ライターが「今使える!」と思った、ユニクロ(UNIQLO)の優秀アイテムを紹介する連載「ユニクロ 読む試着室」。読者が本物を手に取ったのと同じくらいにアイテムのよさやディテールが伝わるよう、サイズなどを編集部独自に調べ、細部の写真多めでご紹介します!
冷房対策&日焼け防止もできる!着回し力抜群、ユニクロの万能カーディガンをレビュー!
ユニクロ「UVカットクルーネックカーディガン」¥2990
暑い時期は、ユニクロの機能性アイテムに頼りっきりな人も多いはず。そんな数ある夏のお助けアイテムの中から、この夏から秋にかけて活躍間違いなしの、女性の敵・紫外線をカットできる機能付きの羽織「UVカットクルーネックカーディガン」(¥2990)のご紹介です。
「コットンベースでサラサラの肌触りもいい」「冷房がキツいときに大活躍」「日焼け止めを忘れてもこれを羽織れば安心」という口コミもあるなか、実際のところは? では早速見てみましょう。
UVカットクルーネックカーディガンの「細部」に注目!
今回レビューするのは、UVカットクルーネックカーディガンのブルー、Mサイズ。ザ・定番のデザインがとにかく使いやすいだけでなく、UPF25で商品名にある通り紫外線対策もできちゃうというカーディガンに注目しました。
質感:透け感のない厚さで、UVカットの安心感あり
素材の表示を見ると、生地は綿60%、レーヨン40%。そのためか肌触りがとにかくよく、綿100%と比べると毛羽立ち感が少なめで、ほんのり光沢を感じます。編み目が密なので、袖に手を入れても透けません。ユニクロで扱っている「ライトVネックカーディガン(左)」と比べると、この通り。(わかりやすいよう、同色のホワイトで比較)
素材的には通気性がいいとされていますが、正直真夏にずっと着るには暑いです。ただ屋内外の寒暖差が激しいときは室内で大活躍しそう。また、密度があるから紫外線カットもできるんだろうなとも思いました。
滑らかな生地は、握ってもあまりシワはできませんでした。今の時期、ずっと着るアイテムでもないから、シワになりにくい=持ち運びやすいという点はポイントが高いですね。
「UPF」衣類の紫外線カットの数値の意味って?
UVカットをうたうこちらのカーディガンは「UPF25」とのこと。調べると、UPFとは衣類が紫外線を防ぐ効果を表す指標のこと。日焼け止めなどでよく耳にするSPFやPAと違って聞き慣れないのは、衣類に限った指標だからですね。25という数値は、紫外線がやや強い日でもカバーしてくれるレベルだそうです。そのカバー力は「素肌でいるときと同じように日焼けするまでに25倍の時間がかかる」くらいなんだとか。日焼け止めを塗らずにそんな効果があるなんて…! とっても心強いですね。
加えてこのカーディガンは、マシンウォッシャブル仕様。日中ずっと着ないにしても、汗やニオイは蓄積されるので、毎日洗えるのは助かりますね!
色味:夏の爽やかコーデの主役にもなる、鮮やかなブルー
生地が少し厚いですが、夏は暑苦しい印象になるのは避けたいですよね。この目も覚めるようなブルーなら、コーデの主役にもなるし、爽やかさも演出します。また、カーディガンということでボタンの留め外しでインナーやカーディガンの色の面積も調整できるから、「色物は取り入れにくい」と思っている人もチャレンジしやすいアイテムだと思います。
ボタンも生地と同色のブルー。ボタンの色が生地と異なると色数が増えてコーデが難しくなったり、ボタンのデザインによってコーデの方向性が限定されがちですが、ワントーンなので幅広いコーデに取り入れやすいです。
デザイン:丈が少し短く改良され、今のファッションに取り入れやすい!
UVカットクルーネックカーディガンは、オフィス向けのキレイめなコーデにはもちろん、どんなシーンにも取り入れやすい万能シルエットが魅力。さらに今期のこのカーディガンは、今トレンドのボリュームのあるボトムスにも合わせやすいよう、従来より少し着丈が短くなったそうです。
クルーネックはUネックと違って少し詰まった首元になるので、ボタンを全て留めればよりきちんと感が出ます。
袖と裾のリブは、生地がしっかりしている分厚め。袖をまくったり、ボトムスに裾を軽くインするなど、着崩し方に幅がでますね。
裏地・縫製:裏地なし。肩と腕まわりの縫製がしっかりされている
UVカットクルーネックカーディガンを裏返してみました。このように裏地はありませんが、縫い目が密で透け感もないので、むしろさらっとした肌触りの生地が直接肌に触れるのは心地よかったです。
写真のように、表から見ても、肩の後ろ側と脇の部分は他よりしっかり縫製されています。でもかといって肌あたりに影響している感じはありませんでした。
少し厚めの首まわり。自宅洗濯OKなので、なおさらヨレやすい首元はしっかり作られているのは嬉しいですね!
カラバリ:万能&肌馴染みのいいカラーも展開
現在取り扱っているUVカットクルーネックカーディガンのカラーバリエーションだと、ブルーの他、オフホワイト、ブラック、薄いピンク、ネイビー(写真一番奥)があります。
少し肉厚なので、オフホワイトでも透け感はあまりなさそう。これは何枚持っていても使えること間違いなしなので、全色ゲットしてもよさそう…!
UVカットクルーネックカーディガンの「サイズ」をメジャーで実寸!
店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました! この後コーディネートでも提案時に着ているMサイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。
※サイズは編集部調べ。ユニクロが提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね!
着丈:約52cm
従来より少し短めの作り。ボトムスをしっかり見せるコーデにも使い勝手抜群です。
身幅:約40cm
程よいフィット感がありつつ、少し余裕もありました。
首元の開き:約18cm
あまり広いと肩掛けしにくいこともありますが、これは比較的首が詰まった作りなので肩掛けには問題ありませんでした。
肩(襟〜切り替え部分まで):約12cm
若干広めですが、生地が厚くフィット感があるので、大き過ぎるということはありませんでした。
袖:約62cm
若干長め。ただフィット感&袖のリブがあるので、だらっとすることはありません。
袖の筒幅:約9cm
細めの作りですが、リブが伸縮するので腕の太さで着たときのシルエットが極端に変わることはなさそう。
着るとこんな感じ。袖が長いので、手の甲まで日焼け対策で隠すこともできますが、リブで手首までで留めることもできるので、作業で邪魔になることはありません。
全体:「ライトVネックカーディガン」とサイズを比べてみた!
先ほどからちょこちょこ登場している、同じMサイズの「ライトVネックカーディガン」と平置きで重ねてみました。デザイン的に大きく違うのは、首の作りと生地の厚さ。比較的厚手&小さな作りのUVカットクルーネックカーディガンですが、袖はこちらの方が長く、手首に軽く布が余る感じで着られそうなことがわかります。
アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか? カーディガンを肩にかけて取り入れるコーデを考えてみました。
UVカットクルーネックカーディガンのMサイズで「コーデ」!
定番デザインだからこそ、いろんなシーンで使えるこのカーディガン。ということで、“着る”以外の取り入れ方を考えてみました。
普段からユニクロは基本的にMサイズ(時々Sサイズ)を着ている162cmのライターが、Mサイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。
ダークカラーに1色投じて、一気にワンピースコーデが夏仕様に
着用者:身長162㎝
カーディガン/UVカットクルーネックカーディガン(¥2990)
ワンピース/ウルトラストレッチエアリズムワンピース(¥2990)
シューズ/私物
私物以外ユニクロ
腕や日焼けを気にしてノースリーブを着られない人も、カーディガンを肩にかければまるっと解決! 焼けやすい肩をUVカットクルーネックカーディガンでガードしつつ、腕まわりは涼しさを優先できます。また、ワントーンコーデにブルーを取り入れるだけで、一気にこなれ感が。これなら手持ちの“無難色”の服を使ったコーデに取り入れるだけで、手軽に新鮮味をゲットできますよ。
カーディガン/UVカットクルーネックカーディガン(¥2990)
インナー/アメリカンスリーブブラタンクトップ(¥2290)
肩に掛けるもう一つの方法がこちら。こちらの方がしっかり腕もカバーされるので、よりUVカットの効果が期待できるのと、冷房対策にもなりますね。
【結論】夏の“露出”が気になるなら「UVクルーネックカーディガン」を今すぐ買うべし!
夏でも何かと持っていると安心な、長袖カーディガン。一見厚手で「この時期に必要?」と思うかもしれませんが、この生地こそ夏の日差しから、冷房から、肌を守ります。シワにもなりにくい、自宅で洗えるという万能アイテム「UVカットクルーネックカーディガン」を、今すぐゲットして、この夏を乗り切りましょう!
ちなみに、アイテム比較で度々登場した「ライトVネックカーディガン」も今持っていたい、超優秀な1枚。こちらも同連載の下記で徹底レビューしているので、お見逃しなく!