Instagramをはじめ、YouTubeやTikTok等で女子のあるあるネタを『OLサモ子』として発信し、総フォロワー数30万人以上を獲得する、動画クリエイターのさもあんすがいさん。つい「わかる~!」とOLたちの共感の嵐を呼ぶネタたちはどう作られているのか、そしてさもあんすがいさんが語る「働く女子の最高さ」まで。BAILAが特別インタビューします!
CONTENTS
「さもあんすがい」さんって?
OLたちに大人気! サモ子の「女子あるある」誕生秘話

くすっと笑える「女子あるある」ショート動画が大バズり!
なにげない日常会話から、職場でのあれこれ、女子たちの噂話まで。「なんでこんなところまで分かるの?」という解像度高めな女子あるあるが面白すぎる、とBAILA世代OLやBAILA編集部にもファンが多数。細かすぎるネタはどこから集めているのか、そしてさもあんすがいさんが動画を発信する理由にも迫ります。
Instagramのリールサービスにいち早く着眼
――現在もファンを増やし続けている『OLサモ子』の女子あるあるネタ。始めようと思ったきっかけは?
実は、元を辿ると合コンがきっかけだったんですよ(笑)。約7年前の(サモア独立国)大使館勤務時代に男女4対4で集まった会があって、気づいたらそのうちの女性2人と意気投合しちゃって。実はその2人が、よく動画の中にも登場するユッコとリナなんです。出会った初日に3人で朝まで飲んで、そこから今もずっと仲のいい友人なんですが、まさに2人が「女子あるあるネタ」を始めるきっかけでした。
元々は「塾あるある」とか「予備校あるある」ネタをやっていたんですが、ニッチすぎちゃって天井が見えてしまっていた頃で。丁度2年前くらいにInstagramのショート動画がリールとしてサービス開始されて、まだそこは未開拓のブルーオーシャン状態。TikTokとの圧倒的な違いは何だろうと考えたら、ユーザーのペルソナなのかなって。Instagramは可愛いものや美味しいものを静止画で楽しむコンテンツが多かったじゃないですか。ということは、基本的には女性ユーザーが多い。そして、これからはショート動画が流行ることは明確だったので、女性が見て楽しいものに狙いを定めたらいいんじゃないかって、割と戦略的に考えていましたね。
――なるほど、偶然できたネタだった訳ではなかったのですね。
そうなんです。じゃあ何をすればいいんだろう? って悩んでいたときに、それこそユッコに「長くできるネタってないかなぁ」って相談したら、「あんたの普段の日常を、そのまま女子あるあるネタとしてやったらいいんじゃないの?」って言われたことがあって。「え、でもそれ面白いの!?」って聞いたら、「それはあんた次第でしょ!」って(笑)。前職のサイバーエージェントに勤めていたときも周りはほぼ女性だったので、ネタもあるしやってみようかなと。そこがスタートでした。
女子の話って、ツッコミどころ満載で面白い!
――さもあんすがいさんの目には、女子の日常はどう見えているんでしょうか?
いやもう正直、女子同士の会話ってツッコミどころ満載なんですよ!(笑)。男子の会話は、誰かがボケたらツッコミが発生する。なのに女子たちは、例えば誰かがとんでもないボケを繰り出してるのに「あぁ、ね~わかる」みたな。こっちからしたら「えっ!? わかんの!? そのままスルーして行っちゃうんだ!?」みたいな感じで笑っちゃうんですよね。こちら側のそんなツッコミポイントは、女子同士では共感ポイントになるので、じゃあそこを切り取ってあるあるにしてショート動画としてUPしてみようと。今では多くの人たちに共感してもらえているようで、現在はフォロワーさんも92%が女性で男性は8%しかいないんです。
ちなみに動画にはユッコとリナが頻繁に登場していますが、2人は本当にネタの宝庫。特にリナがド天然でツッコミどころ満載で。この前もリナが割といい金額の宝くじを当てた話をしていたのに、ユッコは驚くこともなく「へ~、何買ったの?」みたいな。こっちは「ちょっと、当たったこととかツッコまないの!?」って(笑)。今は本人たちが関係していないネタでも、名前を借りちゃってます(笑)。
――サモ子として、大事にしていることはありますか?
とにかく頭ごなしに否定しないこと。明らかにそれどうなの!? ってことももちろんありますけど、何においてもまず一旦受け入れてからツッコミを入れるようにしています。例えば恋愛がらみのいざこざ話も「はいはいちょっと待って? いきさつをちゃんと話しなさい」って。全部話を聞いた上で「それはこうじゃない?」って、ちゃんと最後にバツならバツを言うこともありますけどね。
サモ子は理想の上司だった!? サモ子流人間関係術は「ポジティブな図々しさ」

――BAILA編集部内では、仕事に対してズバッと切り込む台詞や寄り添う姿勢に、「サモ子が上司だったらいいのに説」が流れています。
いやいや私もむしろミスする側の人間で(笑)。だからこそ、こういうときにこんな人が職場にいてくれたらいいな、というのをイメージしながら作っているところはあります。それが自分に対する戒めにもなるんですよ、ネタでやっている以上自分も気を付けなくちゃって。
――BAILA世代は年次的にも頼れる後輩であり、頼られる先輩でもいなくてはならない狭間の世代。最近はますますコミュニケーションをとりにくい時代になっていますが、サモ子流の上手い人間関係術はありますか?
私はわりと図々しいタイプなんです。私自身の肌感的には男性ってプライドが高い人が多いから、ツッコまれると恥に感じちゃう人もいるんですよ。でも、女性って違う視点が加わると「え、何々!? 聞きたい!」って新しい発見として興味を持つ人が多い印象で。その素直に面白がってくれるところは女性ならではの魅力だなって感じるんです。
今は先輩たちが後輩を誘いにくい時代になってしまっているし、コロナ渦を経てコミュニケーションをとりづらい数年を過ごしてしまった時代があることも大きいと思います。だからこそ、私の場合は図々しく飲みに誘っちゃいますね。会社の中だと腹を割って話せないことも、一度外に出ちゃえば話しやすいこともありますしね。断られたらそれはそれでもちろんオッケーで、気にしない。そういう人は相手が誰とかでなく飲みに行きたがらない場合もあるだろうから、仕事のミーティングのときの隙間の時間で「で、最近どうなの?」って本音のところを聞いてみたり。ポジティブな図々しさは、今の時代に必要なんじゃないかな。
まだまだ選択できるいい時代! 働く女子たちって素敵

――さもあんすがいさんから見た、女子ならではの魅力ってなんでしょうか?
永遠に会話できることです。今もこの取材、夜まで行けちゃいそうですもんね(笑)。間や沈黙を嫌がらない印象もあるかも。男性同士は基本的に目的がないと集まれないことが多いので、‟とりあえず集合”みたいなこともたまにはあるけれど、本当に気の置けない人だけ。女子は割とどんな人とでもそういう関係が成り立つと思っていて、そこが楽しいし魅力だと思っています。
――BAILA読者の多くが、何者でもない自分に悩む人も多いのですが、サモ子的アドバイスはありますか?
今のお話、私は実はプラスに捉えていて。というのも、少し上の世代の方までは働いて結婚して主婦になって、というのが世の中の基本的なイメージだったと思うので、何か目的や自分の意味や意義を見つける時間もさほど持てなかったと思うんですね。でも、女性がますます活躍できる時代になった今だからこそ、BAILA読者のみなさんのような悩みが出てきているのかなって感じたんです。まだ30代って若いじゃない、まだまだ選択できるじゃない!って。女子って本当に最高だと思うので、ある意味そんな素敵な時代になった今をもっと楽しんでほしいなって思っています。
撮影/前田拓也(TRON) 取材・文/森山和子



























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