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【働く30代におすすめの韓国ドラマ】「弱さを抱えて生きる意味」を改めて問う『弱いヒーロー』シリーズ

【働く30代におすすめの韓国ドラマ】「弱さを抱えて生きる意味」を改めて問う『弱いヒーロー』シリーズ

韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する連載コラムです。
今回は2025年春にNetflixでシーズン2が配信されるや否や世界中で話題を呼んだスクールアクション『弱いヒーロー』のあらすじや見どころを紹介します。

CONTENTS

  1. 1.『弱いヒーロー』作品概要
  2. 2.『弱いヒーロー』ヒットの背景
  3. 3.Class1:救いのない中、善・悪・愛(?)の狭間でもがく高校生たち
  4. 4.Class2:失意の中から新たな友情と希望を見出していくシウンの第2章
  5. 5.尊い・切ない・わちゃわちゃなど、様々な切り口のブロマンスも
  6. 『弱いヒーロー』の視聴はこちら

1.『弱いヒーロー』作品概要

弱いヒーローClass2:傷だらけのシウン

シウンの傷跡が痛々しい。(Class2)

『弱いヒーロー』
Class1、Class2

各シリーズ全8話
出演:パク・ジフン、チェ・ヒョンウク、ホン・ギョン、シン・スンホ、イ・ヨン、リョウン、チェ・ミニョン、イ・ジュニョン、ユ・スビン、ぺ・ナラ、イ・ミンジェほか
Netflixシリーズ「弱いヒーロー」Class1~2:独占配信中


【あらすじ】
いつもひとりで黙々と勉強に没頭している優等生シウン(パク・ジフン)。ぱっと目“勉強しかできない軟弱な優等生”の彼は、ある日、優れた頭脳を活かしてクラスメイトたちからのいじめに毅然と立ち向かう。
仲間とともにシウンが、学内外にはびこるいじめや暴力に対抗していく過程と成長を描いたアクションスクールドラマ。

2.『弱いヒーロー』ヒットの背景

木枯らしが吹く季節になりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今回紹介するのは「弱いヒーロー」シリーズ。2025年4月のシーズン2公開に先駆けてシーズン1(2022年)を配信を開始したところ、シーズン1と2が同時にTOP5にランクインするという、異例の快挙を達成した作品です。

暴力の渦に巻き込まれる中で成長していく若者たちの青春アクションドラマでして、高校を舞台に、10代の友情や嫉妬、その葛藤や関係の歪みが繊細に描かれながらも、各シーズン全8話。ミニシリーズの韓国ドラマ1作品を観る感覚で完走できちゃうんですね。お手軽!

両シーズンの主人公ヨン・シウンを演じるのはパク・ジフン。国民的オーディション番組『PRODUCE101 シーズン2』から生まれたWanna One出身、「私の心の中に保存♡」で大ブレイクした彼です! 愛嬌たっぷりな“保存男子”と、学園ノアールクライシス作品とのイメージが結び付かないんですけど、これがどうして神キャスティング。

というわけで、次は各シーズンについての説明をします。

弱いヒーローClass1:シウンとジュンテ

廊下を歩くシウンとジュンテ。(Class2)

3.Class1:救いのない中、善・悪・愛(?)の狭間でもがく高校生たち

シリーズを通しての大筋は、秀才の高校生・シウンが、仲間たちとともに、学校にはびこるいじめや暴力に立ち向かっていくというストーリー。スカッと痛快な学園モノを想像する方もいるかもしれませんが、ぜんっぜん違うんですよ。勉強や家庭の事情で、大小さまざまなストレスを抱えた現代の若者たちの理不尽な現実を描く、めちゃくちゃシリアスな物語になっていて、最初から最後まで、ずっとずーっと胸が痛かったです……。

弱いヒーローClass1:シウン

相手をにらみつけるシウン。(Class1)

舞台はビョクサン高校。主人公のシウンは、勉強以外に興味関心のない優等生。小柄で、運動も苦手な、いわゆるガリ勉タイプ。でも目ヂカラが半端なく、自分の意見をハッキリきっぱりと伝える性格。勉強を邪魔されると、すぐさま怒りスイッチON! 
どんな相手であっても立ち向かうし、売られたケンカはもれなく買う。自分の身体的な弱点を補うため、周りの環境を応用して戦う知略型ファイターで、その貪欲さにどん引くというか、あまりお近づきにはなれなそうなタイプのニューヒーローです(笑)。

弱いヒーローClass1:教室でイスを投げつけようとするシウン

マジでイスを投げつける5秒前のシウン。(Class1)

そんな一匹オオカミだったシウンに変化が訪れるのは、ケンカは強いのにしない主義のスホ(チェ・ヒョンウク)と、繊細で情緒不安定、でもなんだか放っておけないボムソク(ホン・ギョン)と友達になってから。放課後に遊んだり、一緒に食事をしたり、ビリヤードやカラオケに行ったりと、ごく普通の学校生活を送りつつ、3人は友情を育んでいくのですが……ざわ……ざわざわが止まらなーい! 

同級生たちの暴力や不良グループとのいざこざはエスカレートするわ、水面下では犯罪がうごめいているわで、それにシウンたちは絡めとられていきます。小さな不安や恐れ、ささいな疑念と嫉妬の積み重ねはすれ違いを生み、3人の関係に大きな影を落とします。
「どこかでわかりあえたら」と、祈るような気持ちで観ていたのですが、結果は……。

弱いヒーローClass1:スホ、シウン、ボムソク

左からスホ、シウン、ボムソク。(Class1)

あきらかに度を超えたいじめや校内暴力。高校生が抱える孤独。大人の都合で踏みにじられる子供の尊厳。そんな中で同世代との友情は救いであり、希望でもあるというのに、ほんの少しバランスが崩れただけで、相手の切り裂くナイフにもなりうる“ガラスの十代”に、美しさと切なさと痛みを感じました……。

弱いヒーローClass1:相手につかみかかるシウン

マジで相手に殴りかかる5秒前のシウン。(Class1)

4.Class2:失意の中から新たな友情と希望を見出していくシウンの第2章

そしてシーズン2。

ウンジャン高校の転入生となったシウンは、前の学校で人を殺したとウワサされ、線を引かれていた。ところが、不良学生ヒョマン(ユ・スビン)にいじめられていたジュンテ(チェ・ミニョン)から、ある事件がきっかけで慕われるように。

シウンが気に入らないヒョマンは、自身と対立するヒョンタク(イ・ミンジェ)シウンを争わせようと画策するも、ウンジャン高校のボス、フミン(リョウン)の介入で不発に終わる。フミンシウンは一緒に過ごすようになる中、近隣の学校を束ねている「連合」がウンジャン高校を引き入れるべく、シウンたちに嫌がらせと暴力を繰り返す……。

弱いヒーローClass2:ヒョマンとシウン

マジで戦う5秒前のヒョマンとシウン。ヒョマン役を演じたユ・スビンは『愛の不時着』出演後、ブレイクしたバイプレイヤー。 (Class2)

弱いヒーローClass2:ソンジェとシウン

シウンたちを自分たちの配下に入れようとする連合のメンバー・ソンジェ (イ・ジュニョン)は戦闘狂。(Class2)

シーズン2のシウンも “弱いヒーロー”のままでした(よかった!)。

シーズン1では虚無の眼差しをしていたシウンですが、シーズン2では、それに諦念・傷心・哀愁が落とし込まれて、見るだけで闇に吸い込まれるようなダークみが増しておりました。寄るな・触るな・近づくなと周囲を突き放しつつ、心の中では誰よりも友情を渇望している。友情を失って傷付くことへの恐れと哀しみが強く宿ったダークさ。シリーズ1と2で“眼差し”を演じわけたパク・ジフンの底知れぬ表現力にビビり散らかしました。

一体、どんな人生を送ってきたらこんな目ができるの……。

弱いヒーローClass2:シウン

虚無の目をしたシウン。(Class2)

弱いヒーローClass2:シウン

臨戦態勢を取るシウン。(Class2)

弱いヒーローClass2:シウン

相手を追い詰めるシウン。(Class2)

といっても、転校先でのシウンは、かつてのスホのように机に突っ伏して寝るのがデフォルトなんですけども、そこはシウン。その気もないのに、いろいろ巻き込まれておりました。そして、ある事件に巻き込まれるクラスメイトを目にして、ついに覚醒!

虚無プラスアルファの目をカッと見開き、相手と周囲を分析。「攻撃は最大の防御って言葉、知ってる?」とばかりにケンカを仕掛け、相手の隙が見えたら、打つべし・打つべし・打つべし!  「カッコよさ」とか「スマートさ」なんか1ミリも考えずに勝利をもぎ取ろうとする泥臭ささは、弱いけど強くて。それは自身の弱さや葛藤を認めてキチッと受け入れた人だけが手に入れることのできる強さなのかも。

今回のシウンの仲間は、正義感&ケンカがむちゃくちゃ強い友達思いのフミン、ケンカは弱いけど芯が強く、行動力のあるアニメオタクのジュンテ、目立たないけど、じつはケンカが強くて目が届く配慮の人・ヒョンタクの4人。彼らも暴走してしまうか否かは、本編で確認してくださいね。

5.尊い・切ない・わちゃわちゃなど、様々な切り口のブロマンスも

見どころは、青春のほろ苦さと若者たちの成長だけではありません。いろんなブロマンスが楽しめるんです!

シーズン1では、シウン、スホ、ボムソクの三角関係ブロマンス。この三人は、タチの悪いいじめられっ子に絡まれたことをキッカケに仲良くなり、みんなで協力して相手をやっつけたことで、“弱いヒーローたち”として認知されるようになるんですが、このことが歪みの呼び水になっちゃうんです。

他人を信じず、人を寄せ付けまいとハリネズミ状態になっているシウンの気持ちなどお構いなしに、ズカズカ踏み込む天真爛漫なスホ。彼の能天気っぷりに怒る力も削がれ、されるがままに身を任せていたら、居心地がいいと思い始めて顔をほころばせるシウンが、ただただ尊い! 

でも、彼らを間近で観ているボムソクは違ったみたいです……。

弱いヒーローClass1:シウン、ボムソク、スホ

左からシウン、ボムソク、スホ(Class1)。

弱いヒーローClass1:シウン

仲間たちと食事中のシウン。彼の警戒が解かれている貴重なショット。(Class1)

頭脳派シウンと肉体派スホ。2人の能力は彼ら自身が努力して手に入れたけど、ボムソクは家がお金持ちというだけで、自身にはなんのとりえもないことをわかっていました。愛情を知らない境遇だったせいか、承認欲求強めボーイに育った彼は、シウンとスホに憧れとも嫉妬ともつかぬ複雑な思いを抱き、叶わぬ恋心(?)をこじらせまくって修羅の道に至るのです。「どれほど思いを募らせたら、そんな選択をしてしまうの!?」と胸が苦しくなる悲しいブロマンスでした……。

弱いヒーローClass1:スホとシウン

バイクでタンデムするスホとシウン。これはデートですか……?(Class1)

弱いヒーローClass2:ヒョンタク、フミン、ジュンテ、シウン

左からヒョンタク、フミン、ジュンテ、シウン。つかの間の平和な日々。(Class2)

ちなみに、シウン&スホの関係はブロマンスというより、メロドラマに近いそうで。というのも、ある会見で、本作の監督が「スホとシウンは初恋です。スホがシウンのことを"ほぼ愛してた”」とコメントし、視聴者をざわつかせたのでした(笑)。

もちろん、シーズン2でもブロマンス色は強め。メインの仲間がシウン、ジュンテ、フミン、ヒョンタクの4人なので正統派ブロマンスでしたが、登場人物が増えた分だけ、新たなブロマンスが!  特にフミンとある人物のブロマンス結末に胸が痛みます……。

弱いヒーローClass2:フミンとヒョンタク

人一倍絆が結びついているフミンとヒョンタク。(Class2)

弱いヒーローClass2:ヒョンタクとジュンテ

仲間を救うために危険を顧みず、証拠を探すヒョンタクとジュンテ。(Class2)

『弱いヒーロー』の視聴はこちら

弱いヒーローClass2:シウン
『弱いヒーロー』の視聴はこちら  

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