今月の読書に、”女”関連の3作品はいかが? 自分のキャラと照らし合わせて読んでも面白いかも!?
『ハッチとマーロウ』 青山七恵 小学館 1700円
11歳の誕生日。「ママは大人を卒業します!」と宣言され、双子のハッチとマーロウは突然身の回りのことを自分たちですることに。お料理、宿題、何を着る……? 長野を舞台にした心温まる物語。
『男尊女子』 酒井順子 集英社 1400円
日本においてジェンダーギャップ(男女不平等)指数がなかなか改善されないのは、平等なんてどうでもいいと考える「男尊女子」が意外と多いから?著者らしい目のつけどころが光る、20のエッセイ。
『デンジャラス』 桐野夏生 中央公論新社 1600円
戦争を挟む激動の時代に女性の美を追求した文豪には、知られざる暮らしがあった。小説のモデルとなることを喜びとする、妻、妻の妹、若き嫁。女の闘いと時代の移り変わりを描く、評伝的小説。
いかがでしたか? ジャンルの違う3作品ですが楽しさも三様。夏休みにぜひ全部読んじゃってください!
原文/江南亜美子