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コムアイに学ぶ、働く女子が持つべき5つのポジティブ思考【水曜日のカンパネラ】

梅雨明け目前の6月末、東京は渋谷のスクランブル交差点に突如ドーンと現れた広告。掲載されているのは、はかなげなキャミソールに身を包みながら妖艶に微笑む美女の写真と、超巨大なQRコードのみ。知らぬ人は「え、誰!?」と戸惑いながらも目が釘づけになり、彼女が何者かを知る人は「彼女らしいな!」とほくそ笑みながらQRコードリーダーをいそいそと起動したのではないでしょうか?

そう、【水曜日のカンパネラ】主演・コムアイさんとは彼女のことだ!

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コムアイさんが主演する【水曜日のカンパネラ(=略してスイカン)】は、トラックメイカーのケンモチヒデフミさん、その他もろもろのディレクションを行うDir.Fさんの3名で構成されているユニットです。
その存在感は、ただのミュージシャンを軽く凌駕しています。まず、音楽もステージも不思議ワンダーランドです。異次元にふわふわと足を踏み入れるような感覚に陥り、心地よくありつつも、彼女の強烈なメッセージがしっかり心にリーチしてきます(って言っても伝わらないからみんなとりあえず音源聴いてみて!)。そして彼女はいつも透明なバルーンの中に入って突然オーディエンスの頭上に降臨し、歌いながらくるくる回ったりしています(斬新!)。2017年2月に行われたミラノ・ファッションウィークでは「ドルチェ&ガッバーナ」のランウェイにミレニアルズ代表モデルとして登場し、以来ファッション業界からのラブコールが絶えません(存在がおしゃれ!)。公開中の映画【猫は抱くもの】では、劇中歌も担当しながら女優出演しています(しかも猫役!)。“マルチアーティスト”というのは、コムアイさんのような人のことをいうのでしょう。
そんな多方面で快進撃を続ける彼女、実はリアルBAILA世代。6月末に会心の新作「ガラパゴス」をリリースしたタイミングで、コムアイさんにお会いすることができました。撮り下ろしのポートレートとともに、彼女の頭のなかをちょっとだけお届けします。

生きるのがちょっと楽になる!? コムアイ流・人生の5大哲学

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【人生は巻き込んだモン勝ち!】 照明や音響スタッフなど、お父さん世代のベテランと仲よくなることが多いという彼女。「キャリアを積んで技術力も高く、安定して何でもできるけど“もう1ドライブかけたい!”ってタイミングで、トリックスターのように私が現れるんですって。私自身はまだまだ何もできないけれど“何かできそう感”はあるみたい。そんな“伸びしろ”に期待していただいているんだと思います。探している人が向こうから寄ってきてくれたり、周りにいる人が紹介してくださることも多いです」。コムアイさん、それを“引き寄せ力ハンパない”というのですよ!
【人生とは、死ぬまでの“暇つぶし”の積み重ね。】 「人生って、死に向かって一直線に向かっているだけで、基本は“暇”なんだと思うんです。仕事も恋愛も嫌なことも、生きているといろいろ事件が起きすぎるけれど、全部ひっくるめて“人生の暇つぶし”と思ったら、なんかちょっとポジティブに思えて楽になりませんか? みんなお金を稼ぐために働かなきゃいけませんが(日本国民の義務でもありますね)、人間にとって仕事とは、食べるための手段以外の意味があります。夢と現実と、2つの次元がちょっと重なって“仕事”を形成しているところが面白いと思うんです」
【ミクロな世界に見とれている時間こそ、生きている醍醐味!】 取材日直前まで屋久島に行っていたというコムアイさん。印象に残っている旅の記憶を聞くと「ずっと苔を見ていました(笑)」と意外なアンサー。「ミクロなものを見るのが好きで、顕微鏡にハマっているんです。顕微鏡やルーペがあると世界が変わりますよ! 菌が集まって動いているのとか、海辺にいるフジツボとか見ると感動します。そういうミクロな世界をのぞいている時間を“無駄”だと思わない姿勢こそ、カッコいいんだと思うんです。夢中になって見守っている瞬間に、生きている実感が沸きます。その幸せのおすそ分けで、仕事ががんばれるのかも!?」
【引き算しまくった後に、ちょっとだけ足す。そうすると完成度が高まる】 新作「ガラパゴス」のCDパッケージはこんな感じ。フューシャピンクのクリアケースに、同色でサンスクリット語のようなフォントでタイトルを印字し、センターにプリクラのようなコムアイさんのポートレートをぴっと貼ってあるだけのシンプル仕様、だからこそ目立つ! 「デジタル音源でのリリースが当たり前の時代ですが、プラスチックのツルツルした素材感が好きなので、CDの形で作品を発表し続けていきたい。そして創るときは、引いて引いて引き算しまくったものに、最後ちょっとだけ足して“これでよくない?”っていうのが好きです。人間って、意外と“抜け”があるものにどんどん惹かれていくものだと思う。詰めては開き、詰めては開き...みたいな“抜け”があるほうがいい」
【五感をフルに動かして生きていきたい。そう、猫みたいに!】 映画「猫は抱くもの」で猫のキイロを演じているコムアイさん、プライベートでも猫と一緒に暮らしているそう。「猫って、特に何かやることがあるわけでもないのに、毎日毎秒フレッシュな気持ちをもっていつも五感をフルに働かせながら生きていて、いい意味で忙しそう。私もそんなふうに、仕事や忙しさにかまけず、いつも生き生きとした存在でありたいですね」
いかがでしたか? 独特だけれど納得できる哲学でいっぱいのコムアイ(=スイカン)の世界にどっぷり浸ってみたくなりませんか? そんなあなたへのエントリーナンバーとしてご紹介したいのは「ガラパゴス」にも収録されているこの曲「マトリョーシカ」。彼女の強力な“引き寄せ力”で実現した、フランスの気鋭アーティスト、パブロ・パドヴァーニさんとのコラボレーションナンバーです。
水曜日のカンパネラ&Moodoïd『マトリョーシカ』
なお、コムアイさんはInstagram(@KOM_I)もユニークなので、ぜひフォローしてみてください。きっと、忙しい毎日がちょっとカラフルになるのではと思います。
あと、夏フェスに参加予定の方は、スイカンのステージをぜひ一度体験してみてください! メジャーどころですと8月10日(金)~11日(土)のRISING SUN ROCK FESTIVAL(@北海道 石狩湾新港樽川ふ頭横 野外特設ステージ)、17日(土)~18日(日)のSUMMER SONIC(@千葉県 ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ)に出演予定です♡ 沖島はサマソニのほうに参戦予定ですので、みなさま、会場にてお会いしましょう!
撮影/中澤真央 取材・文/沖島麻美
【絶賛発売中★ 水曜日のカンパネラ「ガラパゴス」】
CD/WPCL-12888 ¥2500
アナログ版/WPCL-10103 ¥3500

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