デニムといえば、百々千晴。今、最もそのデニムの着こなしが気になる人である彼女にこの夏の着こなしを披露してもらいました。
1.百々さんの洒落デニム4選
自身のブランドから、コラボアイテムまでを含む4本を今回、はき回し!こだわり詰まった逸品は売り切れ必至。
THE DODO JEAN×Le ’Workware’×ESTNATION
おすすめのデニム4本の中で最もレングスが長いタイプ。腰まわりはきゅっとタイトにし、ヒップラインを美しく見せる。¥25300/エストネーション(ザドドジーン ルワークウェア エストネーション)
THE SHISHIKUI
デニムらしいデニムを作りたいという思いからあえてノンストレッチにこだわり、ハイウエスト・ストレート・短め丈と百々さんの好きが詰まった一本。¥26400/シシクイ
THE SHISHIKUI
夏にぴったりなニュアンスベージュが登場。シルエットや ディテールはブルーのものと同じ。自分の体に合ったアタリや経年変化を楽しみたい。¥26400/シシクイ
Ungrid
腰位置がほかのものに比べてややローに設定され、本人いわく“土臭い”ムードに着地させたモデル。古着のようなこなれ感が絶妙。¥22000/アングリッド(Ungrid×DODOJEAN)
“デニムは今の気分を表すバロメーター”
「ここ数年はハイウエストが最も気分にフィットするシルエット。インしたときにウエストがポイントになるし体のラインにもメリハリが出る。アクセントをウエストに持ってくることで女性らしさを見せることもできるし、スタイリングも遊びやすかったり、くずしやすかったりと、幅を出しやすい。10年前と同じものをはき続けるのは正直飽きてしまうから、デニムのような定番アイテムこそ今の気分を乗せることでうまくいくんだと思います。少しのことで見え方や印象が大きく変わる。だからデニムはいつまでも面白く大好きなアイテムなんです」
2.シンプルなのに洒落るデニム着回し8days
1.恥ずかしいアイテムもデニムという絶対的味方がいれば安心できる
ワンピースって普段あんまり着ないから恥ずかしい。でも裾からデニムがのぞいているだけですごく安心するし、着こなしも単調にならず奥行きが出る。夏は露出のある着こなしが好きで、この露出がある分、下半身も重たくなりすぎずバランスがとれる。夏こそ絶好のデニムレイヤードの機会です。
TOPS/SEYA.
SUNGLASSES/NATIVE SONS
WATCH/APPLE
RING/SHIHARA, REPOSSI、PAS TIERRA
EARRINGS/TOMWOOD
SHOES/THE ROW
デニム¥25300/エストネーション(ザドドジーン ルワークウェア エストネーション) バッグ¥62700/ラグ & ボーン 表参道店(ラグ & ボーン) 頭につけたスカーフ(別のシュシュとセット)¥10450/メゾン アミュトレッセ(トレス)
2.陽気な夏らしさをベージュに託し、レディなトップスで女らしく
夏になると明るい色のデニムが活躍する。ブルーデニムよりきれいめなので、トップスに柄のような遊びをもってきてもバランスよく決まる。受け皿としてのポテンシャルも高いので、一本持っておくとすごく便利ですよ。
TOPS/MERYLL ROGGE
EARRINGS/ETE
RINGS/PAS TIERRA
BAG/JIL SANDER
SHOES/SIDANHA
3.ブルーデニムと白の、定番コンビネーションがとにかく好き
飽きない不変の組み合わせ。白のトップスはデザインのあるものを探してきたり、デニムはその時々の気分でアップデートする。ベースのデニム+白は変わらないけどちょっとずつマイナーチェンジすることが大切なんです。
EARRINGS/ETE
BAG/MADE IN MADA
SHOES/PRADA
デニム¥22000/アングリッド(Ungrid×DODOJEAN) トップス¥16500/クルーズ(エリン) 頭につけたスカーフ(別のシュシュとセット)¥10450/メゾン アミュトレッセ(トレス)
4.大人っぽさの中にヘルシーなブルーデニムと肌見せが効く
ジル・サンダーのトップスは今季買ったもの。マダムっぽいエレガントなシルエットなんだけどウエストはしぼられていて動くとお腹がチラッと見える感じが好き。大人っぽいトップスだからこそ、ブルーデニムのカジュアルさが生きてくる。双方のいいところが引き出される理想的な関係。
TOPS.BAG/JIL SANDER
WATCH/APPLE
SHOES/MANOLO BLAHNIK
デニム¥26400/シシクイ 頭につけたスカーフ(別のシュシュとセット)¥10450/メゾン アミュトレッセ(トレス) リング¥152900/トムウッド プロジェクト(トムウッド)
5.いつでもどこでもフィットする、便利なワントーン
よく着る色の組み合わせ。今回はバッグと靴を黒にして全体を引き締めているのですが、日によっては小物も全部同じトーンにして楽しむことも。考えなくていいのにサマになるし、いいことだらけ。
デニム¥26400/シシクイ
TOPS/REFORMATION
HAT/KIJIMA TAKAYUKI
BAG/THE ROW
SHOES/BIRKENSTOCK
MADE IN JAPANのクオリティと気づかいが最高
ウカのペディキュア用を手もとに使っています。日本人が作っているネイルってやっぱり日本人の肌に合うし、ブラシも含め塗りやすさとかも格別。色違いでそろえてます。
6.極力シンプルでいたいから、デニムにはモノトーンが基本
週5~6デニムで過ごしていますが、やっぱりデニム=カジュアルなものだし自分の好みもあって×モノトーンにすることがいちばん多い。スクエアタイプのキャミも最近購入したもので青を黒で大人っぽく振っています。
デニム¥22000/アングリッド(Ungrid×DODOJEAN)
TOPS/Ë BIOTOP LINGERIE
HAT/KIJIMA TAKAYUKI
BAG/DELVAUX
SHOES/THE ROW
7.原点回帰な着こなしはプラスワンの遊びを取り入れて
夏の半分ぐらい、この格好をしてるかもってぐらい私の定番中の定番。白T+デニムのような揺るぎないベーシックだからこそ足もとにピンクを足したり、その時々の遊びを加えます。
デニム¥26400/シシクイ
TOPS/THE SHISHIKUI
SHOES/CHANEL
私も子どもたちも大好物な自然派クッキー
背中のニキビが気になり、白砂糖を控えてるんです。で、オーガニック系のものを取り入れているなかで子どもも気に入って食べてくれるのがこのシンシアガーデンのクッキー。百々家ではあれば争奪戦の勢いです。
8.“ちょっとお出かけ”そんなときのジャケット合わせ
ラフに見えがちなデニムもジャケットがあるとたちまちよそゆき顔に。ブルーデニムもいいけれど、端正なブラックデニムできちんと感をさらに出せば、デニムなんだけどデニムをはいていないかのような見え方になる。夜、友人たちとレストランへ行くときなどによくする着こなしです。冷房対策にもなって一石二鳥!
BAG/JIL SANDER
SHOES/CHANEL
EARRINGS/SOPHIE BUHAI
WATCH/APPLE
RINGS/SHIHARA, REPOSSI,MADISONBLUE,PAS TIERRA
デニム¥25300/エストネーション(ザドドジーン ルワークウェア エストネーション) シャツジャケット¥40700/クルーズ(エリン) Tシャツ¥16500/ラグ & ボーン 表参道店(ラグ&ボーン) シュシュ(スカーフとセット)¥13200/メゾン アミュトレッセ(トレス)
スタイリスト
百々千晴
本誌の連載やカバーのスタイリングをはじめ、多くの女性誌、広告で活躍する人気スタイリスト。故郷の名にちなんだブランド「THE SHISHIKUI」を立ち上げたほか、YouTubeやオンラインサロンも主宰しマルチに活躍。
撮影/三瓶康友(人)、さとうしんすけ(物) ヘア&メイク/nagisa〈W〉 スタイリスト・モデル/百々千晴 構成・原文/倉田明恵〈BAILA〉 ※BAILA2021年8月号掲載