ホリデーシーズンにぜひ飾りたいリース。常緑樹を中心に、色とりどりの実やコットンをコーディネートして、世界でひとつだけのオリジナルにチャレンジ。深い緑の色、すがすがしい香りにも癒されて。
リースの円に沿うように挿すのがきれいに仕上げるコツ
![カトパン](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/33/33f2a89d-321a-41eb-a008-0ea3a1e9bf23.jpg)
平井 ホリデーシーズンに玄関のドアや壁にかけるクリスマスリース。そこには魔除けや永遠の愛と平和を願ったり、一年の締めくくりに作るものだからこそ来年の幸せを願って……などいろいろな意味が込められているとされています。今年はぜひ、自分の手で作ってみましょう。
加藤 自分でも作れるんですね。うれしい!
平井 ツルでできた市販のリース土台、年間を通して緑の葉っぱが生い茂る4種類の常緑樹をベースに、あとは色とりどりの実ものやコットンを用意したので、好みであしらいましょう。
加藤 植物を挿しやすいよう、まずはリース土台をかるく広げたり、ほぐして……。
平井 リースを回しながら挿す方向は一定に。45度くらいの角度をつけながら適度に切った常緑樹を挿していきます。このとき、外から内側に、円に沿うように挿すのがきれいに仕上げるコツ。円から飛び出しすぎて、ライオンのたてがみのようにならないように注意(笑)。とはいってもニュアンスがあったほうが遊び心があって魅力的なので、きっちり決め込まなくてOK。
加藤 私は携帯電話のデコレーションのような細かい作業が趣味なのですが、それに似ています(笑)。頭を使わず、感覚だけで作業することでいつの間にか無心になれてスッキリ。同時に緑のグラデーションやすがすがしい香りにも癒されるので、森の中にいる気分も味わえますね。
![カトパン](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/97/97fcbb98-28c9-45bb-b7c7-fffaa31961d8.jpg)
常緑樹の深い緑とすがすがしい香り――一年の幸せを願う手作りのリースで、家の中に“森”を取り込む
![深い森を思わせる常緑樹のクリスマスリースでホリデーシーズンを彩る【カトパンのあえて小さく飾る花レッスン】_3](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/d6/d641d671-0435-4cfb-9a90-257f0701078f.jpg)
市販のリース土台には、ヒバ、ブルーバード、ブルーヘブン、ブルーアイスといった常緑樹をリズミカルに挿していく。コットンや愛らしい赤い実をアクセントにつけても可愛い。最初は水分を含んでずっしり重いが、徐々に乾燥して軽くなっていく
初心者でもうまくいく!【ちょこっとテク】
![深い森を思わせる常緑樹のクリスマスリースでホリデーシーズンを彩る【カトパンのあえて小さく飾る花レッスン】_4](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/ea/ea71c4f0-c310-4fca-b382-a1122feb3c79.jpg)
市販のリース土台をかるくほぐしておく
花材店やホームセンターなどで販売しているツル系のリース土台を用意。植物を挿しやすいよう、リースの輪をほぐしたり、ツルの間を少し広げておく
![深い森を思わせる常緑樹のクリスマスリースでホリデーシーズンを彩る【カトパンのあえて小さく飾る花レッスン】_5](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/0b/0b2bc5da-ff97-41ad-ac99-7705a3a0bc4c.jpg)
リース台のすき間に常緑樹を挿していく
数種の常緑樹を用意したら、挿し込む部分(約3cm)の葉っぱを取り除く。リースを回しながら45度くらいの角度をつけ、一定方向に挿していく
![深い森を思わせる常緑樹のクリスマスリースでホリデーシーズンを彩る【カトパンのあえて小さく飾る花レッスン】_6](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/f7/f7cb3934-4fa8-4798-948e-07a278d197fc.jpg)
外から内側に挿すとより美しい仕上がりに
常緑樹はほどよく間隔をあけながら、リースの円に沿うように挿していく。そのほうが壁にかけたときにぐっと素敵な仕上がりになる
![深い森を思わせる常緑樹のクリスマスリースでホリデーシーズンを彩る【カトパンのあえて小さく飾る花レッスン】_7](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/c3/c366c538-7173-449c-a9f4-d4639b8333ab.jpg)
ときには離して眺め、バランスをチェック
リースを遠目で見て、全体のバランスを見る。必ずしもきっちり丸く作らなくても、動きをつけニュアンスがあったほうが遊び心があって楽しい
![深い森を思わせる常緑樹のクリスマスリースでホリデーシーズンを彩る【カトパンのあえて小さく飾る花レッスン】_8](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/23/23a344db-9778-4acb-ad4f-a9e7f5ccaf00.jpg)
でき上がったリースは、壁やドアに引っかけるほか、ケーキ台などの上に置いても。ホムパなどの際には、テーブルの中央に置くとグリーンブーケのような、しゃれたしつらえになる。お好みでキャンドルを置いても素敵
●平井かずみ
フラワースタイリスト。明るく的確な指導ゆえ、自身が開く教室はいつも大人気。近著は写真家の大段まちこさんと料理家の渡辺有子さんとの共著『花と料理 おいしい、いとしい、365日』(リトルモア)。
http://ikanika.com/