舞台『DREAM BOYS』に抜擢された新座長のSexyZoneの菊池風磨さんと親友・チャンプ役を務める同期入所のSixTONESの田中樹さん。ボクシングを題材に、少年たちの夢と友情を描いてきた伝統作。強い覚悟を持ってステージに臨む二人の魅力に迫る。今回は菊池風磨さんのインタビューをご紹介。
Sexy Zone・菊池風磨
菊池風磨
きくち ふうま●1995年3月7日生まれ、東京都出身、A型。人を惹きつけるグループの司令塔であり、自然体で裏表のない男。現在、「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系 土曜20時~)にドッキリクリエイターとして出演中。また「ニノさん」(日本テレビ系 日曜10時25分~)、ラジオ「Sexy ZoneのQrzone」(文化放送 月~木曜22時30分~)でパーソナリティを務める。
人生は、意外性があったほうが感動につながりやすいと思う
「舞台『DREAM BOYS』が決まったときは、驚きしかなくて。“それ、ありっすか!?”みたいなリアクションしかできませんでした(笑)。というのも、樹との競演は意外性しかなかったし、たとえるなら問題児二人が同じクラスになっちゃったみたいな感覚で。とはいえ、仕事現場で出会った仲間だから、恥ずかしいとか照れる部分はなく、切磋琢磨しながら、いいものを作り上げていきたいです。」
「最近、新しい自分を発見したというか、俺は“緑”が好きなんだなって、あらためて思ったんだよね。地元は自然が多く、緑に囲まれた環境で育ちました。今は仕事場との往復で、緑を見る機会が減り、自然に触れることがものすごく少なくなっているなと……。これまではあまり意識していなかったけど、小学生の頃は当たり前のように見ていた校舎からの木々や、公園で目にしていた森林が都会にはなくて、なかなかふれあえない分、余計に緑が恋しくなりました。ボーッと外を眺めて、木々が揺れているのを無心で見てると心が浄化される。だから、緑を余計に求めてるのかな。そんなこともあって、移動中くらいは窓を開けて、外の景色を見るようになりました。」
「新境地を開拓しているつもりはないけど、最近はテレビで素を出すようになって、“面白かったよ!”と言ってもらえる機会が増えましたね。色々やってみて思ったのは、バラエティは自らの腕で切り開いていくしかない。収録は常にがむしゃらですよ(笑)。この仕事をしていると、はじめましての方に会う機会が多いわけですが、いろんな人がいて、こっちで選ぶなんてできない。だからこそ、俺はファーストインプレッションを大事にしています。今は簡単にリサーチできる時代だけど、基本下調べはしません。旅行も検索すると、楽しみが減ると思うタイプ。人の評判もどうでもいいの。自分が会って、自分で判断したい。ただ、新しいものへのアンテナはわりと張っているほうかな。いいものは誰よりも早く知っていたいんだよね(笑)。BAILA読者の皆さんも、失敗することを恐れず新境地を開いて、人生を謳歌してください!」
舞台『DREAM BOYS』
エターナル・プロデューサー/ジャニー喜多川 演出/堂本光一 出演/菊池風磨、田中 樹ほか
東京・帝国劇場にて、9/6(月)~29(水)上演
2004年1月、滝沢秀明主演の初演が行われて以来、キャストや内容を変えながら再演が続いている。ボクシングを題材に、夢を追い求める少年たちの夢と友情、挫折を描く。
取材・原文/山中ゆうき 構成/菅井麻衣子〈BAILA〉※BAILA2021年10月号掲載