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【ワタナベマキさんのグランタンレシピ6選】寒くなると食べたくなる! 素材のうまみがギュッとつまったグツグツのグラタン

寒い冬はグツグツのグラタンが恋しくなる。今回、料理家のワタナベマキさんに紹介していただくのは、手間のかからない“ラフなグラタン”。飴色の玉ねぎもホワイトソースも必要なし! 素材のうまみをギュッと詰め込んだグラタンレシピ6品をご紹介します。

目次

  1. 【ドフィノワ】じゃがいもと生クリームのシンプルさを楽しむ! 
  2. 【ねぎとブルーチーズのグラタン】オリーブの実も加えて。ワインとも好相性
  3. 【きのこと豆腐の豆乳グラタン】植物性のたんぱく質が至極リッチな味わいに
  4. 【クロックムッシュ風パングラタン】余ったパンをドレスアップ!
  5. 【帆立とセロリのハーブグラタン】魚介の淡泊さを、ミルキーソースが包む込む
  6. 【生ハムとトマトとなすのグラタン】黄金の組み合わせが新しい表情を見せる

焦げ目の多幸感、万歳だから、私はグラタンを焼く。

【ワタナベマキさんのグランタンレシピ6選】寒くなると食べたくなる! 素材のうまみがギュッとつまったグツグツのグラタン_1

グツグツのグラタンには素材のうまみがギュッ!
手間がかかるイメージが強いけど、今回紹介するのは“ラフなグラタン”。飴色の玉ねぎもホワイトソースも作る必要なし。素材もごくシンプルだけど、組み合わせや調理にひと工夫しあとはオーブンにお任せするだけで目からウロコの美味しさになる。忙しいときこそ、グラタンを!

【ドフィノワ】じゃがいもと生クリームのシンプルさを楽しむ! 

ドフィノワとは“じゃがいものグラタン”のことで、フランスに伝わる郷土料理。じゃがいものねっとり感と、生クリームやチーズのこっくり感を楽しむシンプルにして究極の味。粘性が高いメークインがおすすめ。

●材料(2人分)
メークイン……大2個   
生クリーム……200㎖  
塩……小さじ1/3
チーズ(今回はエメンタールとグリュール)……計40g
無塩バター……30g

にんにく……1/2かけ
白ワイン……小さじ1〜2
ナツメグパウダー……ひとふり

1.にんにくの断面を耐熱皿の内側全体にこすりつけ、香りを移す。

1.にんにくの断面を耐熱皿の内側全体にこすりつけ、香りを移す。

塗るほうが、にんにくそのものを加えるより香りがたつんですよ〜

2.じゃがいもはピーラーで皮をむき、包丁の刃元で芽を取ったら、火が通りやすいよう2〜3㎜の厚さに切る。

2.じゃがいもはピーラーで皮をむき、包丁の刃元で芽を取ったら、火が通りやすいよう2〜3㎜の厚さに切る。



火が通りやすいよう2〜3㎜の厚さに切る。

3.耐熱皿に、スライスしたじゃがいもをすき間なく並べる。

3.耐熱皿に、スライスしたじゃがいもをすき間なく並べる。

じゃがいものデンプンを生かしてとろみをつけるから手間がかかるホワイトソースを作る必要なし♪

4.ボウルに生クリーム、白ワイン、塩、ナツメグパウダーを入れてかるく混ぜ、3に注ぐ。

白ワインは香りづけの役割。ナツメグは香りが豊かにたつので少量で!

白ワインは香りづけの役割。ナツメグは香りが豊かにたつので少量で!

ボウルに生クリーム、白ワイン、塩、ナツメグパウダーを入れてかるく混ぜ、3に注ぐ。

5.削ったチーズを全体にのせたらちぎったバターを数カ所に分けてのせる。220℃のオーブンで13〜14分焼く。

バターは室温に戻しておいたほうが、生地となじんで、より美しい焦げ目になるんです

バターは室温に戻しておいたほうが、生地となじんで、より美しい焦げ目になるんです

5.削ったチーズを全体にのせたらちぎったバターを数カ所に分けてのせる。220℃のオーブンで13〜14分焼く。

Finish!

香ばしい焦げ目とナツメグの香りにキュン

香ばしい焦げ目とナツメグの香りにキュン

【ねぎとブルーチーズのグラタン】オリーブの実も加えて。ワインとも好相性

ねぎは水ではなくワインで蒸し煮にすると、うまみが劇的にUP☆ コクは深いけれど、さらりとした口当たりなのでパンをつけて食べても。

ねぎのとろっと感と魅惑的なアロマに夢中

ねぎのとろっと感と魅惑的なアロマに夢中

●材料(2人分)
ねぎ(白い部分)……2本
ゴルゴンゾーラチーズ……70g
オリーブの実(グリーン)……8個
白ワイン……大さじ3
生クリーム……100㎖
にんにく……1かけ
塩……小さじ1/3
黒こしょう……少々
オリーブ油……小さじ2

●作り方
①ねぎは5㎝長さに切り、縦に4つ割りにする。
②フライパンにつぶしたにんにくとオリーブ油を入れて中火にかけ、香りがたったら①を入れ透き通るまで1分炒める。オリーブの実と白ワインを入れ、ふたをして弱火で3分蒸し煮にする。
③生クリームと塩を加えて混ぜ、ひと煮立ちさせたら耐熱皿に入れ、ゴルゴンゾーラチーズをちぎって加える。
④220℃に温めたオーブンで10〜12分焼き、黒こしょうをふる。

【きのこと豆腐の豆乳グラタン】植物性のたんぱく質が至極リッチな味わいに

豆腐や豆乳、白味噌、ごまを混ぜると、すこやかテイストのホワイトソースに変身。豆腐はよく水切りをし、ざるでこしてなめらかに。

好みのきのこをたっぷりIN。日本酒にも合う!

好みのきのこをたっぷりIN。日本酒にも合う!

●材料(2人分)

好みのきのこ(今回はしめじとエリンギ)……計150g
玉ねぎ……1/2個
木綿豆腐……1/2丁
豆乳……70㎖
白味噌……大さじ2
白いりごま……小さじ2
塩……小さじ1/3+少々
エメンタールチーズ(またはピザ用チーズ)……30g
ごま油……小さじ2
黒こしょう……少々

●作り方
①木綿豆腐は、倍量の重しをして1時間おく(またはペーパータオルに包み、耐熱皿にのせ、600Wの電子レンジで3分加熱する)。
②しめじは石突きを取ってほぐし、エリンギは5㎜厚さに切る。
③フライパンにごま油を入れて中火にかけ、②と薄切りにした玉ねぎを入れて透き通るまで炒め、塩少々をふる。
④①に豆乳、白味噌、白いりごま、塩小さじ1/3を加えてよく混ぜ、ザルでこす。
⑤耐熱皿に③を入れて④を広げてのせ、チーズをのせる。
⑥220℃に温めたオーブンで10〜12分焼き、黒こしょうをふる。


【クロックムッシュ風パングラタン】余ったパンをドレスアップ!

失敗知らずの簡単ソースをかけたらオーブンで焼くだけ。パンはバゲットのほか、厚切りの食パンやクロワッサンなど好みのものでOK。

外はカリッカリ、中はしみしみ♡ フランスの伝統レシピをオーブンで

外はカリッカリ、中はしみしみ♡ フランスの伝統レシピをオーブンで

●材料(2人分)
バゲット……3㎝厚さのもの3枚
ロースハム……3枚
エメンタールチーズ(またはピザ用チーズ)……30g
A 卵……1個
  牛乳……大さじ3
  塩……ひとつまみ
バター……30g+少々
薄力粉……大さじ1
牛乳……100㎖
塩……小さじ1/4
黒こしょう……少々

●作り方
①バゲットには十字に切れ目を入れる。混ぜ合わせたAに、ときどき返しながら10分以上汁けがなくなるまで浸す。
②フライパンにバター30gを入れて中火にかけ、溶けたら薄力粉をふり、ふつふつするまで混ぜる。かるく温めた牛乳をとろみがつくまで少しずつ加える。耐熱用のゴムベラで混ぜ、塩を加える。
③耐熱皿にバター少々を塗り、①を入れ、ロースハム、②を全体にかける。チーズをのせ、200℃に温めたオーブンで15〜20分焼き、黒こしょうをふる。

【帆立とセロリのハーブグラタン】魚介の淡泊さを、ミルキーソースが包む込む

魚介に小麦粉をまぶして炒めれば、とろっと感が生まれてホワイトソースのように。帆立の代わりにカキやタラで作ってもおいしい。

外はカリッカリ、中はしみしみ♡ フランスの伝統レシピをオーブンで

ぷりぷりの帆立にセロリの食感と香りがハモる

●材料(2人分)
帆立の貝柱……8個
セロリ……1/2本
セロリの葉……2枚
タイム……2本
にんにく……1かけ
薄力粉……大さじ2
白ワイン……50㎖
生クリーム……100㎖
塩……小さじ1/3
エメンタールチーズ(ピザ用チーズ)……30g
オリーブ油……小さじ2

●作り方
①セロリはすじを取って薄切りに、セロリの葉は粗みじん切りにする。
②フライパンに、薄切りにしたにんにくとオリーブ油を入れ、中火にかける。香りがたったら①とタイムを入れ、透き通るまでかるく炒める。
③帆立に薄力粉をまぶして②に加え、表面が白くなるまで焼く。白ワインを加え、ふたをしてひと煮立ちさせ、生クリームと塩を加え、とろみがつくまで煮る。
④③を耐熱皿に入れてチーズをのせ、200℃に温めたオーブンで10〜12分焼く。

【生ハムとトマトとなすのグラタン】黄金の組み合わせが新しい表情を見せる

オリーブ油をソースに仕立てる新感覚レシピ。そのままでもおいしい生ハムは焼成することで、うまみますますUP。

外はカリッカリ、中はしみしみ♡ フランスの伝統レシピをオーブンで

煮込む以上に素材の個性がキラリ輝く

●材料(2人分)
生ハム……5〜6枚
なす……3本
ミニトマト……4〜6個
モッツァレラチーズ……100g
クミンシード……大さじ1
にんにく……1かけ
オリーブ油……大さじ3
塩……小さじ1/2+少々
イタリアンパセリ……適量

●作り方
①なすはへたを取り除き、縦1㎝厚さに切り、さっと水にさらす。
②フライパンに、薄切りにしたにんにくとオリーブ油大さじ2を入れて中火にかけ、水けをふいたなすを入れる。火が通るまで裏返しながら2〜3分焼き、塩少々をふる。
③②に生ハムをかるく巻き、耐熱皿に並べる。半分に切ったミニトマト、ちぎったモッツァレラチーズをのせ、クミンシードをふる。全体に塩小さじ1/2をふり、オリーブ油大さじ1を回しかける。
④200℃に温めたオーブンで10〜12分焼く。粗く刻んだイタリアンパセリを散らす。

教えてくれたのは
ワタナベマキさん

ワタナベマキさん


和食や洋食、エスニックまで、ジャンルの垣根を越え、手ぎわよく、心身ともに大満足の絶品料理を提案。インスタグラムは@maki_watanabe
https://maki-watanabe.com/

撮影/嶌原佑矢 スタイリスト/曲田有子 調理/ワタナベマキ 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2022年12月号掲載

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