韓国ドラマ大好き!なライターがおすすめしたい作品を紹介する連載コラムがスタート!
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続きますね……。
今回紹介するのは、小雪チラつく冬のシーン満載(めちゃめちゃ涼しそう!)のミステリーロマンス『魔女-君を救うメソッド-』。呪われた運命を背負い“魔女”と呼ばれた女性と、彼女の謎を解き明かそうと奮闘する男性が織りなす、命を懸けたミステリーロマンスの見どころを紹介します。
CONTENTS
1.『魔女-君を救うメソッド-』作品概要

出演:パク・ジニョン、ノ・ジョンウィほか
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U-NEXTにて独占配信中
彼女のことを好きな人はケガをしたり、命を落とす不運に遭う……。そんな不運をもたらす“魔女”と噂されるミジョン(ノ・ジョンウィ)は、世間から離れ、孤独に生きていた。時がたち、優秀なデータ分析家になったドンジン(パク・ジニョン)は、かつて想いを寄せたミジョンと10年ぶりに再会する。そして“魔女”と呼ばれる彼女を救うため、「不運の法則」を破るべく奔走するのだが……。
2.呪い vs 統計学!? 独特の世界観“カンプル・ユニバース”を堪能

本作は大ヒット作品『ムービング』『照明店の客人たち』などの売れっ子作家カン・プルの同名ウェブ漫画をドラマ化。その独特の世界観は“カンプル・ユニバース”と呼ばれ、近年の韓国ドラマ界で脚光を浴びているほど。本作でも唯一無二(?)のストーリーを展開していきます。
本作でいちばんの注目ポイントは、ヒロインの周りで起きる謎(呪い)=不可解な死傷事故を統計学的に分析しようと、男性主人公がデータ解析で解き明かす”という斬新な設定ではないでしょうか。
"魔女"と呼ばれ、孤立して生きてきたミジョン。そんな彼女の失われた日常を取り戻そうと奮闘するのが、データアナリストのドンジン。高校時代、ミジョンが他人を不幸に追いやる"魔女"の烙印を押され、学校を去るのをただ見守るしかなかったドンジンは、"魔女"の存在を理解するべく、大学で統計学を学んで、業界トップの専門家に。
そして10年後、奇跡のようなめぐり合わせによってミジョンと再会します。
「君が魔女ではないと証明したい」。ただその一心でドンジンは、仮説を立て、"死の法則"のデータを収集。ですが、仮説には検証が伴うもの。その過程で、ドンジン自身も“死の法則”によって危険な状況に追い込まれるのですが……。

正直、呪いを統計学で解決しようとする韓国ドラマの主人公を見たのは初めて(笑)。“韓ドラあるある”の霊媒師による祈祷や魔法、超能力という非科学的な方法には目もくれず、ひたすら統計学で押し通す超現実的世界観に度肝を抜かれました。
ドンジンとミジョンの2人が、不運と真実の間でどのような選択をするのか。また、ラストに「えーっ!?」という驚きの展開が待っているので、皆さま、お楽しみに!
3.“国民の初恋”俳優、GOT7ジニョンの斬新な姿が見られる!

そんな注目作の主人公ドンジンを演じるのは、人気アイドルグループ・GOT7のパク・ジニョン。これまで『ユミの細胞たち』や『悪魔判事』などに出演し、演技力が高く評価されてきた彼が、本作でも、穏やかな笑顔と揺るぎない信念でヒロインのミジョンを救うドンジンを魅力たっぷりに演じています。
甘いルックスと清純な雰囲気が、「まるで初恋の記憶を呼び起こすような佇まいだ」という理由から、「初恋記憶操作男」という異名をつけられるほどの爽やかイケメンであるジニョン。しかし、本作では、死に物狂いでデータを集める姿(無精ひげ)や、真相に迫るほどに深まる真剣な眼差し(ややストーカー風味)など、いつもの優し気な表情だけでなく、愛する人を守り抜くために奮闘する姿が見られるのが、本作の魅力のひとつ。
また、高校の制服姿や、見た目はもっさりしがちだけど(黒ぶち眼鏡にレトロフーディが最高!)、中身は思いを寄せる相手に一途なコンデナム(工大男。工科大、理工系大学出身の理系男子のこと)なジニョンの朴訥とした姿も見ることができ、多角的に初恋男子を楽しめます。
個人的には、回を追うごとに危険から身を守るための防具が、ブーツやヘルメットといった手軽なものから、マットレスや鎖かたびら(!)という重厚な装備になっていくドンジンが、RPGゲームのキャラクターのようでおもしろかったです。
4.映像美に彩られた、切なくも美しいシーンが満載

本作の演出を手掛けたのは、映画『暗数殺人』で緻密な映像表現を見せたキム・テギュン監督。画面から主人公たちの感情が伝わってくるような叙情的なシーンも見どころのひとつ。雪が降りしきる中、学校を去っていくミジョンと、そんな彼女を遠くから見ていることしかできなかった若き日のドンジン。それから10年後の再会シーン……。先ほど、パク・ジニョンの異名を「初恋記憶操作男」だと書きましたが、切なくも美しいシーンの数々が、皆さまの心のやわらかいところを刺激してくれることでしょう。
刺激、という意味では、チュ・ジフンによるカメオ出演にもご注目を。彼はモデル界のトップに君臨した見事なスタイル、シャープでクールな一重の魅力はじける塩顔が素敵な人気俳優なのですが、本作ではヨレヨレの白Tシャツに青色ジャージを着て大暴れ! 『照明店の客人たち』の老獪な店主、『トラウマコード』の天才外科医のカリスマっぷりを微塵も感じさせない、振り切れたダメンズ役が妙にハマっているので、そちらもチェックしてくださいね。

上の写真は、ドンジンの大学の同期で飲み友達ジュンヒョク(イム・ジェヒョク演)。彼はなかなかのキーマンなのでお見知りおきください。
『魔女-君を救うメソッド-』の視聴はこちら


























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