映画『SAKAMOTO DAYS』で主人公・坂本太郎の相棒として数々の敵に立ち向かう朝倉シンを演じている高橋さん。休日の過ごし方などのプライベートなテーマから、アクションへの挑戦や役づくりまで。インタビューを通して見えた、25歳のリアルな現在地をひもときます。


高橋文哉
たかはし ふみや●2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。ドラマ「君の花になる」やNHK連続テレビ小説「あんぱん」ほか多数の話題作に出演。映画『SAKAMOTO DAYS』が4月29日、主人公の潔世一を演じた映画『ブルーロック』が8月7日公開。
仕事は褒められて伸びる? ダメ出しで燃える?
うーん、どっちもだと思います
たとえば今日みたいな雑誌の撮影だと「カッコいい」と言っていただけるので、褒めていただいて伸びている気がします! だけど、お芝居の現場で褒める監督さんは少ないので、「ふーん」というくらいのほうが気合が入ります。
休日は一人で過ごす? 誰かと過ごす?
撮影期間中のお休みは誰かといることが多いけれど、作品に入ってないときだったらゲームセンターやサウナに一人で出かけます。電車に乗ったときに降りる駅が近づいてきた人がスマホをカバンにしまう姿を見ながら、「もしそういうお芝居をすることがあったら、このタイミングで荷物をまとめるとリアルなんだな」って考えたりして。無意識のうちに仕事のためにインプットできるものを探しているんだと思います。
連絡頻度は即レス? マイペース?
友達と遊びの予定をLINEで決めているとき、テンポよくやりとりしていたのに途中で突然ピタッと止まると、早く結論を出したくて電話しがちです。
料理をするなら和食派? 洋食派?
和食のほうが手間がかかりますし、時間をかければかけるほど美味しくなるので、外で食べたいんです。家では洋食といってもパスタとか、あとは麻婆豆腐やエビチリも作ります。
25歳のうちに、経験しておきたいことは?
スキューバダイビング
できることなら仕事で挑戦したいです。年を重ねれば重ねるほど初めてのことが少なくなっていくので、プライベートで経験するのはもったいない気がしてしまうんです。

最近「大人になったな」と感じた瞬間は?
プレゼントに妥協しなくなった
贈り物をする機会も増えました。映画『ブルーロック』の打ち上げでは、同じチームZのメンバーを演じたキャスト全員に手紙を書いて、おそろいの水筒とマグカップをプレゼント。撮影中も作品の真ん中に立たせてもらっている感謝の気持ちを込めてみんなにごちそうしていたので、あとからカードの請求額を見てびっくりしました(笑)。
逆に、まだ子どもっぽいなと思うところは?
キャパシティがせまい
大人になって、他人を尊重できるようになってきたと思っていますが、もう少し心のキャパシティを増やしていきたいです。

子どもの頃の性格は活発? おとなしい?
活発!
8歳上の兄&6歳上の兄とケンカばかりしていました。家の中ですれちがっただけでバランスボールを投げられたり(笑)。ほぼやられるほうでしたが、仕返ししたくて、食事のときに兄貴たちが好きなおかずをわざとたくさん食べていました。
クラスでは前に出るタイプ? どちらかというと見守るタイプ?
前に出るタイプ
中学時代はバレーボール部の部長で、文化祭実行委員もやっていました。目立つことが好きというより、“長”が好きだったんです(笑)。物事を決断するとき、自分の意見が最も反映されることが心地よかったんだと思います。
「我ながらあの頃はイケていた!」と思う学生時代の武勇伝は?
中学でバレーボール部に入って大活躍!
小学校でバレーボールをやっていたので、中学でバレー部の体験入部に行ったら、僕がダントツうまかった! チヤホヤしてもらえたのが嬉しくて、入部を決意。最初からレギュラーで出ていました。翌年からは後輩たちにも支持されて、楽しい3年間でした。外周ランニングのときなんて、カッコつけて1周多く走っていました(笑)。
最初の将来の夢は?
郵便屋さん
理由は、赤いバイクに乗りたかったから。単純に赤が好きだったんです。幼稚園や小学生低学年の頃は、「“赤バイ隊員”になりたい!」って言っていました。
高校生の自分に声をかけるなら、どんな言葉を選ぶ?
英語と国語は勉強しておけ(笑)
当時は、ただ座っているだけで勉強を教えてもらえることのありがたさに気づけなくて。今、本を読んだり、英語学習アプリを使って勉強したりしながら、もったいなかったなと後悔しています。
今だから笑って話せる学生時代の黒歴史は?
マグネットピアスをつけていたこと
ピアスの穴を開けなかったのは、痛いのがイヤだから。なのに、その困難を乗り越えた人たちと肩を並べておしゃれを楽しもうとしていたことがダサいなって思います。
人生最初の記憶は?
幼稚園のお昼寝タイム
部屋の間取りをよく覚えています。あとは遠足も。しおりの色やお昼に食べたパン、滑り台を誰と滑ったかも記憶に残っています。

これから挑戦したいのは等身大の役? 振り切った役?
振り切った役
19~20歳の頃にサイコパスの役が4回くらい続いた時期があって、当時はすごく苦しかったんです。でも、自分とかけ離れた役を演じることによって、自分がどういう人間かが見えてくるので、今またそういう役を演じてみたい気持ちがあります。
今年1年、より優先したいのは仕事? プライベート?
仕事
今年は、今までの人生でいちばん仕事に情熱を傾けようと考えている年。楽しみなお仕事ばかりなんです。
30歳までに達成したい仕事の目標は?
先輩の背中を追いかけて、作品に誠実に向き合い続けること
目黒さんや北村(匠海)さんをはじめ、熱量のあるひとつ上の世代の方々とたくさん対峙して、成長していきたいです。
30歳までにプライベートでかなえたいことは?
仲のいい友達の結婚式に出席する!

シンのセリフで印象に残っているものは?
「やっぱ坂本さんはかっけえなあ」
坂本さんが家族との平和な日常を守るために殺し屋をやめたと知ったときに心の中で言ったセリフ。このひと言のおかげで、シンが坂本さんのことをどう思っているかがより深く理解できました。
お芝居とアクションを共存させるのは難しかった?
難しかったからまずはアクションに徹した
最初からアクションに心情を組み込んで動ければいいけど、そんな余裕はなくて。まずは動きに徹して、その後監督に舵をとっていただきながら、戦う相手によって異なる感情が動きについてくるようにつくっていきました。
主演・目黒蓮さんの印象は?
シンが坂本さんに対して抱く尊敬や憧れに似た気持ちを感じていました
クランクイン前に初めてお会いしたとき、「この作品はシンと坂本の関係性がすごく大事になってくるから頑張ろう。信頼してます」とおっしゃってくださったんです。そのひと言で「この目黒さんが演じる坂本さんを手本にして、シンをつくっていけばいいんだな」と感じました。
シンのように人の心を読める能力があったら使ってみたい?
使わないでいたい!
3人兄弟の末っ子として人の顔色を観察しながら生きてきたせいか、相手の表情を見ると考えていることがなんとなくわかる気がするんです。だからこれ以上は知りたくないな(笑)。もしほかに特殊な能力が手に入るなら、自由に空を飛びたい!
アクションシーンを演じた感想は?
困難の中に確かな成長を感じることができた
本格的なアクションは初めてだったので、苦労することだらけでした。たとえば、本番では僕のキックが勢羽夏生役の渡邊(圭祐)さんの頭の上を超えないといけなかったのですが、最初は足がひざの高さまでしか上がらなくて。半年かけて練習を重ねて、家でも暇さえあればタンスの上に足をのせていたら、最終的には足が渡邊さんの身長より高い位置まで上がるように。成長を如実に感じられて、嬉しかったな。
撮影現場で大切にしていたことは?
目黒さんが持っている色を濃くしていくこと
それが僕に最大限できること。あとは、キャストの中で坂本花役の吉本実由ちゃんを除くといちばん年下だったので、先輩の姿を見て何かを盗もうと常に意識していました。
坂本家の家訓にちなんで、高橋家の家訓を教えて!
兄貴が言うことは絶対!
昔は家族での夕食を決めるとき、僕が「お寿司」とか「焼き肉」と言っても、いちばん上の兄貴が最後に「ラーメン」って言ったら無条件でラーメンに決定。ただ、最近は僕が甥と姪にお金をかけて、いいおじさんで居続けた結果、パワーバランスが変わってきて、意見がだいぶ通るように(笑)。
映画『SAKAMOTO DAYS』

©鈴木祐斗/集英社 ©2026映画 「SAKAMOTO DAYS」 製作委員会
史上最強の殺し屋・坂本太郎(目黒蓮)は、恋に落ちて仕事を引退。かつての面影がないほど太っていた。そんな坂本の首に10億円の懸賞金がかけられ、世界中から刺客が集結する。
出演/目黒蓮、高橋文哉ほか
4月29日(水・祝)全国公開
ジャケット¥366300・シャツ¥174900・Tシャツ(参考商品)・パンツ¥174900・靴¥152900/トッズ・ジャパン(トッズ)
撮影/山根悠太郎〈TRON〉 ヘア&メイク/大木利保 スタイリスト/TOKITA モデル/高橋文哉 取材・原文/吉川由希子 ※クレジットのないものは、すべてスタイリスト私物です ※BAILA2026年6月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。













































