い。2人の関係に変化は訪れるのか、それとも……。後半から片思いの景色がガラリと変化する吸引力のある展開が、静かで優しい物語に心地よいドキドキをもたらしてくれます。
そして、韓国ドラマの隠れた見どころであるエピローグも、これまたいい仕上がりになっています。作品の世界観に合わせて“ボーナストラック”と呼んでいるところもおしゃれで、かゆい所に手が届くような内容に「そうそう!それが見たかった!」と心を掴まれっぱなし。
また、有名プロデューサー役に『今、別れの途中です』『無人島のディーバ』などの話題作で活躍する名バイプレイヤーのキム・ジュホン、ウンスの母親役に映画『パラサイト 半地下の家族』で家政婦役を演じたイ・ジョンウン、大物歌手ジェイジュン役にソ・イングクが登場するので、そちらもお楽しみに。
鑑賞のお供はマッコリがおすすめです。
配信サイト
『サウンドトラック #1』
全4話
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
© 2024 Disney and its related entities
新機軸を打ち出したクリーチャースリラー『京城クリーチャー』

『京城クリーチャー』シーズン1
全10話
主演:パク・ソジュン、ハン・ソヒ
Netflixシリーズ『京城クリーチャー』独占配信中
あらすじ
ときは1945年の春。京城(読み:キョンソン/植民地時代のソウルの呼称)にある謎めいた病院を舞台に、質屋を営むチャン・テサン(パク・ソジュン)と探偵ユン・チェオク(ハン・ソヒ)が手を組み、人間の欲望によって生みだされた怪物や、怪物より貪欲な人間に立ち向かう姿を描いたクリーチャースリラー。
ここが見どころ!
今回紹介するのは、人気俳優パク・ソジュンの最新作『京城クリーチャー』です。
『梨泰院クラス』以来、3年ぶりの主演作というだけでも注目度が高かったのに、人気女優ハン・ソヒとの共演、『ストーブリーグ』(2019年)のチョン・ドンユン監督と、『浪漫ドクター キム・サブ』(2016年)シリーズの脚本家カン・ウンギョンがタッグを組んだということで、話題になった本作。

傷だらけのテサンを見つめるチェオク
時代の闇が最も色濃い時代――終戦間際の1945年の春、“生きる”ことがすべてだった2人の若者が、とある理由によって生み出された怪物(クリーチャー)と、怪物よりも怪物のごとき人間の様々な姿を描き出し、話題を呼んでいるドラマです。実際、Netflix全世界ランキングでは非英語作品の中で第3位を記録。パク・ソジュンとクリーチャー人気の高さを見せつけてくれたのでした。
本作は、時代劇とクリーチャーものを掛け合わせた新機軸の注目作。ただ、「パク・ソジュンは好きだけど、ゾンビとかクリーチャーものや、歴史ものは苦手」と言う方も、意外に多いのでは? もちろん、クリーチャーとの戦いや軍との熾烈な攻防シーンは避けられませんが、それ以外の見どころもたっぷり♪

銃口を向け合う、テサンとチェオク。恋も戦いも一瞬即発!

チェオクを抱きしめるテサン。銃口を向け合ったり、抱きしめ合ったりと、メインストーリー同様、二人のラブライン展開もスリリング
時代を反映させた街並みや人々の服装、日本の風情などは見ているだけで楽しいですし(味の素や森永アイスクリームの看板も)、主演二人の2ショットは、それだけで眼福と言い切れるほど、見目麗しいです。個人的には、クラシカルな装いでビリヤードをするテサン(そのキューを持つ左手の甲と指先)にメロメロです! また、EXO メンバーであるスホが歌うOST「FOREVER」も、劇中を盛り上げてくれています。

テサンの後ろにある赤いポストなど、どこか懐かしさを感じるシーンが多数登場。

シャンデリアが煌めく豪奢な室内で語り合うテサンとチェオク。テサンのクラシカルなスタイルが素敵!
そして、先ほど「時代劇とクリーチャーを掛け合わせた新機軸の注目作」と言いましたが、パク・ソジュン本人曰く、本作は「あの時代を生きていた人々の様子を描いている」とのこと。
クリーチャーや軍の非道さに目が行きがちですが、本編をよくよく観てみると、過酷な時代を生きる人々の慟哭だけでなく、友情や愛といった感情も垣間見ることができます。
「戦時下で生きること」は、過去のことではなく、現代を生きる我々にとっても、もはや地続きのことと言えるでしょう。だからこそ続きが気になる……と思っていたら、年明けの1月5日に、2024年内でのシーズン2配信を発表!
主演はパク・ソジュンとハン・ソヒが続投し、舞台はシーズン1(1945年)の78年後(2024年)の世界とのこと。78年後の“今を生きる人々の姿”がどう描かれるのか、今から期待大です!
レトロなパク・ソジュンも素敵でしたが、現代の姿も楽しみですね♡
配信サイト
『京城クリーチャー』シーズン1
全10話
Netflixシリーズ『京城クリーチャー』独占配信中
まとめ「ハン・ソヒ出演作品」のポイント
今回の記事では、ハン・ソヒ出演のおすすめ韓国ドラマを3作品ご紹介しました。胸キュン必至のロマンスから、息をのむアクション、スリリングなサスペンスまで、作品ごとに異なる魅力を見せる高い演技力は必見。気になる作品があれば、ぜひチェックして、ハン・ソヒならではの表現力と存在感を堪能してみてください。







































































