気温や天気が変わりやすい梅雨の季節こそ、万能モノトーンが頼れる!肌寒い日は白多めで軽快に着映えつつ、蒸し暑くなってきたら肌面積が増えてもモダンに見える黒を軸に。毎日洒落見えがかなう、配色ルールをマスターして。
1. 気温22℃の日は、白:黒=7:3の華やかモノトーン
半袖一枚では心もとない梅雨寒の日は、肌見せの分量を少なめに調節しつつ、重くならないよう軽やかな白を主体に。黒はメリハリやアクセントを加える“効かせ”として楽しむのがグッドバランス。
ビスチェレイヤードで緩急をつけ今っぽいムードも吹き込んで
きちんと感漂う白のシンプルなノーカラーシャツと、夏まで活躍するシャリッとした質感のワイドパンツは、どちらも通勤スタイルに欠かせない定番アイテム。そこに立体的なノットリボンがアクセントになったビスチェを重ねるだけで、途端に洒落感がアップして都会的な表情に。シャツ¥18700/メゾン イエナ(イエナ) ビスチェ¥30800/ボウルズ(ハイク) パンツ¥31900/アナイ バッグ¥162800/八木通商(ザンケッティ) 靴¥35200/アマン(ペリーコ サニー)
小面積の黒を効かせるテクで爽やかな白コーデが切れ味よく
ふんわりと優しい空気が漂うリネン素材のシャツワンピは、着心地もよくオンオフ問わず大活躍。サイドスリットからちら見せできるよう、黒のスティックパンツをインに仕込んで着こなしにメリハリを。小物でブラックを少量効かせ、アクセントに。ワンピース¥59400/インターリブ(サクラ) パンツ¥31900/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) メガネ¥89100/アイヴァン PR(10 アイヴァン) バッグ¥202400/八木通商(ザンケッティ) 靴¥39600/アマン(イル サンダロ オブ カプリ) インナー/スタイリスト私物
インナーの忍ばせブラックが膨張を防ぎ奥行き豊かに仕上げてくれる
ドラマチックに広がる白のフレアスカートに、辛口なブルゾンを組み合わせ甘さを引き算。さらに、インナーとバッグで“黒の分散使い”をして抑揚をつけて。ブルゾン¥39600・スカート¥37400/マルティニーク ルミネ横浜(マルティニーク) キャミソール¥7920/アンクレイヴ(アンクレイヴ スタンダード) ピアス¥27500・ネックレス¥51700/八木通商(ローラ ロンバルディ) バッグ¥79200/ヘリュージャパン オフィシャルオンラインストア(ヘリュー) 靴¥125400/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)
ジレ×パンツのハンサムなセットアップを黒ジャケットでさらにスマートに
クライアント訪問や大事なプレゼンなど、知的に見せたいシーンで頼れる白のジレセットアップ。黒ジャケットでマニッシュな雰囲気へと導きつつ、チェーンウォレットやポインテッドトゥの足もとで色っぽさをトッピング。ジャケット¥24970/アンクレイヴ(アンクレイヴ スタンダード) ジレ¥35200・パンツ¥42900/インターリブ(サクラ) ピアス¥25300・ブレスレット¥26400/八木通商(ローラ ロンバルディ) 財布(ショルダーチェーンつき)¥75900・バッグ¥143000/J&M デヴィッドソン 靴¥31900/ベイジュ(ピッピシック)
2. 気温27℃の日は、白:黒=5:5のシンプルモノトーン
蒸し暑く湿度が高めの平均的な気候なら白と黒を約半分ずつ取り入れた配色でコントラストをつけた明快な着こなしが最適。ただし、無難なワンツーコーデに陥らないよう、旬の素材やシルエットでアップデートを。
王道なフレンチカジュアルをモノトーン&今どきなシルエットで刷新
オーセンティックなボーダーに、黒のパンツ。“THE・ベーシック”なアイテム同士の掛け合わせなら、今っぽいシルエットがカギ。コンパクトなトップスに、ハイウエストのワイドパンツでコントラストをつけて。下半身に黒分量が多いから、小物はホワイトがメインのバッグ&シルバーのワンストラップサンダルで軽さを意識。ニット¥20900・バッグ¥58300/ラルフ ローレン(ローレン ラルフ ローレン) パンツ¥18920/メゾンスペシャル 青山店(メゾンスペシャル) ネックレス¥25000/アフェクト 手に持った帽子¥48400/ガリャルダガランテ 青山店(ヴァン パルマ) 靴¥59400/ネブローニ
カジュアルみの強いカーゴパンツに透ける白がフレッシュな色気を添えて
黒のカーゴはトップス次第でオンスタイルにも流用可能なアイテム。休日ならシアーニットとメッシュトートでリラクシーに。ニット¥20900/ユナイテッドアローズ 原宿本店(ロエフ) キャミソール¥7920/アンクレイヴ(アンクレイヴ スタンダード) パンツ¥25300/プルミエ アロンディスモン サングラス¥49500/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) ピアス¥35200/マリハ バッグ¥30800/スティーブン アラン シンジュク(カディアンドコー) ストール¥29700/アイネックス(アソース メレ) 靴¥19800/ロペ
特別感のある袖コンブラウスとクリーンなパンツとのコントラストを楽しむ
デートや女子会がある日に最適な、黒のボリュームスリーブブラウス。袖のシャーリングやポコポコと凹凸感のあるジャカード素材がサマ見えして、即今っぽく。白のシンプルなセンタープレスパンツとパンプスで清潔感を加え、お仕事シーンでも知的に見える装いにアップデート。ブラウス¥7920/ナチュラルビューティーベーシック パンツ¥49500/サードマガジン ピアス¥90200・ブレスレット¥58300/マリハ バッグ¥148500/エリオポール代官山(ザンケッティ) 靴¥64900/アマン(ペリーコ)
ボリュームたっぷりな白の甘さを黒Tが抑えゆるっとラフなムードにアレンジ
ともすればトゥーマッチな甘さに陥りがちな白のティアードスカートは、肩の力の抜けた黒のビッグTでカジュアルにイメチェンを。スポーティな白スニーカーで軽快に仕上げたら、かっちりしたスクエアバッグで大人らしさをキープ。Tシャツ¥12100/サードマガジン(カフェ マウンテン) スカート¥34100/プルミエ アロンディスモン ネックレス¥20900/八木通商(ローラ ロンバルディ) バッグ¥39600/アルアバイル(ジョイ・グライソン) 靴¥33000/ディーゼル ジャパン(ディーゼル)
3.気温 32℃の日は、白:黒=1:9のモードなモノトーン
30℃を超え、日差しが強い真夏日は薄着になる分、黒を多めにしてシャープに。爽快感を添える白を上手にちりばめることでのっぺりした重さを回避して、リズムのある洒落たモノトーンスタイルに着地!
チャーミングなドット柄で黒一色でも華やかで軽快な装いに
まとうだけで乙女心をくすぐる、ドット柄のフレアスカートが主役のワントーンスタイル。フレンチシックな甘さがある分、カジュアルなアメスリタンクを合わせて潔く肌を見せヘルシーに。それだけで“頑張ってる感”はないのにセンスのいいバランスが完成。タンクトップ¥24200/ウィム ガゼット ルミネ新宿店(ゲミニー) スカート¥37400/プルミエ アロンディスモン バッグ¥85800/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥35200/アマン(ペリーコ サニー)
適度に女っぽさのあるキャミセットアップはノースリーブトップスでカジュアルに
時間のない朝でも、コーデの時短をかなえてくれるセットアップ。直線的なフォルムのベアキャミとほどよくタイトなスカートは、どちらもシンプルなデザインゆえ単体でも汎用性が高く、着こなしは自由自在。セットでワンピ風に見せる日は、白のノースリーブトップスを仕込み抜け感を。ベアトップ¥36300・スカート¥35200/イレーヴ タンクトップ¥19800/マディソンブルー ネックレス¥146300・リング(右手)¥77000・(左手)¥62700/マリハ バッグ¥27500/ロペ 靴¥57200/ネブローニ
涼やかな白ベースのスカーフをひと巻きしシンプルなオールインワンに遊び心を
シャツやジャケットを羽織ればオフィスコーデにも活躍する黒のオールインワン。オフの日は白のインナーとバッグで軽さを出し、ロゴスカーフで上級者感を。足もとはヌーディなサンダルですっきりと。オールインワン¥67100/リトルリーグ インク(エブール) キャミソール¥7920/アンクレイヴ(アンクレイヴ スタンダード) サングラス¥47300/アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) スカーフ¥42900/マディソンブルー バッグ¥121000/J&M デヴィッドソン 靴¥35200/ベイジュ(ピッピシック)
無造作な白シャツのクロスがけが清涼感もこなれ感もぐっと高めて
トレンドに左右されず、オールシーズン使えるワッフル素材のIラインワンピは、合わせのアイテム次第で印象チェンジを楽しめるのが魅力。パリッとした端正な白シャツをアクセント使いしたら、シルバーの足もとでスパイスを。ワンピース¥25300/ロンハーマン 肩に巻いたシャツ¥45100/リトルリーグ インク(フランク&アイリーン) 帽子¥4400/ニューエラ バングル(上)¥29700・(下)¥27500/アダワットトゥアレグ バッグ¥161700/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ) 靴¥22000/ロペ
撮影/三瓶康友 ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/貴島明日香 取材・原文/道端舞子 ※BAILA2024年7月号掲載