なんだかうまくいかない…その理由は、住まいや生活習慣に隠れているのかも? 暮らしぶりを見直してみることで、仕事や恋愛に好影響が! 風水の専門家、紫月香帆さんにお話を伺いました。
教えてくれたのは
紫月香帆さん
独自の「宿命カラー風水」「十干風水」を確立し、テレビや雑誌などで開運セラピストとして活躍。著書に『やってはいけない風水』(河出書房新社)、『神さまが教える風水の教科書』(ナツメ社)など。
1.やってはいけない風水【仕事編】
「環境のTPOを整えて暮らしやすくすることで、運気を上げるのが風水です!」
「風水は周囲を整えること。気の流れを整える環境学です」と紫月さん。「風水というと、とにかくものを捨てる断捨離をイメージする人が多いのですが、まったくの別もの。めったに着ない服は奥にしまい、普段着は手前にしまって、手に取りやすくする、といった具合に、“TPO”を考えた暮らしで気の流れをよくするのが風水。また、家をピカピカにするだけでなく、食べ物や話す言葉など、生活すべての環境が運気にかかわります。家だけでなく、自分自身を整えることも忘れないでください」仕事運や恋愛運、バイラ世代にとって気になる運気も、風水のアクションによって上げられるそう!「仕事運を左右するのはなんといっても靴! 仕事における“鎧”の意味がある大切な相棒です。土を払い、かかとが減ったら修理に出すなど、きちんと手入れをしましょう。帰宅したら靴箱に収納し、玄関まわりを常にきれいにしておくことも、いい仕事をするためには大切なポイント。恋愛運をアップしたい場合、恋人がいない時期でも『相手がいる』と思って、日々の生活を大切にしてください。ボロボロの下着を身につけ、排水溝には髪の毛がたくさん詰まっている……という暮らしぶりでは、いい恋は訪れません。恋人がいるときと同じような生活を心がけて」
こんなおウチはNG! 仕事運を開運!
どうも仕事がうまくいかない…というときは、部屋や日々の習慣に理由が隠れているかも?ワンアクションでできる、仕事運アップの方法とは?
【NG!】玄関に靴が出しっぱなし
⇒仕事運を運ぶのは靴!適当にすると適当な仕事ぶりに
靴はシューズクロゼットにきちんと収納する!
「玄関は運気の出入り口。たたきに靴が置きっぱなしだと、ドアから気が入ってくるときの邪魔に。また、靴を雑に扱うと、仕事運が下降。湿気が抜けたら、シューズクロゼットに収納しましょう。たたきに出したままにしていい靴の数は、住む人の人数分まで。放置していると、間のはずれた仕事ぶりになります」
【NG!】玄関正面に鏡を置いている
⇒いい気をはね返して幸運がやってこない!
入って右側に置くと対人運が上昇!左は金運
「玄関から入ったときに、正面に鏡を置くのはNG。ドアから入ってきたいい気をはね返してしまいます。入って右側の壁に鏡を置くと、人間関係に恵まれるので仕事運に◎。サービス業など人と接する業種の人にもおすすめです。左の壁に置くと金運がアップ。両側に置くと合わせ鏡になり、気が反射していい効果がなくなってしまうので×」
【NG!】靴下とストッキングの収納がぐちゃぐちゃ
⇒仕事をスムーズに進めたいなら足もと衣類の収納を見直して
靴下やストッキングをきちんと収納することで開運できる!
「靴下やストッキングも、靴と同様に仕事運への影響が大。靴下は一足ずつまとめてセットに、ストッキングは丸めて収納を。朝の身支度時間に慌ててしまうと、マイナスのエネルギーが出てしまいますが、足もとアイテムが見つかりやすく収納されていれば、落ち着いて過ごせて運気的にプラス。仕事に集中できる一日に」
【NG!】南西にドライフラワーを置いている
⇒仕事運も枯れる!
観葉植物を置けば、負の感情を吸い取ってくれる!
「部屋の中心から見て南西の方角は、仕事運にかかわる場所。悪い気を吸って、いい気を出してくれる観葉植物を置いて。イライラや焦り、怒りなど、邪気が出やすいマイナス感情も、植物が吸い取ってくれます。ドライフラワーは呼吸していないため、気の循環が行われず×。枯れても感謝して新しい植物を置けばOKです」
【NG!】耳を出さないヘアスタイル
⇒人の意見や情報を遮断しがちに!
耳を出すヘアスタイルで人の意見を聞けるように!
「上司や同僚、後輩など、周囲の意見に耳を傾けられないタイプの人は、ヘアスタイルを見直して。髪の毛で耳が隠れていると、他人の声を聞けなくなってしまいます。“聞く耳を持つ”人になるように、髪を耳にかける、ピンで留める、まとめるなどの工夫をしましょう。清潔感のある髪型を目指すと運気的に◎」
【NG!】手帳やカレンダーに予定を書く習慣がない
⇒書くことで“気”が入り、仕事も上向きに!
手帳やカレンダーに予定を書き込む習慣を!
「スケジュール管理は紙の手帳で行うと仕事運アップ。スマホやキーボードで打ち込むより、“書く”作業で気が入り、仕事に向かう気持ちが整います。デジタル管理派も、カレンダーを併用して予定を書き込む習慣を。仕事に向き合えて成功しやすい体質に。後ろ向きな性格の人は、日めくりカレンダーを使うと◎!」
【NG!】細ヒールの靴を履いている
⇒人から信用されなくなる
ピンヒール好きも、仕事中は太めヒールに履き替えを
「仕事で履く靴は、ヒールがやや太めの、安定したものがGOOD。仕事運は、安定感のあるアイテムで上昇します。不安定な細いヒールのパンプスやブーツでは、ビジネス上の信頼を得られなくなるので注意。恋愛運には悪くないので、仕事中は太いヒール、オフの時間は細いヒールと、履き替えるのもいいアイデアです」
2.やってはいけない風水【恋愛編】
こんなおウチはNG! 恋愛運を開運!
ついついやりがちな生活態度や収納が、いい出会いや恋の進展を遠ざけているのかも!?改善すべきポイントを解説!
【NG!】チェスト内の下着がごちゃごちゃ
⇒体にいちばん近い“下着”をおろそかにすると運気ダウンに直結!
たたんで並べると運気アップの味方に!
「下着は、お風呂の時間以外はほぼ身につけている、密接なもの。運気に与える影響は絶大です。生殖器を守るものなので、特に恋愛運や結婚運に直結。収納の仕方がぐちゃぐちゃだと運気が乱れます。ひとつずつキレイにたたんで、並べてしまいましょう。また、状態のいい下着を身につけることも大切です」
【NG!】東南側に複数人の集合写真を飾っている
⇒複数人で写っている写真だと友達以上に発展できない!
意中の彼と二人で写った写真を飾って
「住まいの中心から見て東南の方角は、縁を結ぶのに重要な場所。気になる人や、結婚したい彼と二人で写っている写真を飾ると、縁が結ばれやすくなります。ただし、彼以外の人たちも写っている集合写真は避けて。友達以上の関係に発展しなくなってしまいます。ツーショットがなくても、それぞれの写真を並べるだけでも効果があります」
【NG!】コンセント類がごちゃごちゃ
⇒長いもの=縁。ホコリがたまっていると縁遠く!
コンセントをまとめるグッズで整理整頓!
「風水では、長いひものようなアイテムは縁を呼ぶもの。よい縁を引き寄せて、結んでくれる存在です。コンセントが絡んでいたり、ほこりや髪の毛がたまっていたり……という状態は、良縁に恵まれないということにつながります。便利グッズでコードをまとめたり、使ってないコンセントは外すなど、絡まない工夫をしましょう」
【NG!】お風呂にカビが生え、排水溝に髪の毛がたくさん!
⇒排水溝の汚れは「運の汚れ」!
排水溝の毛を捨てる習慣で運気がアップ!
「浴室は、心身の邪気を落として、浄化をする大切な場所。その排水溝が詰まっていたら、運気も詰まってしまいます。特に健康運や美容運がダウンするため、恋愛運にも悪影響が。毎日、排水溝に詰まった髪の毛を取って、捨てるだけ。数秒でできるアクションで運気がアップするので、ぜひ習慣にしましょう」
【NG!】室内が無臭
⇒よい香りが良縁を呼びます
フローラル系や柑橘系など、いい香りの漂う部屋に!
「恋愛運を上げたいなら、常にいい香りをまとうよう気をつかいたいもの。身につけるのが難しい場合は、アロマオイルやルームフレグランスを生活の中に取り入れて、いい香りに包まれておけば大丈夫。いちばんいいのは恋の花が咲くといわれるフローラル系。さっぱりしたグリーンノートや、柑橘系、ラベンダーなどもおすすめの香りです」
【NG!】家にいるときは基本スッピン!
⇒恋愛運の要、唇だけは常にツヤを!
色つきリップクリームでコミュニケーションが円滑に
「体の中で、恋愛に最も影響があるのが口。話すパーツなので、コミュニケーション運に直結します。休日、家の中で過ごすから終日スッピンで……という場合でも、唇には色つきリップクリームなどで、ツヤや色みをのせるようにしましょう。常にみずみずしく、色のエネルギーをまとった状態が理想です」
【NG!】歯ブラシを長いこと替えていない
⇒コミュニケーションの要、「口」。汚れは災いのもと!
口ゲンカをしそうなときは新しい歯ブラシで関係悪化を防ぐ!
「恋愛に欠かせないコミュニケーション運には歯のケアも重要。人と衝突しがちなときは、歯ブラシを新しいものに替えるだけでも効果あり。ケンカしそうなときも、歯磨きをすれば余計なひと言を言わずにすむ場合も。口ゲンカなどのトラブルが多いときは口まわりに邪気があふれている証拠。歯ブラシを頻繁に替えてみて」
【NG!】ルームウェアは黒!
⇒黒は“停滞”の色。運を動かすなら色の気=色気をまとって
暖色系の部屋着を着ると、恋愛が進展!
「ルームウェアが黒だと、色の気配=色気がなくなり、恋愛運が下降。黒は停滞の色なので、安定しすぎて何も進まなくなってしまいます。理想はピンクやラベンダー、オレンジなどの暖色系。明るい気持ちになり、好奇心旺盛にしてくれる黄色もいいでしょう。部屋着が黒の日は、靴下や下着だけでも明るい色を選ぶようにして」
イラスト/田中麻里子 取材・原文/櫻木えみ 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2020年3月号掲載