【ユニクロ秋新作まとめ】ユニクロの達人・伊藤真知さんはこの秋何を買う？

@BAILAの大人気企画「ユニクロ達人、エディター伊藤真知さんは何を買う？」が、2024年秋バージョンとして登場！　
まだ暑い今の時季からすぐに使える秋トレンドや本命ニット、高見えコーデのコツ……など、ユニクロ達人として知られるエディター伊藤真知さんが厳選した新作＆リアルなコーディネートで読者のお悩みを解決。

手持ちのキャミやタンクに重ねるだけで秋顔に。季節の変わり目をおしゃれにつなぐ“＋1”アイテムをご紹介。

読者voice
・季節の変わり目は何から取り入れたらいい？　暑くても着られるトレンドが知りたい。（事務・32歳）
・夏服には飽きたけど、秋服を買う気にはなれない微妙な時季。お金をあまりかけずにマンネリを解消できるアイテムはありますか？（コンサルタント・35歳）
・とりあえず買っておくべき！　これ一つでワンランクアップしたコーデが仕上がる、というユニクロアイテムを教えていただきたいです。（会社員・29歳）

Machi’s Answer
「春の記事ではまず、ピンク！と色を投入しましたが、わかりやすく秋を演出するなら“レイヤード”。とはいえまだ夏まっただ中の8月、今日から着ることを考えれば、夏の延長で涼やかに着られる“透ける長袖”や“袖のないベスト”くらいから始めるのがリアルです。手持ちのキャミやタンクに重ねるだけという手軽さに加えて、価格が手頃なところも端境期のトップスならでは！　ただでさえお財布に優しいユニクロですが、本格的な秋物を買う前にできるだけ出費は抑えたい時季でもあるので、2990円という価格にもこだわりました」（真知さん・以下同）

ユニクロ「レースクルーネックセーター」￥2990

「まずおすすめしたいのが、この『レースクルーネックセーター』。肌が透けるニットは春から人気で、ユニクロでも『メッシュクルーネックセーター』が大ヒットしていましたが、こちらは似た表情でありながられっきとした秋の新作。編み地がざっくりしたメッシュから繊細なレースへと変わり、襟ぐりも詰まったことで、より上品でお仕事にも着やすい一枚にアップデートしました」

「レースといっても花柄のような甘さはなく、ストライプ調のシンプルなレースなのでコーディネートに迷うこともありません。そもそも“透ける長袖”は腕全体をカバーしきゃしゃ見えさせてくれますが、とくにこのニットは袖の筒まわりが細め。編み柄の縦線効果も相まって、いっそうほっそり見えるのも嬉しいポイントです」

「黒や白といった定番色を含めた全4色の中でも、私のイチ推しはグリーン！　グリーンは秋のユニクロの推し色の一つですが、主張しすぎず、でも存在感があって、こんなふうに全身を地味色でまとめてもいいアクセントになってくれるんです。手持ちのキャミやタンクなど、中は夏のインナーのままでもちゃんと“秋味”にしてくれる深みのあるカラー。ウール混でなめらかな素材なので、素肌に重ねてもチクチク感はありません」

ユニクロ「3DスフレヤーンVネックベスト」￥2990（8月中旬発売予定）

「キャミやタンクに重ねるだけという手軽さは同じですが、よりトレンドを意識するならこちら！　この秋冬、一枚は押さえておきたいニットベストです」

「ここ数年でずいぶん定着したジレやニットベストも、今季は最大といっていいほどの大ブーム！　きれいめからカジュアルまであらゆるブランドから続々と登場していますが、初めてならまずは手頃なユニクロで。ボタンもポケットも装飾もない（しかも特殊な編み方で“縫い目”すらない！）、こんな究極にシンプルな一枚が使いやすいはずです。秋本番まで長く楽しむことを考えれば、色はシックなダークグレーが狙いめ」

「こちらもコーディネートはいたって簡単で、白のカップつきタンクに重ねただけ。袖がない分見た目は涼やかですが、ほっこりとしたスフレヤーンは温かみのある素材なので、格段に秋らしさがアップします。ただし足もとがヌーディなサンダルのままではニットベストだけが暑苦しく映ってしまうので、靴には少し重たさを持たせるのがコツ。黒のショートブーツくらいが理想ですが、スニーカーなどでもOK！　ニットベスト自体がカジュアルなアイテムなので、ムードを寄せたカジュアルな足もとのほうがバランスよく見えておすすめです」

薄着の季節にこそ悩ましいシンプルコーデの“地味”問題。こんなセットアップ＆ワンピースであか抜けて！

読者voice
・みんなとかぶるので派手なアイテムは買いづらい。かといってシンプルな服ばかり選ぶと、シンプルを通り越して地味になることが多い。（広告代理店・34歳）
・ユニクロ＝シンプルなので、重ね着やアクセを合わせるなどして組み合わせを考える必要がある。大事な日は着るだけでおしゃれ見えする他のブランドの洋服を選んでしまいます。（フリーランス・29歳）
・ベーシックすぎると飽きて、結局着なくなってしまうので無駄な出費になりがち。着るだけで心がときめいて、長く愛せるアイテムを選びたい。（銀行員・32歳）

Machi’s Answer
「職場で街で、時には家族とさえも……どうしても“かぶって”しまうユニクロ服。同じとわからないように極力シンプルなものを選びがちですが、気づけば地味になりすぎたり、メリハリがなく単調に見えたりと、とくに薄着の季節の“どシンプル”はハードルが高いもの。そんなときこそ主張しすぎず、でもどこか洒落て見える、こんなセットアップやワンピースがおすすめです。華やかな色柄でなくとも、上質感のある素材や体を入れただけできれいに見えるシルエットは、感動すらしてしまうほどの名品！　“楽してキマる”から、暑くてコーデを考えるのが億劫な毎日にもぴったり（笑）」（真知さん・以下同）

ユニクロ「クレープジャージーノースリーブT」￥1500（売り切れ次第販売終了）「クレープジャージーストレートパンツ」￥2990

「ほどよく落ち感のあるクレープジャージー素材を使い、シンプルながらも高級感たっぷりのノースリトップス＋ワイドパンツ。それぞれ単品でも買えますが、セットで着ることですらっときれいなIラインが完成するので、これはもう絶対にセットアップでそろえておくのがおすすめ。価格も上下で4490円と、秋の新作でコーディネートがそろうと考えればかなりのお手頃です」

「アイテム数の多いユニクロですが、トップスとボトムの色と素材がぴったり合い、セットアップで着られるものは意外と少なかったりもするので、そういった意味でもちょっと新鮮！　オリーブやナチュラルなど、おしゃれなワントーンが作りやすい秋色も気になりますが、万能なのはやっぱり黒。今どきのリラックス感のあるシルエットでも締まって見えるし、いい意味で目立ちにくいので、たとえ“かぶって”もあまり気になりません」

「そして実はこのパンツ、オンラインストアでは標準丈のほかに、丈短めと丈長めから選べるので、より体に合った一本が見つかります。シンプルな服をおしゃれに見せたいときほど、大事なのはサイズ感。よく履く靴に合わせてパンツはちゃんと試着して丈を選び、トップスも少しゆるく感じるようであればワンサイズ小さいものを選んでも。面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間をかけるだけで体がぐっときれいに見えて、それが“シンプルでもおしゃれ”につながったりもするので、ぜひサイズだけはこだわって選んでみてください」

ユニクロ「コンビネーションワンピース」￥4990（8月中旬発売予定）

「ユニクロは新作の出だしが早く、6月頃からちらほらと登場していましたが、これは8月に発売されたばかりの最新作！　まだまだ“かぶりにくい”という意味でも嬉しい『コンビネーションワンピース』です」

「上はカットソー、下はプリーツスカートを配し、一枚で様見えするワンピース。先ほどのセットアップと比べるとややデザイン性はありますが、プリーツスカートは比較的着慣れたアイテムですし、シックな秋色も上品なので、初めてでも取り入れやすいはずです。ハイウエストな切り替えや、腰まわりは裾と比べて細いプリーツを使って広がりを抑えるなど、さっと着るだけでスタイルよく見える工夫がちりばめられているのも優秀！

一枚でコーディネートが完成されているのでそのままで充分ですが、前回の記事でもご紹介したように、今年はベストやジレが大ブームなので、重ねて“味変”してみるのもおすすめ。トップスはベーシックなクルーネックでジャケットとも相性がよく、お仕事からカジュアルまで幅広いシーンに使えて、着回し力も絶大です」

ユニクロ「レザータッチスクエアショルダーバッグ」￥2990

「そんなワンピースに合わせていたこのバッグも、シンプルなのに洒落て見える名品！　大ヒットした『ラウンドショルダーバッグ』に続くバズりバッグとして話題の『レザータッチスクエアショルダーバッグ』です」

「上質なレザーに見えて、本革よりも軽く扱いやすい“レザータッチ”のショルダーバッグ。こっくりとした秋色の服に映えるオフホワイトをはじめ、黒、ダークブラウンの3色はどれも高級感のあるいい色です。コーディネートを選ばないミニマルなデザインですが、背高なタンブラーや折りたたみ傘など防暑対策に欠かせないグッズもまるっと収まるので、お出かけに手放せません！」

秋の毎日に欠かせないニットのご提案！　脱マンネリのポイントとは？

読者voice

・ニットの着こなしが単調になるので、新鮮に見えるアイテム選びやコーデが知りたい。（経理・36歳）

・ジャケットを脱いでもおしゃれを保てるニットがほしい。カーディガンはやぼったく見えがちなので、おすすめの商品や着こなしはありますか？（営業・33歳）

・毎年ユニクロニットがバズるので、バズりニットを使ったコーデが見たいです。（広報・38歳）

Machi’s Answer

「毎日でも着たいほど、秋冬のおしゃれに欠かせないニット。ボトムやアウターよりも手頃で遊べるし、ユニクロでニットを買ったことのある方ならベーシックなものはすでにお持ちだと思うので、たまには潔くトレンドに乗ってみても！　ただし“クセ”が強すぎると、結局シンプルなボトムとしか合わせられなかったり、また着てるという印象に陥ったりもするので、デザインか色か、冒険するならどちらか一つ。大人のトレンドはあくまでさりげなく、が正解です」（真知さん・以下同）

ユニクロ「ケーブルクルーネックセーター」￥2990

「ユニクロの新作ニットの中で、“今年の一枚”を挙げるならこちら。ケーブル編みとパステル調のカラーの可愛さが受け、発売前から大バズりしていたので、とりあえず買ってみた！という方も多いかもしれません」

「素材の約半分にコットンを使ったふわモチの風合いがとにかく最高！　半袖ということもあって、秋の初めから取り入れやすい『ケーブルセーター』です。ケーブル編みのおかげでベージュやグレーといった地味色も表情豊かに仕上がり、とても重宝するのですが、形がややコンパクト。ぴたっとしても体のラインが目立ちにくいように、私はいつも同素材のカーデを巻いてすっきり見えるように心がけています。これは肩のハリやバストのボリュームが気になる方にもおすすめのカバーテク」

「ちなみにカーディガンを巻くときは、ざっくりと前で袖を結んだら、結び目を体の中心からずらすのがポイント。片方の肩だけにかかるようにアシンメトリーに配置するのが、きゃしゃに見えるコツです。今日のようにボトムも淡い色でまとめるときは、着こなしでもシャープさを取り入れて。細身のスカートやヒールのある靴、レザー小物……どこかで“締める”ことをお忘れなく！」

「カーディガンを着てみるとこんな感じ。“はおり”として適度にゆとりもあるので、ボタンを全部留めて一枚で着るのもいいですし、寒くなってきたら半袖ニットに重ねてアンサンブルとして着ても。アレンジのしやすさという意味でも、私はやっぱりセット買いに一票です！」

重ねたのはこれ！　ユニクロ「ケーブルクルーネックカーディガン」￥3990

ユニクロ「メリノクルーネックセーター」￥2990

「『ケーブルセーター』は新型でしたが、定番といえばなんといってもこの『メリノセーター』。私もかれこれ20枚以上は買ったであろう“最愛”のニットですが、この秋はユニクロの推し色でもあるグリーンに初挑戦！」

「素肌に着てもチクチクしない上質な素材に、着こなしを選ばないクルーネック。おまけにマシンウォッシャブルでケアも簡単。私もシーズンごとに買い足し、ベーシック色はひと通りそろったことと、形そのものに絶対的な安心感があるので、最近はよく冒険カラーも楽しんでいます。春の記事ではピンクをご紹介しましたが、秋は断然グリーンが推し！　こっくりしつつも涼感のあるピーコックグリーンなら長袖も暑苦しく見えません」

「白シャツもデニムもユニクロのベーシックなものですが、ニットの色で目新しさを加えたことで、これまでとはひと味違った洒落感のあるカジュアルに。ワントーンでも単調にならないようにウエストに巻いたダークグリーンのカーディガンも、さりげなく新鮮味にひと役買ってくれています。実はこのカーディガンも『メリノ』シリーズの超定番品ですが、グリーンは今季の新色！」

巻いたのはこれ！　ユニクロ「メリノクルーネックカーディガン」￥3990

「こんなふうに着慣れたニットのマンネリを解消したいときは、旬の色にアップデートするだけでも効果的。あえてニットと色をそろえず、“同系色”くらいのカーデで奥行きを出すというのも新鮮なので、ぜひ着こなしを広げる新しいアイディアとして挑戦してみてください」

“ツヤ”があれば高見えも簡単！　大人の「サテンアイテム」の取り入れ方です。

読者voice

・通勤時の高見えコーデに使える、おすすめの新作トップスやボトムを教えてほしい。（メーカー・27歳）

・上品に見せようとすると無地なデザインが多く、お洒落感に欠ける。どっちも両立したい。（通信・34歳）

・会社の食事会などでも着られる、フォーマルすぎずカジュアルすぎないコーデが知りたい。（会社員・28歳）

Machi’s Answer

「高見えを狙うなら、上質感のあるベーシック色を選ぶのが近道。デザインもクセがなく、体がきれいに見えるもの……とたしかにどれも大事ですが、あまりに削ぎ落された服ばかりを選んでいると、地味で代わり映えしないおしゃれになりがちです。そこでご提案したいのが、一点『ツヤ』を取り入れるテク。光沢素材ならではのリッチ感を加えることで、地味色や１＋１でも華やかに、ツヤを使って着こなしの“格”を上げるイメージです。本格派のシルクなどは価格的にも扱いも大変だったりしますがそこはユニクロ！　高級感があって、洗えて手頃なサテンシリーズが狙いめです」（真知さん・以下同）

ユニクロ「サテンスカート」￥3990

「初めての方は、“顔から遠い”ボトムのほうが取り入れやすくておすすめ。とろんと落ち感があって、ナローなシルエットが女性らしい『サテンスカート』です」

「ニット＋スカートというシンプルな1＋1コーデですが、スカートをツヤ素材にしたことでちょっと“特別感”が出てよそゆきの表情に。よそゆきといっても、ユニクロの『サテンスカート』は光沢が控えめで、大きな面積のスカートでもギラつかないのでお仕事にもぴったり。スニーカーを合わせてカジュアルにも着られるし、きれいめなブラウスを合わせればきちんとした会食などにもいいし、日常のあらゆるシーンで大活躍！」

「色は黒、ナチュラル、ネイビーの3色で展開。どれも高見えするベーシックカラーですが、秋は暗い色のニットやアウターが増えるので、落ち着きがありつつほどよくさし色になるこんなネイビーが◎です。ネイビーといっても明るめでダークブルーに近い印象ですが、ちゃんとペチコートがついているので安心！　肉感や下着のラインを拾うこともなく、すっきり着こなせます」

ユニクロ「サテンブラウス」￥2990

「そしてトップスでツヤを足すなら『サテンブラウス』を。これまでツヤ素材のブラウスというと、ボウタイつきやギャザーたっぷりの甘口なデザインが主流でしたが、ベーシックなシャツ型というのもちょっと新鮮！」

「甘すぎず、コーディネートに取り入れやすいシャツ型ですが、ツヤ素材の場合はクールになりすぎたり、迫力が出すぎることもあるので色選びがとても重要！　肌なじみがよく、顔の近くにきてもほどよい品と華やかさをキープできるベージュなら、間違いありません」

「スカートのときもお伝えしましたが、サテン素材そのものに特別感があるので、ボトムはパンツ、しかもカジュアルなデザインに取り入れるほうが日常向きです。こちらもドロストパンツを合わせたシンプルな1＋1コーデですが、ツヤブラウスのおかげで大人っぽく都会的な印象に。洒落て見せるためには、ボタンを広めに開けて襟を抜いたり、袖をラフにたくし上げるなど“きれいに着すぎない”のもポイントなので、ぜひ意識してみてください」

汗ばむ季節も快適＆おしゃれに乗り切る、美脚パンツの名品をご紹介。

読者voice

・汗をかいたり、汚れやニオイがつきやすい飲みの場に着ていっても気楽に洗えるパンツがほしい。（PR・37歳）

・ゆったり〜やワイド〜といったパンツだと、逆にシルエットが大きくなり太って見えがち。楽ちんでもすっきり見えるデザインはありますか？（総合・27歳）

・大ヒットした「タックワイドパンツ」の新色や仕様に変更があるのか知りたい。ほかの人とはひと味違うおしゃれなスタイリングも気になる。（教育・37歳）

Machi’s Answer

「少しでも涼しくいたくてスカートばかりはいていた夏の反動か、秋めいてくると途端に気分はパンツモードに。ユニクロでも目新しいパンツが続々と登場していますが、真夏のこの8月にウールのような秋素材はさすがにキツい……ので、まずはシーズンレスに使える定番『タックワイドパンツ』を“秋色”に変えてみる、くらいから始めるのはいかがでしょう？　今季はもう少しカジュアルな美脚パンツとして『ワイドチノパンツ』も登場し、こちらも注目の一本！　いずれにしてもまだまだ汗ばむ季節だからこそ、いつでも清潔にいられる“洗濯機洗いOK”はマスト。加えて、秋本番に向けて足もとがローファーやブーツなどへと重たくなることを見越して、どんなボリューム靴ともバランスの取りやすい“太め”を選んでおくと安心です」（真知さん・以下同）

ユニクロ「タックワイドパンツ・オリーブ」￥3990

「言わずと知れたユニクロのNo.1美脚パンツといえば、『タックワイドパンツ』。周りとかぶりがちな一本だからこそ、いち早く新色を狙っておしゃれを更新！」

「今季はベーシック色を中心とした全5色で展開。デザイン自体は春夏と大きく変わっていませんが、ストライプ柄から無地へとアップデートしたネイビーと、オリーブ、ナチュラルの3色が新色として加わりました。とくにオリーブはブラウンとカーキの間のようなニュアンスカラーで、品のよさとカジュアルさのバランスが絶妙！　着慣れたニットやシャツも一気に洒落て見せてくれるので、難しく考えず、まずは手持ちのシンプルなトップスにさらっと取り入れるのがおすすめです」

「ちなみにタックパンツは以前、ツータックのときもありましたが、昨年の秋冬にワンタックに戻ってからは今季も同じ仕様に。腰まわりがふくらみすぎないので、トップスがインしやすいというのも人気の理由！」

ユニクロ「タックワイドパンツ・ナチュラル」￥3990

「コーディネートが暗くなりがちな秋冬に、おしゃれな抜け感をもたらしてくれる明るめのナチュラル色。エクリュのような高級感のあるカラーでどんな着こなしもきれいめに着地させてくれるので、こんなデザイン性のあるトップスが“着やすく”なるという嬉しい効果も」

「今日はパンツに合わせて、ニットやハットもナチュラルなカラーでまとめたワントーンスタイルに。同系色で合わせるときは素材感に違いをつけて奥行きを出すと、のっぺり見えずバランスよく着こなせます」

ユニクロ「ワイドチノパンツ」￥3990

「『タックワイドパンツ』に続く“ワイド名品”として、新登場ながら早くも売れ筋の『ワイドチノパンツ』。コットンベースの地厚なチノパンはカジュアルな印象が強く、苦手意識のある方も多いと思いますが、こちらはレーヨン混のストレッチ素材。きれいめなベージュパンツの延長ではけるので、大人にも使いやすいはずです。ほどよく落ち感があって腰まわりや太ももがパーンと張らず、ワイドシルエットでもすっきり見えるのもポイント」

「裾にゆとりがあってスニーカーともバランスが取りやすく、私（身長155cm）のように小柄な方も挑戦しやすいのも魅力。きれいめとはいえチノパンはそもそもカジュアル寄りのアイテムなので、トップスにはあえてフィット感のある『メリノリブポロカーディガン』を合わせ、“女っぽい”メリハリコーデを意識してみました」

ユニクロ「リバーシブルベルト」￥2990

「ちなみにこのちらっと見えているベルトも、今季登場したばかりの『リバーシブルベルト』。ここ最近はベルトがすっかりトレンドとして定着していますが、ユニクロにはとにかくシンプルで使い勝手のいいベルトが多く、一度は試していただきたい“隠れ名品”！」

「価格は2990円と手頃ですが、実は本革を使った本格派。しかも名前にもあるとおり、バックルをつけ替えれば黒とボルドーの2色がリバーシブルで楽しめるすぐれものです。もう一つ、万能色同士のダークブラウン×キャメルのバージョンもあり、今回ご紹介した『タックワイドパンツ』や『ワイドチノパンツ』、どのカラーとも相性抜群。きちんと見えにも脚長見えにもひと役買ってくれて、着こなしが広がるユニクロの優秀ベルト、まだの方はパンツの新調を機に、今季こそぜひお試しを！」

撮影／遠藤優貴（人）　ヘア＆メイク／加藤志穂〈PEACE MONKEY〉　スタイリスト／池田メグミ〈TENT〉　取材・文／伊藤真知