頑張りすぎず、気取っていないのにどこかハッとする、スタイリストさとかな発のおしゃれアイディア。今回は、通勤コーデのタイツについて。スカートの日、今までなんとなく黒タイツを選んでいた人は必見、きれいめにあか抜けるタイツ選びをお教えします!
“なんとなく黒”から卒業するなら…スカートの日のお仕事タイツ、今年は「この4色」!
スカートの丈感や合わせる靴によって分量が変わり、印象も大きく変わってくるからこそ、“つなぎ役”となるタイツは、コーディネートに合わせてベストな一足を選び分けるのも大切。黒に負けない使いやすさと黒以上の洒落感を備えた、この4色があれば間違いなし。
MELANGE GREY TIGHTS × OFF WHITE TONE
優しい素材感の杢グレーは淡い色とコーディネート
ウール×コットンのマットな質感が上品で、色幅の広いグレーの中でも不動の人気を誇る杢グレー。「温かみがあって、優しげなメランジカラーは、白や淡色とも好相性。エコレザーのプリーツスカートなどツヤのあるアイテムも、少し落ち着いた雰囲気に」(佐藤さん)。タイツ¥6050/RHC ロンハーマン(ブルー フォレ) ニット38500/シップスプライマリー ネイビー レーベル(ユリ・パーク) スカート¥19800・コート¥39600/アンクレイヴ バッグ¥62700/アマン(エレメ) 靴¥25850/ダイアナ 銀座本店(ダイアナ)
DARK CHARCOAL GREY TIGHTS × KHAKI TONE
表情豊かなあいまいグレーを辛口なカーキの中和役に
透け感のある25デニールで、肌の色にのるとカーキのようにも見えるチャコールグレー。「スカートと靴をつなぐようにして楽しむ、カーキのグラデーションコーデ。薄手で奥行きが出るので、スニーカーも洒落て見えます」(佐藤さん)。タイツ¥1210/タビオ シャツ¥26400/スタニングルアー 新宿店(スタニングルアー) ニット¥20900/カオス表参道(カオス) スカート¥23100/ゲストリスト(ハウント/ハウント代官山) バッグ¥53900/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥34100/ティースクエア プレスルーム(デイト)
NAVY TIGHTS × NAVY TONE
タイツとしては新鮮なネイビー。ボトムと合わせる鉄板法則で
初めてのネイビータイツなら、青みを抑えたダークトーンがお仕事向き。「使い方は右ページのパンツ+ソックスの法則と同じ。スカートとタイツをネイビーでそろえれば、靴は遊べるという好例」(佐藤さん)。タイツ¥5500/サザビーリーグ(ウォルフォード) コート¥82500・ニット¥30800/ドゥーズィエム クラス シンジュク(ドゥーズィエムクラス) スカート¥20900/アルページュストーリー プレスルーム(アルページュ ストーリー) バッグ¥23100/ヤーキ オンラインストア(ヤーキ) 靴¥52800/アマン(ペリーコ)
CHARCOAL BROWN TIGHTS × BROWN TONE
ほんのりくすんだブラウンはグレーにも茶にも合う万能色
防寒タイツほど厚すぎず、ストッキングほど薄すぎず、きれいな発色が楽しめる40デニールのタイツ。「靴色を拾ったブラウンタイツは、スモーキーなニュアンスがあってグレーにもなじむ色。迷ったら“濃いめの中間色”が無敵」(佐藤さん)。タイツ¥1320/タビオ コート¥96800/オーラリー ニット¥33000/ティースクエア プレスルーム(テラ) スカート¥19800/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ウィム ガゼット) メガネ¥29700/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) 靴¥68200/フラッパーズ(ネブローニ) バッグ/私物
スタイリスト
佐藤佳菜子
さとう かなこ●“さとかな”の愛称でおなじみの敏腕スタイリスト。「ふつうの服」をこよなく愛し、色合わせやサイジング、小物使いで「なんだか素敵」な印象に仕上げるテクニックはバイラスタッフからも絶大な支持が。
撮影/白木 努〈PEACE MONKEY〉(人) 、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/シバタロウ〈p-cott〉 スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/大政 絢 取材・原文/伊藤真知 ※BAILA2021年12月号掲載