BAILA本誌でもお馴染みの人気スタイリスト4名が、“今”の30代に本当におすすめしたい「スモールレザーグッズ」をセレクト。名品認定された選りすぐりのグッズを参考に、一年頑張った自分へのご褒美にしてみては?
ゴヤールの「カスティリオーネ手帳カバー」
ルイ・ヴィトンの「ポルトフォイユ・ゾエ ミニウォレット」&「スリム パース」
ブランドのシグネチャーを集めていく楽しさを知って/辻 直子さん
バッグの中がシンプルだとつまらないので、遊び心がありながら統一感の出るモノグラム小物は常にそばに置いています。計算し尽くされたモノグラムは単調だけど変調で飽きがこず、ゴヤールの手帳に至っては、10年以上使い続けているほどお気に入り。それにどちらも旅に強いブランドだけあって小物のバリエが豊富。そろえていく楽しさも魅力ですね。
(上)ベーシックから鮮やか色まで、自由に選べる豊富なカラーバリエーションも魅力。手帳カバー(21.5×16.5×2.5)¥85800/ゴヤール ジャパン(ゴヤール)
(下)進化したモノグラムから目が離せない。財布(上から)(7.5×9×3)¥78100・(11×20×0.5)¥62700/ルイ・ヴィトン クライアントサービス(ルイ・ヴィトン)
ジル サンダーの「ゴジ パース」
上品でいて意思がある。そんな大人の女性に/斉藤くみさん
とにかく品がある、ジル サンダーの小物のよさはそこにあります。30代の働く女性のバッグからこのお財布が出てきたら、気張った感じがせず“ほどよい”と思うんです。ほかのどんな小物ともぶつからないクリーンさも本当にうまい。そしてジル サンダーはニュアンスカラーの名手でもあります。このなんとも言えない黄みグリーンが紛れもない個性になります。
ホリデーシーズンを彩る注目の“インダルジェンズ”コレクション新作。財布(8×12.5×2)¥108900/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)
ボッテガ・ヴェネタの「イントレチャート ウォレット」
端正でいてキャッチー。そのバランスが絶妙です/百々千晴さん
ジュエリーや時計、アウター類は長く使う目線で吟味しますが、お財布だけはそのときの気分優先でいいと思うんです。だけど質のよさも妥協したくない、そんなときはボッテガ・ヴェネタをのぞきます。今季気になったのは、ブルーのパイピングが効いたマキシイントレチャートのお財布。これくらいのさりげないキャッチーさがスマートで好きなんです。
象徴的なイントレチャートも年々アップデート。三つ折りで、収納力も充分。財布(日本限定色)(9×11.5×2)¥115500/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)
エルメスの「アジャンダカバー」&ウォレット「カルヴィ」
仕事シーンで常に自分を高めてくれる“バディ”/池田 敬さん
独立したとき背伸びして買ったエルメスの手帳を数十年大切に使い続けています。当時は信頼できる人に見られたかったのでしょうが、一緒に経験を重ねてきた今は常に初心を思い出させ鼓舞してくれる同志のような存在。仕事の革小物にエルメスをすすめたいのは、僕自身の経験を通してこれらが自分を高め、絶対的な味方になるとわかっているからなんです。
上質なレザーは、使うほど味わい深く。カルヴィは名刺入れとして活用する人も多い万能選手。(上から)手帳レフィル¥15950・手帳カバー(13.4×9.5)¥55000・財布(7×10.5)¥69300/エルメスジャポン(エルメス)
スタイリスト
辻 直子さん
上品さと遊び心が調和したエターナルなスタイリングが、多くの女性から支持を得る。選び取るものには必ず“自分なりの理由”がある審美眼の持ち主。
スタイリスト
斉藤くみさん
モードからリアルクローズまでスタイリングの幅が広く、どれもに洗練されたセンスが光る。新ブランド「NAVE」のディレクターとしても手腕を発揮。
スタイリスト
百々千晴さん
“シンプルだけど絵になる”スタイルをつくる名手。自らのブランド「THE SHISHIKUI」を手がけるほか、YouTube、オンラインサロン主宰とマルチに活躍中。
スタイリスト
池田 敬さん
ちょっとひねりの効いた今どきコンサバを得意とする、働くBAILA読者の頼れる兄貴的存在。ときにパートナーのファッションアドバイザーを担うことも。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 スタイリング協力/大谷玲奈 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※( )内の数字は編集部で計測した(高さ×幅×マチ)およびヒールの高さで単位は㎝です ※価格はすべて発売日時点のもので、改定の可能性があります ※BAILA2023年2,3月合併号掲載