コメンテーター・コラムニストとして活躍する小原ブラスさん。@BAILAの連載でもおなじみのアレちゃんこと中庭アレクサンドラさんと「ピロシキーズ」としてYouTubeでも活動中です。今回、初の著書『めんどくさいロシア人から日本人へ』が発売。小原さんならではの視点でロシア、日本、そして生き方について語る話題のエッセイです。
ロシアのハバロフスクで生まれ、6歳の時から兵庫県姫路市で育った小原さん。
“関西弁を喋るめんどくさいロシア人、そしてゲイ”。そんなアイデンティティをゆるく携え、コメンテーター・コラムニストとして活躍。「めんどくさい」「ひねくれ者」と言われるほどの独特の視点は「刺激的だけど考えさせられる」と話題になることも多い話題の人物。
そんな小原さんの初エッセイ本『めんどくさいロシア人から日本人へ』が9月に発売されました。
本著では、ソ連崩壊直後のロシアでの幼少期の思い出、実は奥手な恋愛感、幸せとは言えない日本での生き方、ウクライナ侵攻による戦争と平和への想いまで、それはそれはめんどくさい持論を語りまくっています。ただのひとりごとではあるけれど、どこか悶々としながら日常をこなしてる現代人へ向けた、考えはじめるためのメッセージのようにも。
読み進めると、テレビで見せる毒舌の“めんどくさい人”としての面だけではなく、誰より世界を思い、日本を思い、そして人と自分を大切にしていることを実感。日本やロシアの現状についてへの小原さんの真摯な考え方はもちろん、ありのままの自分を受け入れることの大切さ、勇気がもらえる言葉も書かれた、バイラ世代必読の一冊です。
『めんどくさいロシア人から日本人へ』
小原ブラス著
扶桑社 ¥1400
関西弁を話すめんどくさいロシア人として、『ポップUP!』、『5時に夢中!』水曜黒船特派員などテレビ番組で活躍中。見た目は外国人、中身は関⻄人というインパクトに加え、独特の視点を活かしたコメントが魅力。ゲイというセクシャリティをオープンにしており、幅広い層から支持を集める。コテコテの関西弁で、ライトな話題から政治・社会問題までを鋭く斬り注目を集め、テレビコメンテーターとしても活躍。コラムの連載を多数持ち、外国人の目から見た日本の疑問点や違和感を率直につづる。多様性に特化したタレント事務所 ㈱Almost Japanese CEOを務める。2022年より、「一般社団法外国人の子供たちの就学を支援する会」の理事長に就任。
日本について、ロシアの現状について、そして世界と個のあり方について。改めて考え直すきっかけをくれる一冊です。ぜひ手に取ってみて!