一生をかけて愛せる“パートナー”に出会うには、歴史や魅力を深く知るのも大切なこと。いつかは手にしたい憧れの腕時計から、カルティエ自身も愛したという名作「タンク」にフォーカス!
Cartier【カルティエ】タンク
カルティエ自身も愛した「タンク」は、選択肢の広さも魅力
実は世界で初めて男性用の腕時計を製作し、ジュエリーのみならず時計作りの先駆者でもあったカルティエ。中でも1917年、3代目当主ルイ・カルティエが戦車=「タンク」を上から見たときの構図にヒントを得てデザインしたというこのコレクションは、その種類の多さでも広く知られる存在。自らの名を冠し、愛用した「タンク ルイ カルティエ」をはじめ、1988年には縦長ケースの「タンク アメリカン」を、1996年にはケースとブレスレットが一体化した「タンク フランセーズ」を発表するなど、時代を先行く斬新なモデルが次々と登場。2021年には1970年代に大ブームとなった「マスト タンク」をベースに最新のムーブメントを搭載した「タンク マスト」が復刻されるなど、伝統を重んじるデザインと革新的な技術によって生み出される名品の数々は、誕生より100年以上たった今も変わらず高い人気を誇っている。
スクエア型のケースと平行に延びる2本の縦枠が「タンク」の特徴。2021年に復刻版として登場した「タンク マスト」はクォーツ、自動巻き、カルティエ初のソーラームーブメントと3つの仕様から選ぶことが可能に。時計1「タンク フランセーズ」(MM)(SSケース&ブレスレット/クォーツ/32×27mm)¥737000・2「タンク アメリカン」(YGケース、レザーストラップ/クォーツ/35.4×19.4mm)¥1821600・3「タンク マスト」(SM)(SSケース、レザーストラップ/クォーツ/29.5×22mm)¥517000/カルティエ カスタマー サービスセンター(カルティエ)
撮影/三瓶康友 スタイリスト/池田 敬 取材・原文/伊藤真知 ※BAILA2024年12月号掲載 ※大特集内、YG=イエローゴールド、SS=ステンレススチールの略です