食べこぼしやリップ、ジュースなどうっかりついてしまったシミを抜く方法を知っていますか? 「いいものを長く」使うために知っておきたいニットのシミ抜き法を、クリーニング師近藤高史さんに教えてもらいました。

リネットお洗濯アンバサダー 近藤高史さん
ネット宅配クリーニング「リネット」の品質責任者を務めるクリーニング師。豊富な現場経験から、WEBマガジンの監修や百貨店でケアキャラバンを行うことも。
【ニットのシミ取り方法】
☑油性
食べこぼしのほか、リップやファンデーションなどの化粧品類、ボールペンも

1.シミが動かないようまずは吸い取って固める
いきなり洗うと汚れが移動しやすく、余計に広がる可能性が。まずは慌てず、布でぎゅっと押さえて。

2.台所用洗剤を汚れ部分につける
シミついた油の膜を溶かす作用が。落ちにくいときは固く絞った布でたたく。クレンジングオイルでも可。
☑水性
お酒、ジュースなどの飲み物や、しょうゆ、ケチャップといった調味料など。

1.すぐにタオルなどに移して水洗い
汚れを別の布に移動させ、薄くなればあとは通常の手洗いで。取れないときは油性と同じく洗剤を使って

市販のシミ抜きでも
シミ取り剤と吸収シートの組み合わせで、水性・油性のどちらの汚れも落とせる救世主。
トップ シミとりレスキュー 17㎖ ¥300(編集部調べ)/ライオン
ほかにも、普段うっかりつけてしまうシミには…

☑コーヒー
派手にこぼしたときはクリーニングに頼って
乾燥するとより落ちにくくなるので、汚れを別の布に移したあとクリーニングに持っていくまで袋に入れて保管。
☑血液
すぐに水洗いを
すぐに洗えば水だけできれいに落とせるのが血液。逆に、ほうっておけばおくほど落ちなくなるから注意が必要。
撮影/内田優子 スタイリスト/内堀悠香 イラスト/itabamoe 構成・原文/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※BAILA2020年2月号掲載