流行など関係なく自分が素敵だと思うアイテムを長く愛する、そんな付き合い方こそが30代の理想。海外旅行で運命の出会いをはたしたスカーフ、おばあさんになっても着たい!と思わせてくれたコートなど、ファッション業界で活躍するおしゃれプロたちの「一生もの」を教えてもらいました。
《RECOMMEND 01》エルメスのストール
ライター 発田美穂さん
海外旅行で何か欲しいけど、ピンとくるものがなかった。そんなときは迷わずエルメスのブティックに行き、シルクカシミヤのストールやカレを買います。「身につけるアートピース」のように美しく、いつも新しい出会いがある豊富なコレクション。一生使えるかわからないものを買うより、確実に後々まで使えるはず。
《RECOMMEND 02》エルメスのカレ
ライター 坪田あさみさん
初めての「カレ」は、海外旅行のお土産としていただいたもの。そのなめらかで上質な肌ざわりに驚き、ほかを使えなくなってしまったんです。ベースの色が地味なほうが合わせやすく、柄は巻くとわからなくなるのでクシュッと巻いてみてきれいに色が出るものを選ぶように。洗濯機でガシガシ洗って、味が出るように今も育てています。
《RECOMMEND 03》バーバリーのカーコート
ライター 陶山真知子さん
30歳のころ、周りにいる素敵な女性がバーバリーのトレンチを着ていて憧れていました。でも、いざ買おうとショップで試着したら、私にはなんだか似合わず。このコートはお店の方にすすめられ着てみたのですが身幅やシルエット、インナー選ばずのサイズ感、軽い着心地。すべてが私の理想にフィット。おばあさんになっても着たい一着です。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 取材・原文/櫻井裕美 構成/山岸成実・渡辺真衣〈BAILA〉 ※すべて本人私物のためブランドへのお問い合わせはお控えください ※BAILA2020年1月号掲載