いよいよ来週7月26日(木)から新潟県・苗場スキー場にて開催される「FUJI ROCK FESTIVAL '18(フジロック)」をはじめ「SUMMER SONIC(サマーソニック)」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL(ロック・イン・ジャパン)」など、日本の夏は大型音楽フェスティバルが目白押し。夏フェスらしいおしゃれな服を着て、ヘアメイクもちょっと冒険して、見たいアーティストもいっぱい! めいっぱい楽しんでいただくためには持ち物が大事です。今回は、日本全国夏フェス参戦歴10年を超えるベテランを自称するエディター沖島が、夏フェスデビューする30代女子に全力でおすすめする夏フェス持ち物リストをお届けします。
夏フェス初心者女子に全力で捧げる【最低限持ち物リスト】14
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【防水&防風&透湿性に優れたレインウェア】
山や海に近ければ近いほど、夏の天候はとっても不安定。いきなりザブンと雨が降ります。しかもほとんどの夏フェス会場では傘禁止なので、雨ガッパはマスト。カッパといってもコンビニで売っているような透明ビニールガッパではガチで命に関わります。GORE-TEXファブリクスなど、防水耐久性・防風性・透湿性をトリプルで備えたアウトドア用のきちんとしたやつを肌身離さず携帯してくださいね。
【雨に強いシューズ】
フジロックを代表とする山フェスに、コンバースのようなキャンバス地のスニーカーやビーチサンダルでいらっしゃる初心者を見かけますが「山なめんな」と母の心で心配してしまいます。岩や雑草がゴロゴロワッサーしている泥道ですし、雨がちょっとでも降ったらあっという間にぬかるみます。晴れ予報なら防水耐久性&透湿性に優れたトレッキングシューズ(右)、雨予報なら軽い登山もいけるレインブーツ(左)で、足もとの雨対策をぬかりなく!
【厚手のソックス】
夏フェスはほぼ終日オールスタンディング&ステージからステージへの移動も多く、足がめちゃくちゃ疲れます。というわけで靴と同じくらいソックス選びが大事! 吸汗&透湿性に優れ、靴と足のわずかな透き間をうまく調整してくれる、クッション性の高い厚手生地の靴下を選んで。ランニング用(左)や登山用(右)がイチ推しです。サマソニなど、サンダルでもギリ参加可能な都市型フェスも、靴下を履くのと履かないのとでは足の疲れが段違い!
【汗をニオイにしないスポーツウェア】
晴れれば暑すぎ&雨が降っても蒸れまくり、どんな天候でも汗をドッチャリかきやすいのが夏フェスというもの。汗自体は無臭ですが、身につけているものに付着してバクテリアが繁殖することで嫌なニオイになるんです。そんな憎っくき雑菌の増殖を抑制する「ポリジン」など、抗菌&防臭テクノロジーに優れた素材を使ったスポーツ系のインナーやウェアがおすすめ。もちろん吸汗&速乾機能も◎。ブラトップ¥7500/ゴールドウィン(ダスキン)
【虫よけスプレー&お薬】
都会で生活しているとあまり気になりませんが、山には基本、虫がどっちゃり。むしろ、虫たちの生活圏に我々人間がちょっとお邪魔して、夏フェスを楽しませていただくのですから、彼らの生活を邪魔せず、ケンカしないでお互いに気持ちよく過ごすためにも、日焼け止めと同じくらい虫よけ対策も万全に。個人的に愛用しているのはタイガーバーム(左、シンガポールで購入)と北見ハッカ油です。万が一刺されたときのためにムヒも携帯。
【いろいろ使えるビニールポーチ】
雨や汗で濡れちゃったものを入れたり、逆に絶対濡らしたくないものを入れたり、何かと使えるビニールポーチ。イチ推しの使い方はスマホ用の雨&汚れよけ。ビニールの上からでも操作可能なので、スマホを中にいれてしっかり閉じれば、雨の中でも操作できるし、砂埃や泥からも守ってくれます。沖島は柄が可愛いイケアのものを愛用していますが、ファスナーつきのジップロックを使っている人もよく見かけます。
【ウェットティッシュ】
夏フェスのお手洗いは基本、ボックス型の仮設トイレです。流しが併設されている場合もありますがない場合も。ほかにも、ごはんを食べる前や何かをこぼしちゃったとき、汗をかきすぎて肌がベタついたときetc.、サッと手や肌を拭けるウェットティッシュがあると快適さが段違い! 沖島の愛用は香りもいい「HERBAN ESSENTIALS」。コスメキッチンなどで購入できます。
【短め丈のワンピース&ポケットつきショートパンツ】
沖島のフェスウェアは基本、ナイロンやポリエステル素材でさらっと着られる短め丈ワンピース&下にポケットつきショートパンツを重ね着します(そしてポケットにお財布などをイン)。ロング丈スカートやパンツだと、雨が降ったら裾から泥んこ&びしょ濡れに。よく「おすすめフェスコーデ」として登場するデニムも、汗や雨で一度濡れるとなかなか乾かず体を冷やしますし、重たくなって機動力が落ちるので、個人的にはおすすめしません。
【メッセンジャーバッグ】
25リットルくらいのバックパックもおすすめですが、バッグ自体が防水性のものがあまりないので、専用の雨カバーを別途買うか、雨が染みてもいいようにあらかじめ中身をポリ袋などに入れておく必要が。←これが面倒なズボラ沖島はここ数年、完全防水性のメッセンジャーバッグを愛用しています。写真はモンベルのもの。
【サコッシュ】
メインバッグのほかに、ファッション的なトレンドでもあるサコッシュ(肩から掛けられる小さめポシェット)があると、スマホやお財布・ペットボトル・リップなど、ポケットのない服でも貴重品がすぐ出し入れできて超便利です。モッシュエリアなど人混みに紛れるときも、短めにたすき掛けして前に抱えていればコンパクトですし、大事な荷物もほぼ安心。
【タオルマフラー】
タオルを持っていかない人はいないと思いますが、ハンカチタイプよりも、写真のような細長いタイプがイチ推しです。理由はズバリ、紛失のリスクが少ないから! 沖島は肌身離さずクロスボディしているサコッシュのストラップにぎゅっと巻きつけて汗や汚れをフキフキしていますが、首からかけておけば、首後ろのうっかり日焼けも防げます。
【キャップ】
日焼け対策はもちろん雨よけにもなる帽子。レインウェア同様、GORE-TEXなどバケットタイプの防水・防風・透湿性に優れたバケットハットタイプもおすすめですが、個人的なイチ推しはキャップです。晴れているときは今どき感が出せておしゃれですし、雨が降っても、レインウェアのフードを上からかぶりやすいんです(ハットだと後ろがつっかえてかぶりにくく、首から浸水する!)。
【45リットル以上の大きなゴミ袋&スーパーのポリ袋】
ゴミ袋として使うのはもちろん、地面に敷いてレジャーシートがわりにもできますし(スーパーのポリ袋はちょうど女の子のお尻サイズ)、大きいほうはアウトドア用の折り畳み椅子の上からスッポリかぶせれば雨よけにもなり、使い終わった後は落ちているゴミを拾って入れながら帰るのも◎。
【モバイルバッテリー&充電コード】
山でも海でも屋内でも、夏フェス会場ではスマホがライフライン! 基本的に会場内には充電スポットもコンセントも一切ないので、予備バッテリーと充電コードは必携です。2個持ちしていれば「ケータイの充電がぁぁ」と泣くウッカリ同伴者に貸してあげることもできますし、何よりインスタにアップし放題です!
取材・文/沖島麻美 ※クレジット掲載のないアイテムはすべて私物です