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【神崎恵という生き方】「停滞を感じたら一歩踏み出してみる」。30代を駆け抜けるバイラ世代に神崎さんからエール!

優しくほがらか、いつもハッピーだけど、一本芯が通っている。バイラ世代にとって神崎さんの生き方もまた憧れ。そんな神崎さんを形づくってきたものとは?

言葉を紡ぐ人

美容家 神崎惠

どんなに忙しくても、自身で本の原稿を書き、伝える努力を惜しまない神崎さん。「書くのはしんどいときもある。でも、目に見えないものを目に見えるものとして唯一表現できるのが言葉だから、自分の気持ちに間違いのない言葉を見つけたい。そのためにも書き続けています」。

Tシャツ¥12100/ムッチ メガネ¥66000/アヤメ 

分かち合う人

美容家 神崎惠

インスタライブや全国を巡るイベントなどで情報を発信するのもずっと続けていきたいこと。「先生的な立場だけではなく、参加している人と同じ目線で、『このコスメよかったよ』というふうに分かち合っていきたいんです。終わったとき、みんなが『満足した』『お腹いっぱい』と思ってくれたら嬉しい」。

トップス¥31900/フィルム(ダブルスタンダードクロージング) パンツ¥20900/アルページュストーリー プレスルーム メガネ¥38500/アヤメ ネックレス¥6300/アビステ

神崎美容塾

次世代の美容家を育成するプロジェクト「神崎美容塾」や、高校の文化祭での美容セミナーなど、神崎さんの“分かち合う”場は多岐にわたる。長年続けているビューティ講座は、今年から、リアル開催と並行してオンラインのサブスクリプションサービスも開始予定!

丁寧に暮らす人

美容家 神崎惠

料理をつくり、花を飾り……神崎さんの暮らしには、目に見えない豊かさがあふれている。「料理は楽ではないからこそ楽しく、お酒を飲んだり、踊ったりしながら(笑)」。寝る前にはキッチンをピカピカに。「大変だけど、やっておけば朝起きたとき気持ちいい。心が満たされるんです」。

髪を傷ませない秘訣はオイル+保護ミスト

「美味しく幸せに」がモットーだから、食べるときはマットを敷き、カトラリーにも凝る。今日のメニューはメカジキの粒マスタードソース。その腕前を生かし、レシピ本『神崎恵のおうちごはん―さあ、なに食べる?』(扶桑社)を刊行予定

カットソー¥12100/ヒュッゲ ピアス¥88000/マリハ その他/スタイリスト私物

走り続ける人

美容家 神崎惠

挑戦の連続という神崎さんの人生。「やりたいことがなくならないんです、私。そのやりたいことをこれからもできるだけ実現したいなと思っています。人生の最期を描くとしたら、デスクに突っ伏して(笑)。まだやりたいことがある状態で、デスクで死ねたら最高!」。

オーバーオール¥17930/ミラ オーウェン ルミネ新宿2店(ミラ オーウェン) トップス¥11000/ボウルズ(ハイク)

小さな挑戦でもいい。停滞を感じたら踏み出してみる

仕事、家事、家族との時間、そして自分のための美容や息抜きのひとときまで……神崎さんの一日は濃密だ。常に新しいことにトライし、「走っている」印象だけど、何かに挑戦し続けるその原動力って?

「もう、あれやりたい、これやりたいって湧き出てくるから、あとは時間や体力と相談するだけという感じなんです。面白いですよ、何かに挑戦し続けるって。私の生きがいだと思っています」。立ち止まらない、変わることを恐れない、それが神崎さんの神崎さんらしさ。とはいえ現実には「変えること、変わることが怖い」と思う人も少なくない。

「でも、大きい挑戦だけが挑戦じゃないですからね。人からは見えなくても、自分の中で変わったなと思えればいいんです。それこそ新しいコスメを取り入れてみたり、髪を少し変えてみたり。見た目っていちばんダイレクトな刺激になりますから。人生がつまらなくなるのも、楽しくなるのも自分次第なので、『なんだかな……』と感じているときは、動くことにしています」

小さな挑戦のきっかけにもなる美容について伝える仕事を、神崎さんは長く続けてきている。インスタライブでは、「画面越しじゃないみたい」な身近さを感じると評判だ。

「それは私がプロでない側から美容家になったという面も大きいかもしれません。伝えるときには、もちろん正しい知識は持っていなければならないけれど、見る人と同じ立ち位置、目線でいたいと思っていて。知らなければ困ったり、怖かったりするけれど、知っていたら楽になることっていっぱいあるじゃないですか。そういう知識を先輩方から聞くのはとてもありがたいと私は思っていたから、私も皆さんと共有したい。おばあちゃんの知恵袋みたいな(笑)」。女性たちに寄り添って伴走する、“シスターフッド”の精神が神崎さんの中にはいつもある。

若い頃の自分に引きずられている人生はつまらない

年とともに輝きを増している神崎さん。それはきっと年齢を重ねることを楽しんでいるから。

「若いときの自分に引きずられていると、楽しいと思えないんじゃないでしょうか。私、昔の写真を見返すことってほぼないんですよ。若くてキレイなのは当たり前。でも、その“年齢ブースト”が消えてからのほうが、自分がしてきたことや学んできたことがにじみ出てくるから、価値があると思います」

人生が無限大に感じられた20代とは違い、この先、年を重ねる自分が視野に入ってくる30代。その年代で大切なのは?

「まず年を取っていく自分を認めることじゃないでしょうか。周囲の先輩方を見ていても、『年取るのイヤだよね』と言いながらもめちゃくちゃポジティブ。年を取ることに心を痛めるのではなく、メンテナンスやリフレッシュで微調整しているし、そのための行動力も持っている。私もそうありたいと思います」

仕事をすること、生活すること、さらに生きることを丸ごと楽しんでいる神崎さん。今を、そして未来を見据えながら、ずっと走り続けるに違いない。

モデル・メイク/神崎 恵 撮影/三瓶康友 ヘア/工藤由佳〈Un ami〉 スタイリスト/石関靖子 取材・原文/入江信子 構成/中島 彩 ※BAILA2024年7月号掲載

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