小柄の小柄による小柄のための連載企画。身長150cmエディターが超個人的に感じている、低身長ならではのお悩みや、ニッチな問題にアプローチしていきます~! 今回は、小柄さんにはハードル高め!?な、ウエストのタックアウトスタイリングについて考えてみました。
“ウエストアウト”すると、スタイル悪く見える問題…!
私は昔からトップスをハイウエストボトムにインする着こなしが大好きです。バランスがよく見えるし、簡単に上品な雰囲気になれるから。ウエストアウトの着こなしって、お腹まわりがカバーできるなどそれはそれでメリットがありますが、身長150cmの私の場合はとにかくバランスが悪く見えるのを避けたくて。
オーバーサイズのものはアウトで着ますが、コンパクトなトップスは「絶対ボトムにイン!」で生きてきました。
しかしここ最近、ウエストアウトのコーディネートが増えているではありませんか! ゆるトップスだけでなく、フィット感のある長めニットやカットソーも“アウト着用”が定番になりつつある…。
確かに可愛いんですよ。定番のリブニット×ロングスカートも、トップスをアウトするだけでラフな雰囲気が生まれてなんだか新鮮だし。頑張りすぎてない感が、今の気分にしっくりきます。
とはいえ、なにも考えずに着ると、重心が下がって重たく見えがち。小柄さんだとなおさら! そこで身長150cmでもウエストアウトですっきり着られる方法を考えてみました。
軽やか素材の細身ボトムでIラインを強調してみる
ニット/エイトン ワンピース・靴/ザラ バッグ/サンローラン
スタイルアップを叶える王道テクニックといえば、やっぱり直線ラインをアピールすること。落ち感があって軽快に着られるシフォンスカート(写真ではワンピースをスカート風に着用してます)を合わせると、重心が下がることなく好バランスに仕上がります。スカートとブーツをベージュでつなげて、下半身をできるだけ長く見せたのもポイント。
全身をスラリと見せるワンカラーに全力で頼る
ニット・スカート/エイトン バッグ/セリーヌ(ヴィンテージ) 靴/ノーブランド
「細身ボトムではなく、フレアスカートと合わせたい!」という日は、体を分断することなく、縦に長く見せてくれるワンカラー配色に。上半身と下半身の境目が分かりにくくなるので、「ウエストアウトにすると足の短さが強調される…」という心配がなくなります。
ちなみにこのコーディネート、ウエストインだとけっこうコンサバになるのですが、アウトにすると少し力の抜けた感じに仕上がって、お気に入りです!
ベーシックでありながら〝ちょっと差がつく〟長めニット
ニット/エイトン
今回着回したのは、こちらのリブニット。私が着ると腰が隠れる丈感です。全体的にほどよいフィット感があるので、ウエストアウトだけでなく、ウエストインでも素敵に着られます。たっぷり感のある長めの袖もお気に入りで、この冬はかなりの頻度で着用中。
「小柄だから… 」でおしゃれをあきらめるのはもったいない!
ゆるニットやスウェットとはまた少し違った、フィット感のあるトップスの〝ウエストアウト〟コーデ。はじめは重たく見えるのが気になって、外出途中でアウトからインに直したくらい「しっくりきてない感」があったのですが…(笑)。今回ご紹介した二つのアイディアに気付いてからは、自分らしく楽しめています。低身長だとうまく着られないコーディネートやアイテムも正直ありますが、試行錯誤しながらおしゃれを楽しむ工夫をしていきたいなと思います☺︎