六十干支をもとに10のエレメントが四季を経る様子で人生を表した、水晶玉子さんの「運景占い」。時代の変わり目を迎える’21年下半期はどうなる? 今回は「海」タイプの運勢を解き明かしていただきました。
<海>タイプ
10年に一度のリフレッシュ&リセットのとき。立ち止まって過去を清算し、今後のための学びを求めて。
【基本性格】
・クールに見えて社交的。人の世話焼くのが好き
・豊かな知恵、柔軟な発想で人を巻き込んでいく
・人になじみやすい分周りに左右されやすい
・依頼心が強く、人任せのルーズな生活になることも
【海タイプの人生】
ゆったりした春の海のように、あなたに流れる時間もとても穏やか。多くの人に頼られ、自然にその先頭に立つことも多いでしょう。開放的な夏は、大勢の海水浴客が押し寄せてにぎやかになる一方、海が汚れやすい時期。出会いやチャンスが増えますが、先走ったり成り行き任せにしたりせず、よく状況を見極めて。濁った海水は秋に浄化を。雑多になった環境を整理すれば、自分が進むべき道を見つけられます。冬の海には荒々しいイメージがありますが、実は最も存在感を示せる季節。普段は静かすぎて目立たず、感情が表に出にくいので、時には豊かな知識や思いやりを示して、自分アピールを。
【ʼ21年後半の全体運】
これまでやってきたことを整理して、区切りをつけるタイミング。10年に一度のリフレッシュのチャンスで、自分がしてきたことの結果を得ることができます。前進するよりも、立ち止まって過去を振り返り、自分に足りないものを知りましょう。ここから始まる新しい生活のために、家族や仕事、お金や健康など、自分のベースになる部分のことを考えて。また、知識を得るのに最適で、習い事や資格取得の勉強をするのもおすすめ。いい師にも出会えて、この先に必要な教えを受け継げます。ただ、理屈っぽくなり、愚痴や不満が増えるのが難点。周りから面倒な人と思われないように。
【ʼ21年後半の恋愛運】
相手を冷静に見極めるようになり、激しい愛情から、理性的なつながりへと、相手を思う気持ちが変化していきます。どちらかというと恋愛には後ろ向きで、盛り上がりには欠けるでしょう。そんななかでも習い事やセミナーなど、学びの場での新しい出会いには期待。相手の知性への興味、尊敬が、愛情に変わっていきそうです。紹介にもいいご縁はありますが、自分にないものを持つ人を求めすぎて、納得するまでに時間がかかるかも。また、妊娠や出産の暗示がありますが、子どもに夢中になりすぎたり、両親からの育児干渉などで夫婦の関係が乱れがち。どこかで線を引く努力を。
【ʼ21年後半の仕事運】
今までの努力が実を結び、抜擢や昇給など、目に見えるかたちで現れます。丁寧な仕事ぶりが評価され、上司や先輩とは確かな信頼を築けるでしょう。後輩には親心から厳しくなりがちですが、教え上手なので慕われます。知識欲や探求心が強まり、研究や技術、伝統に関わる仕事では能力が開花。統計やデータの分析にも優れているので、特に自営業の人は事業の充実に役立てて。落ち着いた運気のときですが、現状維持を目指すと運気が下降するおそれが。とはいえ、大きな変化や転職をするのも難しいので、今は数年後を見据えたスキルアップを心がけて。昔の知人や関係者に助けられることも。
【春】の海タイプ
のどかな雰囲気が人を引き寄せ、幅広い人と関わりを持つとき。何かと頼りにされ、あなたも誰かの役に立つことで充実感を得られます。冷静な観察眼や分析能力を生かせば、様々な場面で活躍・抜擢も。
【夏】の海タイプ
明るくオープン、気の利いたひと言が言えるので人気者に。たくさんの人や情報が押し寄せるときなので、新しい学びもありますが、自分にとって必要なものとそうでないものをきちんと仕分けてから吸収して。
【秋】の海タイプ
これまでの経験・成功イメージをリセットし、新たな環境や方法で夢を追い求めましょう。大胆で自由な、これまでにない発想も大事。現状維持では運がにごるので、形式や目標にとらわれずに自分の世界を広げて。
【冬】の海タイプ
思慮深く、豊かな発想力や想像力を持ち、物事を根底から変えていく力を持ちます。スケールの大きな、未来への夢を持つのにもいい時期。理屈っぽくて気難しく思われがちな面もあるので、ときには笑顔で冗談を。
監修
水晶玉子さん
東洋・西洋の占星術に精通し、数々の女性誌をはじめTVでも大人気。様々な占術を用い考案された「運景占い」「オリエンタル占星術」が大ヒット。
イラスト/大久保郁子 取材・原文/神山典子 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2021年8月号掲載
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