何を重視してポーチを選ぶか、そして何を入れるのかは人それぞれ。そしてそのこだわりにこそ、人となりをはじめ、生きざままでもが表れる! お気に入りを持つことで、日々の暮らしが生き生きと色づく。厳しい目を持つおしゃれプロのデイリーポーチをチェック。
ポーチ&その中身に宿る、素敵な8人の「日常」拝見!
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gren デザイナー 山田みどりさん
「上質なブランドで統一した背すじの伸びるお仕事セット」
デイリーに使用するものは、軽さとシンプルさが重要。大きなバッグのバッグインバッグとして、食事に出かけるときにはこれひとつでクラッチ代わりにもOK。
中身>エルメスのコインケースにミラー、デザイン画用ノートなど最低限の荷物がまるごと収まるサイズ。
イラストレーター ファッションブロガー 平松昭子さん
「インスピレーションがわき立つ色に収納を託す」
外出時にはDEZSOのヤシの木柄ポーチを。
中身>メモ書きには無印のノート、画材はプロダクトデザインが美しいステッドラーを。アニヤ・ハインドマーチのハート形スタッズつき名刺入れは、クライアントへ穏やかかつ強い心で交渉するためのお守り的存在だそう。
スタイリスト 佐藤佳菜子さん
「ミニバッグに秩序よく収まる形状とデザイン、質を重視」
プライベートでの荷物は少なく、バッグもミニサイズばかり。かといって、こまごまとしたものをそのままバッグに放り込むのは嫌。平たくてサイズ感もほどよいJ&M DAVIDSONのポーチを2点愛用。ひとつには、充電器やイヤホン類と分けているそう。
もうひとつのポーチ>黒のほうには、常用薬やサプリ類を収納。ほかの小物とのバランスもよく、気に入っているそう。
スタイリスト 高橋美帆さん
「お仕事ポーチは外見も中身もシンプルシックに」
長年愛用している型押しポーチはコム・デ・ギャルソン。レザーの質感にいい味が出てきたそう。
中身>夏の撮影時にモデルさんをあおぐための扇子や、眠気覚ましのミント、服のタグ取りに必須なはさみ、USBやコンセントなど、仕事で使う小物をこの中に。
ユナイテッドアローズ プレス 水口絢詠さん
「ポーチにもトレンドアリ! 常に"今"気分が上がるものを」
最近使い始めたWOUFのポーチは、歯ブラシセットを。水まわりで使うものはぬれてもOKなPVC素材に入れると安心。
もうひとつのポーチ>ある程度容量があることを前提に、ポーチだけで持ってもさまになるデザインを選ぶという水口さん。ハワイで購入したJ.CREWのオーロラカラーのポーチには、ハンドクリームやネイルオイル、香水などのケアアイテムを。
スタイリスト 吉村友希さん
「手持ち小物に似合う色=今の私にしっくりなリネン」
洋服のスタイリングと同様、ポーチも小物も全体の色の統一感をまずは考えます。
中身>SHIGETAのオイルは、指先やかかとなどの末端用に。ソーイングセットは仕事柄常備。赤いサンローランの名刺入れとクオバディスの手帳は、シックな色合いが気に入ったそう。
スタイリスト 門馬ちひろさん
「平常心を保ってくれる準備万端なポーチたち」
心配性で荷物が多いので、大量の小物を形を変えながらも受け入れてくれる布素材が便利。マークスアンドウェブのベージュポーチには、歯列矯正中につき欠かせないデンタルセット、美顔ローラーを。
もうひとつのポーチ>無印のグレーのポーチには、出先で「今日のコーディネート何か違う!」というときにつけ替えられるよう、アクセサリーを常備。
さらにもうひとつのポーチ>オリエンタルなデザインには、練り香水やハンドクリームなど、リラックス用の香りアイテムをイン。
スタイリスト 滝沢真奈さん
「テンションの上がる派手なピンクを仕事の相棒に」
ハワイのウォルマートで購入したスクエアポーチは、クリアなので中身が一目瞭然。
中身>服のほこりを取るコロコロやはさみ、ソーイングセットなど、お仕事ポーチとして撮影現場へ持参。
もうひとつのポーチ>ばんそうこうや薬、綿棒などこまごまとしたものは、バッグの中でも見つけやすいケイト・スペード ニューヨークのチケット形ミニポーチに。
撮影/魚地武大〈TENT〉 取材/道端舞子 ※BAILA2018年9月号掲載 ※掲載アイテムはすべて私物です