オンオフ使える「ブルーシャツ」、まだまだ着倒せる3つのコーデをスタイリスト佐藤佳菜子さんが伝授!
お盆が過ぎて秋を迎えても「ブルーシャツ」を鮮度高く着こなす方法を、人気スタイリスト佐藤佳菜子さんが指南。
「きれいめで爽やかなバンドカラーシャツは、季節を問わず活躍するトップス。特に涼しげな水色は真夏にぴったり。アウトしてもインしても、羽織ってもOKのマルチなアイテムです」と佐藤さん。ほどよいオーバーサイズの1着で、着こなしの幅をもっと広げて、夏~秋を駆け抜ける3コーデをご紹介。
【8月上旬のブルーシャツコーデ】は、ショートパンツで涼しげ&今っぽく
ゆるすぎない印象が魅力の水色×黒の配色
シャツ¥28600/グラフペーパー 中に着ているブラウス¥15400/ロペ パンツ¥33000/ル ブーケ ネックレス¥28600/マリハ バッグ¥37400/アンソロジー(トーヴ) 靴下¥3960/真下商事(パンセレラ) 靴¥155100/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
「旬のショートパンツを街でさらりと着こなすなら、バカンスムードとは縁を切りましょう。そんな時こそシャツの出番です」と佐藤さん。
ボーイッシュで軽快なカジュアル感はキープしつつ、トラッドなアイテムできれいめに寄せていくのが真夏コーデのポイント。足元もあえてサンダルではなく、ソックスでまとめて。
さらに注目したいワザは、ブルー×ブラックの配色のリフレイン。クリアな水色に締め色の黒は、全体の印象をきりりと涼やかにしてくれる。
〈着こなしクローズアップ!〉「襟を抜かずに羽織る!」これが真夏の新常識
うなじを見せてゆるく羽織るのを「やめてみる」。パリッとしたバンドカラーシャツのテイストにはぴったりだし、それだけで鮮度UP
【8月下旬のブルーシャツコーデ】は、あえてワンツーコーデ。小技を効かせて抜け感をプラス
ビッグシャツを今っぽい丈短バランスにブラウジング
シャツ¥28600/グラフペーパー パンツ¥42900/エイトン青山(エイトン) ピアス¥99000・ネックレス¥41800/マリハ バッグ¥183700・靴¥165000/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
シャツの裾を結んでコンパクトにブラウジング! 上半身がすっきりして、ボトムのイージーなシャカパン&ごつめスニーカーにぴったりの新鮮バランスに。
「ビッグシャツがずっと流行っていたけれど、着方を変えることでちょっと気分転換」と佐藤さん。「襟元は上まで留めて、裾しぼりパンツのやんちゃなムードを、上品に受け流してみましょう」
新顔ボトムを手持ちアイテムでいち早く取り入れるワザは、お盆の後から秋の橋渡しの時期にぴったり!
〈着こなしクローズアップ!〉襟元はきちんと留めて、小粒のパールネックレスをオン
小粒のパールネックレスが効いてくる。端正に上までボタンを留めたシャツに、ちらりとのぞかせて品よく。ラフなヘアスタイルにもお似合い
【9月上旬のブルーシャツコーデ】は、スウェットのインに着て、鮮やかな色を楽しむ
重ね着が楽しくなる季節に向けて、ブルーシャツはまだまだずっと活躍!
シャツ¥28600/グラフペーパー スウェット¥28600/エスストア(シー) スカート¥41800/デパリエ ニュウマン 新宿店(デパリエ) バッグ¥41800/ヴァジックジャパン(ヴァジック) 靴¥59400/エスケーパーズオンライン(へリュー) 靴下/スタイリスト私物
クリアなブルーの発色を、グリーンのプリーツスカートに合わせてフレッシュに。ほんのりレトロなロゴスウェットが抜け感を作って、可愛げたっぷりのカジュアルが完成。
「ニットの上に羽織ったり、1枚で端正に着こなしたりと、この先の活用法は無限。スウェットのインに着るときは“差し色“的な活躍を期待したいので、襟元はボタン1個分開け、裾や袖は出しすぎない、など、ちょっとずつの分量調整が”上級者感”を醸し出します」
〈着こなしクローズアップ!〉シアーソックス&トラッドサンダルで足元にも秋の風
夏から秋へのスイッチシーズンにこそ楽しめる、ソックス×サンダルのレイヤード。シャツのトラッド感に合わせたレザーサンダルに、透け感のあるラメをポイント使いしてこなれた印象に。
【着回したブルーシャツは】グラフペーパー
シャツ¥28600/グラフペーパー
シンプルなバンドカラー、ゆったりした袖まわり、ほどよいハリの素材感などユニセックスなデザインで、、飽きのこない端正なシャツ。ユニフォームライクな濃い水色の発色も、今の気分にマッチする
撮影/宮下昌生(hannah) ヘア&メイク/河嶋 希(io) スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/佐藤晴美 取材・文/久保田梓美