独自の価値観をもつ先輩スタイリストたちが、名品認定したジュエリーを大公開。Tシャツにデニムのシンプルスタイルが多い百々千晴さんは、“重ねやすい”ジュエリーをセレクト。手もとのレイヤードで自分らしさを表現してみて。
百々千晴さん
シンプル派にこそ“重ねやすい”ジュエリーのススメ
私がいつもシンプルな服でいられるのはジュエリーのおかげ、といっても過言ではありません。特に、目によく映る手もとのコーデは、自分自身が“すごく好き!”と思えることが何より大事だと思うので、素材や色を自由にミックスしてもケンカしないモダンさのあるデザインに惹かれます。ティファニーとレポシはかねてより愛用していて、ブチェラッティは卓越した職人技に感銘を受けて最近リングを迎えました。重ねやすいということは、その分表現の幅が広く、そのときどきの“こうなりたいという意思”を描きやすいということ。その日着ている服に物足りなさを感じたときほど、手もとのレイヤードに理想の自分を託してみてください。
ブチェラッティの「マクリ クラシカ エターナル」
Buccellati
1919年ミラノで創業した老舗ジュエラーの芸術的センスが光るリング。繊細なエングレービングによるシルクのようなつやめきが印象的。リング(K18YG×DIA)¥605000/ブチェラッティ
ティファニーの「ティファニー ロック」
TIFFANY & CO.
2トーンのスリークなバングルは、手持ちのどんなジュエリーとも相性がよさそう。バングル(K18YG×DIA)¥1628000/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー)
レポシの「ベルベル・クロマティック」
REPOSSI
カラーラッカーとダイヤが小粋で、重ねるほど自分らしく。リング(上から)(K18PG×トープラッカー×DIA)¥488400・(K18PG×ヌードラッカー×DIA)¥488400/レポシ(レポシ)
スタイリスト
百々千晴さん
“シンプルだけど絵になる”スタイルをつくる名手。自らのブランド「THE SHISHIKUI」を手がけるほか、YouTube、オンラインサロン主宰とマルチに活躍中。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 スタイリング協力/大谷玲奈 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド、DIA=ダイヤモンドの略です。 ※価格はすべて発売日時点のもので、改定の可能性があります ※BAILA2023年2,3月合併号掲載