今っぽくならなかったりマンネリを感じたり。それ、足りてないのはパンツかも? 大人気・ワードローブ診断でスタイリスト吉村友希さんが「似合うパンツ」を見つけます! 今回は「小さいさんで似合うパンツがない」というスーパーバイラーズに、着こなし自在な美脚パンツを提案!
自分に似合うパンツが一本あるだけで劇的にオシャレに差がつきます!
「普段スカート派の人やパンツコーデに苦手意識がある人こそ、今年はワードローブにパンツを取り入れてほしいんです。シャツや甘めブラウスなど今季のトレンドトップスに、洗練された印象や大人っぽさを足してくれるのがパンツ。中でもおすすめはセンタープレスやシームがついたもの。“きちんと感”のあるパンツは、フェミニン服やカジュアル服とのバランサーになるだけでなく、はくとなんとなく自分の背すじが伸びてコーディネートにも自信を持たせてくれると思うんです。信頼できるパンツさえあれば、トップスは流行に振っても少し冒険しても、自分軸からはぶれません。種類が豊富な今季なら、自分の理想にこたえてくれる一本がきっと見つかると思いますよ」
「小さいさんで似合うパンツがない…」
スーパーバイラーズ 阿部早織さん(身長152cm)
+パンツ一本で
スタイルアップとこなれ感どちらもかなえたい!
「身長が152cmだとやっぱりパンツでバランスをとるのが難しくて。誌面で見ても『自分じゃこうならない』とあきらめることも。だからワンピースやスカートに頼りがち。あと丈直しもめんどくさかったり……」
阿部さんのクローゼットは…
体型的に合うもの優先。トレンド好きでまとまりなし
「特にボトムは試着してみて体に合うものが基準なので、気づけばワードローブがバラバラ。季節感を意識すると春夏ものはきれい色ばかり手が出てしまいます」(阿部さん)
小さいさんにはこの一本!《グレーのタック入りパンツ》
152cmの阿部さんでも直しいらず! ハリのある生地とセンタープレスで脚をまっすぐきれいに
ウエストのタックが腰まわりをカバー。¥23100/スタニングルアー 新宿店(ス
タニングルアー)
よっしー’s POINT
「小柄さんテーマで必ず借りるのが、このスタニングルアーのチンツクリーンパンツ。シャープなシルエットで体型悩みをカバーしつつ、スタイルアップもかなえてくれます。まずは軸になるベーシックカラーを」
クローゼットのトップス+《グレーのタック入りパンツ》でスタイリング!
味方になるパンツがあるだけで着こなしの幅がぐんと広がる
「コーディネートの軸になる自分の体に合うパンツが一本あると、トレンドカラーやアイテムにも挑戦しやすくなります。特にグレーは淡いトーンのカラーと相性がよく、今季の流行色の合わせとして大活躍!」(吉村さん)
旬アイテムの洒落感を名品パンツで引き立てて
「流行りのフォトTを効かせたこのコーデも、ジャケットとしっくりくるパンツがあってこそ。落ち着いたベースがあるから小粋なアイテムが輝きだします。シルエットがきれいなのでスニーカー合わせもサマに」(吉村さん)
バランスのいい着やせこそこなれ感への近道!
「さらっとした肉感を拾わない質感は、立ち姿はもちろん、歩いても美シルエットをキープ。ハイウエストで腰位置が高く見え、タイトなトップス合わせでも小さいさんのバランス悩みを解消してくれます」(吉村さん)
より素敵に着るポイントは?
パンプス合わせならシルバーを
グレーパンツの裾から同トーンをつなげて。アクセントになりつつ足もとにまとまりが出て、もう一歩洒落た印象に。
《阿部さんの感想》
ちぐはぐだった手持ち服がこんなにまとまるなんて! パンツ=地味じゃなかった!
スタイリスト
吉村友希さん
よっしーの愛称で親しまれ、数々の女性誌で活躍するスタイリスト。大人ベーシックをベースにした品のあるフェミニンスタイルに定評が。読者に寄り添うクローゼット診断も大人気!
撮影/中田陽子〈MAETTICO〉(人)、坂田幸一(物) ヘア&メイク/サイオチアキ〈Lila〉 スタイリスト/吉村友希 構成・原文/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※クレジット表記のないものはすべて私物です ※BAILA2021年4月号掲載
【BAILA 4月号はこちらから!】