苦手意識があっても、どうにか味方につけておきたい相手、それは職場の先輩。接する機会が多いからこそ、先輩に効果的な「褒めフレーズ」はマスターしておきたいところ。上から目線にならない上手な褒め方とは!?
答えてくれたのは褒め方の伝道師
谷口祥子さん
プロコーチ・セミナー講師。30代前半までコミュニケーション下手で悩んでいたが、コーチングに出会って人間関係が180度変化。著書に『ほめ方のルール』(明日香出版社)など。
【case3 職場の先輩】主語=私にすると受け入れやすい

【NG】先輩のアドバイス、素晴らしかったです!
【OK】アドバイスのおかげでうまくいきました!
接する機会の多い職場の先輩。褒め言葉は「上から目線」な印象で躊躇する人も。「『先輩が作った資料、素晴らしい内容でした』と、評価を下す言い方よりも、『私、先輩の資料でプロジェクトをちゃんと理解できました』といった具合に、私を主語にした言葉に変換して伝えてみて。あくまでも『私はこう感じた』と伝えるだけなので、相手への評価を下すことにはならず、先輩も素直に受け取りやすくなるはずです」
【こんなフレーズも使える!】
・「○○さんとだったから、やり遂げられました」
先輩がいたから……と感謝を述べれば、リスペクトも伝わります
・「○○さんのマネをしたらうまくできました」
先輩をお手本と思っていることがうまく伝わる、便利なフレーズ
イラスト/りゃんよ 取材・文/櫻木えみ 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2019年11月号掲載