今回は「秋に欲しい、ユニクロのグレーカーディガン」5型を、身長162cmのライターが実際に着比べて徹底比較!
「服が欲しいけれど、同じアイテムでも種類が多くて違いがわからない……」。ユニクロの売り場で、そんなふうに迷ったことはありませんか? 一見よく似たアイテムでも、比べてみると素材やシルエット、着こなしの印象は意外なほど違います。
そこで「比べる試着室」では、似ている人気アイテムを実際に着比べながら、それぞれの魅力や違いを検証。「どれが一番」という視点ではなく、「どんな人に合う一枚なのか」をレビューします。
まだ暑さの残る9月。厚手のニットやアウターには早いけれど、そろそろ秋らしい服が欲しくなる頃。そんな「秋服の一枚目」にちょうどいいのが、グレーのカーディガンです。注目の5型を並べてみると、色みや質感、シルエットまで思った以上に違いがありました。お手入れ方法や得意な着こなしも含めて比較します。
CONTENTS
秋服の一枚目に欲しい! ユニクロのグレーカーディガン5型を比較
今回比較するのは、写真左から「メリノブレンドポロカーディガン」(¥2990)、「メリノクルーネックカーディガン」(¥3990)、「ミニケーブルクルーネックカーディガン」(¥3990)、「リブVネックカーディガン」(¥1990)、「スムースコットンフルジップカーディガン」(¥3990)の5型。すべてグレー表記、Mサイズで比較します。

ひと口にグレーカーディガンといっても、ベーシックなクルーネック、襟つきのポロ、Vネック、ケーブル編み、さらにファスナーで開閉するフルジップまでデザインは様々。
さらにカラー番号も、03、04、05の3種類。同じグレー表記でも、色みは少しずつ異なります。オンラインで一型ずつ見ていると気づきにくいこうした差も、横に並べると見えてきます。
まずは5型の違いを一覧でチェック!
まずは結論を一覧でチェック! ユニクロのグレーカーディガン5型はどう違う?
秋の一枚目として選ぶなら、見た目の好みだけでなく、日々のお手入れのしやすさや手持ち服との合わせやすさも大事。今回は色みと質感、ケアのしやすさ、デザインやシルエット、着こなしまで横断して比べます。
| 商品名 | 色み・質感 | 扱いやすさ | デザイン・シルエット | 着こなし方 | おすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| メリノブレンドポロカーディガン | 05 GRAY/すっきりした編み地 | 洗濯機可・ネット使用 | 襟つき・半袖/コンパクト | 前を閉じて一枚着 | 秋の入り口にニットトップス感覚で着たい人 |
| メリノクルーネックカーディガン | 05 GRAY/なめらかですっきり | 洗濯機可・ネット使用 | クルーネック/ほどよくすっきり | 一枚着・はおりの両方 | 仕事にも休日にも王道で着回したい人 |
| ミニケーブルクルーネックカーディガン | 04 GRAY/立体感のあるケーブル編み | 洗濯機可・ネット使用 | クルーネック/ほどよくゆとりあり | 一枚着・前を開けて編み柄を見せる | シンプル服に秋らしい質感を足したい人 |
| リブVネックカーディガン | 03 GRAY/淡め・薄手のリブ | 洗濯機可・ネット使用 | Vネック/5型で最もコンパクト | インナーを見せるレイヤード | 上半身をすっきりまとめて軽く羽織りたい人 |
| スムースコットンフルジップカーディガン | 03 GRAY/濃いめ・肉厚でスムース | 手洗い | フルジップ/わきまわりにゆとりあり | 開き具合を変えて一枚着〜はおり | 定番グレーをスポーティに更新したい人 |
気になるポイントをつかんだところで、ここからは5型をさらに詳しく比較。まずは、同じ「グレー」でも意外と差があった色みと質感からチェックします。
【色み・質感を比較】グレーは3種類! 生地の編み目や厚みでも印象に差が
今回の5型はすべてグレーの表記ですが、カラー番号は同じではありません。

上写真は、左から03表記の「リブVネックカーディガン」、04表記の「ミニケーブルクルーネックカーディガン」、05表記の「メリノクルーネックカーディガン」。並べると微妙な違いがあるのがわかります。
また、比べていて面白かったのが、同じカラー番号でも生地の質感によってグレーの見え方が変わること。色とあわせて、編み目や表面の凹凸にも注目してみます。

上写真はカラー番号が05表記のメリノの2型。大きな編み柄がなく比較的すっきりとした表面なこともあり、あまり色の差は感じません。肉眼で見たら左のポロカーディガンの方が黄みが多少あるかも、くらいです。
一方同じ03表記の「リブVネックカーディガン」「スムースコットンフルジップカーディガン」は、かなり差が。まず色みそのものも違って、リブの方が淡め。また、リブの陰影は感じながらも、そもそも生地が薄いので凹凸も少なめ。スムースな編み地のフルジップカーディガンの方が、しっかり濃い色なのがわかります。

対して、表情がはっきりしているのがケーブル。「ミニケーブルクルーネックカーディガン」は身ごろ全体にミニケーブルの凹凸が見えるデザインで、5型を並べた中でもニットらしい表情がわかりやすい一枚。こちらはリブカーディガンと違って肉厚で編み方もしっかり出ているので、淡い色合いなのに奥行きを感じる表情をしています。

同じグレーでも、色は03・04・05の3種類、表面はすっきりしたものからリブ、ケーブルまで幅あり。色だけでなく、どんな質感でグレーを着たいかまで考えると選びやすくなります。
【扱いやすさを比較】洗濯機OKは4型! 持ち歩きやすさや伸縮性にも違いあり
秋口から長く活躍するカーディガンだからこそ、日常での扱いやすさも確認しておきたいところ。お手入れ方法はもちろん、伸縮性や、脱いで持ち歩くときのかさばり方まで5型で比べてみました。

まず意外だったのが、ニットなのに4型が洗濯機可・ネット使用だったこと。残る1型も手洗い可なので、すべて自宅でケアできます。
中でも注目したいのが「メリノクルーネックカーディガン」。毛100%の極細メリノウールを使用しながらマシンウォッシャブルで、ネットを使って洗濯機でケアできます。また、同じく商品名にメリノと入る「メリノブレンドポロカーディガン」も洗濯機OKですが、こちらはアクリル70%、毛30%。同じ「メリノ」でも、毛100%とアクリル主体のブレンドでは素材構成が大きく異なります。
メリノ以外も素材構成は様々です。「リブVネックカーディガン」は、レーヨン50%、綿46%、ポリウレタン4%のコットンモダール混。「ミニケーブルクルーネックカーディガン」は、アクリル51%、ポリエステル27%、綿22%。伸びのよいリブと、糸を起毛させたケーブルという生地の特徴は異なりますが、どちらも洗濯機可・ネット使用です。
ここまでの4型は洗濯機OK。唯一、手洗いなのが綿100%の「スムースコットンフルジップカーディガン」です。
お手入れ方法に加えて、着るときの扱いやすさを左右するのが伸縮性。素材や編み方が異なる5型は、引っ張ったときの伸び方や戻り方にも違いが出ました。下写真下段右の肉厚な「スムースコットンフルジップカーディガン」や上段右の「ミニケーブルクルーネックカーディガン」は戻る力も強く、ヨレにくい印象。薄手になるほどその力は弱まりますが、軽い力でも伸びるので、着ていて窮屈さは感じなさそうなのがわかりました。

そして、秋口のはおりとして見逃せないのが、持ち歩きやすさ。朝晩はカーディガンが欲しくても、日中はまだ暑く、脱いでバッグにしまうことも多い時季です。そこで5型を同じ方法で畳んでみると、これも素材や編み方、厚みによってボリュームにも違いが。下写真いちばん上の「リブVネックカーディガン」は、いちばん下の「スムースコットンフルジップカーディガン」の1/3くらいの厚みというのがわかります。

5型中4型が洗濯機OKというケアの手軽さに加え、伸縮性や戻り方、畳んだときの厚みまで比べると、同じカーディガンでも「扱いやすさ」の中身は様々。こまめに洗いたい、脱ぎ着することが多い、通勤バッグに入れて持ち歩きたいなど、自分が秋にどんなふうに使うことが多いかまで想像すると、より選びやすくなります。
【デザイン・シルエットを比較】クルー、ポロ、Vネック、フルジップ…首もとからフィットまで違いあり!
ここからは身長162cmのライターが実際に着て、形をチェック。まず違いが分かりやすかったのが首もとです。
下写真上段の右二つ「メリノクルーネックカーディガン」と「ミニケーブルクルーネックカーディガン」はクルーネック。その左の「メリノブレンドポロカーディガン」には襟があり、下段左「リブVネックカーディガン」は5型で唯一のVネックです。

並べてみると、クルーネックは首もとに沿うベーシックな形、ポロは襟がデザインのポイントになり、Vネックはデコルテ側へ開きが出ます。肌の見える分量が違うだけでも、顔まわりの印象はかなり変わりますね。
首もとの延長でチェックしたいのが、フロント。4型はボタンですが、「スムースコットンフルジップカーディガン」だけはファスナー仕様。王道のニットカーディガンとは少し違う、スポーティな印象です。

ほかの4型はどれもボタンタイプですが、よく見るとボタンのデザインに違いが。下写真下段左の「リブVネックカーディガン」は生地もいちばん明るいように、ボタンもライトな色合いです。ほか、ボタンの縁の有無や縫いつける穴の数など、よく見ると違いがしっかりありました。

次に両腕を広げて見ると、フィットにも違いが。とくに対照的なのが、下写真右から2番目の「リブVネックカーディガン」といちばん右の「スムースコットンフルジップカーディガン」。リブカーディガンは全体的にコンパクトなのに対して、フルジップカーディガンはとくにわきの下にゆとりがあるのがわかります。
残りの3型は、比較的近いシルエット。肩まわりも身幅も、ほどよくゆとりがありながらもすっきりしたサイズ感です。

首もと、フィット、フロント。実際に着比べると、同じグレーでもシルエットの方向性はかなり違います。では、この形の違いを着こなしでどう生かす? 次は着方から比較します。
【着こなし方を比較】一枚着、はおり、レイヤード…秋はどう着る?
デザインとシルエットが違えば、得意な着方にも差が。今回着比べてみて感じたのは、どれも同じように羽織るというより、それぞれのデザインを生かした着方をしたほうが魅力がわかりやすいということでした。
まず、一枚のトップスとして見せやすいのが、半袖&襟つきの「メリノブレンドポロカーディガン」(下写真左)と、身ごろ全体に編み柄のある「ミニケーブルクルーネックカーディガン」(下写真右)。前者は襟、後者はケーブルの凹凸がポイントになるので、前を閉じても上半身にデザインが残ります。

一方、インナーを生かしたレイヤードがしやすいのが「リブVネックカーディガン」(下写真左)。5型で唯一のVネックなので、前を閉じてもVゾーンからインナーが自然にのぞきます。白インナーを合わせれば、グレーとのコントラストで首もとに抜け感が生まれ、カーディガンを閉じて着ても軽やかな印象に。まだ暑さの残る9月なら、白Tシャツやタンクトップをのぞかせるだけでも取り入れやすい着方です。
前を開けて羽織るなら、さらに選択肢が広がります。下写真中央の「メリノクルーネックカーディガン」は白Tにすっきりとなじみ、その右の「ミニケーブルクルーネックカーディガン」は前を開けても編み柄がアクセントに。「リブVネックカーディガン」は前を閉じたときにもインナーが見えるので、開ける・閉じるのどちらでも白を効かせたレイヤードを楽しめます。
すっきりなじませるメリノクルー、ニットの表情を足すケーブル、インナーとの重なりを生かすリブVネック。 同じ白Tに合わせても、カーディガンの形によって見せ方が変わります。

そして、着方をいちばん細かく変えられるのが「スムースコットンフルジップカーディガン」。上まで閉じればプルオーバー感覚で、首の切り替えまで開ければシャツカラーのように、途中まで開ければ白インナーをのぞかせて、そして大きく開ければはおりに。ボタンタイプとは違い、ファスナーを好きな位置で止められるので、開き具合によって顔まわりやインナーの見える分量を変えられます。

9月は白Tシャツやタンクトップに重ねるところから。朝晩が涼しくなったら前を閉じてニットトップスとして、さらに季節が進めばシャツとのレイヤードも。一枚で着る、インナーを見せる、羽織る、開き方を変える。「どれがいちばん使える?」ではなく、「自分はどう着たい?」から考えると、選ぶ一枚が見えてきます。
ユニクロのグレーカーディガン5型、どんな人におすすめ?
同じグレーでも、カラー番号は3種類。さらに質感、ケア方法、シルエット、得意な着方まで比べると、5型のキャラクターはかなり違いました。最後は、この秋、カーディガンに何を求めるかで整理します。

一枚で秋の入り口に着たいなら「メリノブレンドポロカーディガン」(¥2990)

半袖+襟つき+コンパクトなシルエットで、前を閉じた姿が印象的。カーディガンというよりニットトップス感覚で着られるので、ワイドパンツやロングスカートとのワンツーコーデにも取り入れやすい一枚です。ウールブレンドで¥2990という価格も、秋の始まりの一枚目として試しやすいポイント。
仕事にも休日にも王道で着回したいなら「メリノクルーネックカーディガン」(¥3990)

極細メリノウール100%のベーシックなクルーネック。5型を比べても、いちばん王道のカーディガンらしい一枚です。白シャツやキレイめパンツにも、Tシャツやデニムにもなじませやすく、マシンウォッシャブルなのも頼れるポイント。
シンプル服を質感から秋らしくしたいなら「ミニケーブルクルーネックカーディガン」(¥3990)

今回唯一の04 GRAY。細かなケーブル編みの立体感があり、白Tや黒パンツのようなシンプルな服でも、重ねるだけで秋らしい表情が加わります。見た目から秋をしっかり取り入れたいときに使える一枚。
インナーを見せてすっきり着たいなら「リブVネックカーディガン」(¥1990)

5型唯一のVネックに、繊細な縦リブを組み合わせた一枚。ほかの4型と比べると、首もとの開きと細身のフィット、そして薄手の生地が印象的です。白インナーをVゾーンからのぞかせたり、ボリュームのあるボトムと合わせたりと、上半身をすっきりまとめたい日に。
定番グレーをスポーティに更新したいなら「スムースコットンフルジップカーディガン」(¥3990)

5型で唯一のフルジップ。並べた中でも、ほか4型との違いがわかりやすいデザインです。前を開ければはおり、閉じればプルオーバーと表情を変えられ、王道のボタンカーデとは違う一枚を探している人に。お手入れは手洗いです。
9月は白Tやタンクトップに一枚プラス。もう少し涼しくなったら前を閉じてトップスとして、さらに秋が深まればシャツやジャケットとのレイヤードへ。
最初は似て見えるグレーカーディガンも、5型を比べると色みや質感、着たときの印象はそれぞれ。手持ち服と、この秋トライしたい着こなしを思い浮かべながら、自分に合う一枚を選んでみてください。





















































