ライターが「これは今、本気で使える!」と実感した優秀アイテムを紹介する連載【読む試着室】。
ただの紹介ではなく、実際に着て・動いて・試してわかった「リアルな使い心地」や「見た目の印象」まで徹底レビュー。サイズ感や素材感など、気になるポイントを編集部が独自に調査&細部の写真とともに、読者が“手に取るようにわかる”ようお届けします!
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軽い&絶妙ショート丈が使いやすい!着回し力抜群、CHANTOWAの万能コートをレビュー!
CHANTOWA「ウールライクノーカラーコート」¥21890

冬到来。年々暖冬になってきていると言いますが、それでも寒い日は寒い! でもダウンに手を出すほどではないし、軽くて快適に着られるものがいい。そしてお値段以上な見た目であって欲しいーー。そんな欲張りな人におすすめなのが、今回ご紹介する「ウールライクノーカラーコート」(¥21890)です。
「ウールっぽい質感だし、重そう」「暖冬なら今年もロングコートはいらないかな」「アウターはかさばるしなるべく増やしたくないから、幅広いシーンで着やすいデザインだと嬉しい」という声も聞こえてきそうですが、実際のところは? では早速見てみましょう。
ウールライクノーカラーコートの「細部」に注目!

レビューするのは、ウールライクノーカラーコートのブラウン、38サイズ(9号)。今年9月よりスタートした「CHANTOWA(ちゃんとは)」シリーズは、スーツスクエア(青山商事)が展開する働く女性向けのオフィスカジュアルライン。今回は、「ちゃんとしたいんじゃなくて、ちゃんとは、してたいだけ。」というシリーズコンセプトどおりの“きちんと見えてラクに着られる”コートに注目しました。
質感:ウール見えする上品さで、“きちんと感”を軽やかに

ウールのような見た目とぬくもりを再現した、ジャージーなメルトン生地を採用(表地:ポリエステル83%、アクリル9%、レーヨン8%)。実際に触れると驚くほど軽く、柔らかで、見た目以上にリラックス感があります。表面はマットで起毛感がありつつもチクチクせず、しっとりとした質感。裏地にはなめらかな素材を使っているため、ニットの上から羽織っても袖通しがスムーズです。
軽量ながらもしっかり暖かく、吸湿発熱性と伸縮性を両立しているのもポイント。これなら朝晩の寒暖差が大きい時期にも重宝します。“キレイめ見え”と“軽やかさ”を同時に叶える、働く女性に嬉しい素材感です。長時間着ていても疲れにくく、通勤から休日の外出まで幅広く活躍してくれます。
ちなみにこのコートはポリエステルの裏地つき。さらっと滑りのある質感なので、インナーとの摩擦をあまり気にせずするっと着ることができます。
色み:ココアなブラウンで叶える、やわらかく品のある印象

ブラウンといっても暗すぎないので肌なじみがよく、顔まわりを自然にトーンアップして見せてくれます。ややグレージュ寄りの落ち着いた色合い、キャメルほど濃くない“ちょうどいい中間色”で、冬のダークトーンコーデに抜け感をプラスしてくれます。光の当たり方で微妙に表情を変えるニュアンスブラウンが、全体をふんわりと包み込むような女性らしさを演出します。
ちなみに同じく、この時季の新作「サイドタックスカート」のベージュと並べてみました。コートの方が、少し赤みを感じるココアのようなカラーというのがわかります。

デザイン:ノーカラー×ショート丈で、“抜け感のあるきちんと見え”が叶う

首まわりをすっきり見せるノーカラーデザインが特徴の、このコート。顔まわりに余白ができることで、マフラーやストールとの相性も抜群です。


丈はヒップにかかるほどのショート丈で、ボリュームボトムとも好バランス。フロントはシンプルな比翼仕立てで、ボタンを留めてもすっきり着こなせます。

ほか注目したのが、少し丸みを帯びた袖のライン。これにより、肩から二の腕にかけて布が少し広くとられるため、腕まくりをすると下写真のようにこなれ感のあるシルエットを生んでくれます。

軽やかに羽織れるのに、シルエットがキレイに決まるのは、ジャージー素材特有のしなやかさとハリのバランスゆえ。オンオフ問わず着られるデザインで、オフィスにも休日のカフェシーンにもなじむ、まさに“毎日に寄り添う一着”です。ちなみにポケットはフロントに2つ、そして内ポケットが1つついています。

カラバリ:万能ブラック&肌なじみのいいホワイトも展開

現在取り扱っているウールライクノーカラーコートのカラーバリエーションだと、ブラウンのほか、ブラックとホワイトがあります。
ブラックはフォーマルなシーンにもマッチ。ナチュラルな雰囲気のホワイトはベージュ以上に肌を明るく見せるので、暗い色を選びがちな冬に1つ持っておくとコーデに軽さを加えられるので重宝しますよ。
ウールライクノーカラーコートの「サイズ」をメジャーで実寸!
店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました! この後コーディネートでも提案時に着ている38サイズ(9号)の数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。
※サイズは編集部調べ。スーツスクエアが提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね!
着丈:約71cm

私が着た場合、お尻をちょうど隠すくらいの丈でした。
身幅:約57cm

少しゆとりがあるので、ニットを中に着てももたつかず外に響かないと思います。
首元の開き:(横)約18cm、(縦)約5cm

首のつけ根を覆うくらいのつまり加減です。
肩(襟〜切り替え部分):約19cm

広めで、ドロップショルダー気味です。
袖:約52cm

数値的には長くないですが、ドロップショルダーなので着たときに短いわけではありません。私が着た場合、親指のつけ根くらいまでの長さになりました。
袖の筒幅:約16cm

窮屈でないので、インナーのレイヤードが見せやすかったり、手袋をしやすかったりします。
スリットの長さ:約17cm

腰あたりまであったので、座ったり立ったりする動作も楽です。
アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか? パンツ&スカートそれぞれのコーデを考えてみました。
ウールライクノーカラーコートの38サイズで「コーデ」!
定番デザインだからこそ、いろんなシーンで使えるこのコート。ということで、ボトム違いでの取り入れ方を考えてみました。
普段から基本的にMサイズ(時々Sサイズ)を着ている162cmのライターが、38サイズ(9号)を着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。
襟コンシャスなブラウスもノーカラーだから着やすい

着用者:身長162㎝
コート/ウールライクノーカラーコート(¥21890)
ブラウス/ボリュームスリーブシアーブラウス(¥8789)
パンツ/タックテーパードパンツ(¥6589)
シューズ/サンプル
サンプル以外すべてCHANTOWAシリーズ
ゆったりボクシーでさらにノーカラーというシルエットは、幅広いインナーと相性がいいのがポイント。とくに襟元にデザインがあるブラウスを着てももたつかず、アウターを重ねてもそのデザインを楽しめるのは嬉しいですよね。
ちなみにそんなブラウスも、今季の新作。少しシアーな生地ですがインナーキャミつきです。さらに襟のリボンは外せるので、アレンジも効き使い勝手がよさそうです。

ショート丈だからロングスカートとも相性がいい!

着用者:身長162㎝
コート/ウールライクノーカラーコート(¥21890)
ニット/コクーンシルエットプルオーバー(¥7689)
スカート/サテンプリーツスカート(¥6589)
シューズ/サンプル
サンプル以外すべてCHANTOWAシリーズ
ショート丈なのでボトムスに重めのシルエットを着てもバランスよく着こなせます。今回はトレンドのブラウンを意識して、スカートにもブラウンをチョイス。同系色でまとめましたが、スカートはサテン調で、素材の違いを楽しんでみました。
【結論】気負わず“ちゃんと見え”が叶う、デイリーアウターの新定番

CHANTOWAの「ウールライクノーカラーコート」は、忙しい毎日を送る女性にこそおすすめしたい一着。軽やかな着心地と上品な素材感、すっきり見えるデザインが三拍子そろい、“気楽にきちんと”を実現してくれます。仕事にもお出かけにも対応できる汎用性の高さで、どんなシーンでも頼れる存在に。上質さを感じさせる見た目ながら、手に取りやすい価格も嬉しいポイント。トレンドを追わずとも長く愛用できる、CHANTOWAらしい上品ベーシック。秋冬のワードローブに、一枚加えておきたい万能コートです。
ちなみに生地の比較で登場した「サイドタックスカート」も今季の新作で、おすすめの1枚。こちらも同連載で紹介しているので、お見逃しなく!






















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