絶対行くべき場所№1は何はともあれ出雲大社
縁結びの神様として広く知られる出雲大社は日本屈指のパワースポットともいわれる聖地。国宝にも指定されている大国主大神を祀る御本殿と客殿などは、この八足門の奥にある。門の手前の3つの円モチーフは、古代に3本の大木を束ねて1本の御柱とした跡。
出雲大社は後ろ姿から拝むのもよし
大社造りという日本最古の神社建築様式による御本殿の後ろ姿を拝むことができる。大国主大神がうさぎを助けたという神話「因幡の素兎(しろうさぎ)」にちなんだ、うさぎの石像と一緒にお参りしてみるのも一興。
一番奥に位置する素鵞社(そがのやしろ)も見逃さないで
出雲大社境内の一番奥にある素鵞社(そがのやしろ)は、大国主大神のお父上にあたる素戔嗚尊(すさのおのみこと)をお祀りしている。生い茂った緑を背に厳かな雰囲気のお社は、清々しい朝の時間帯にお参りするのもオススメ。
日御碕神社はサンセット前に行くべし
出雲めぐりのもう一つのメインスポットは日御碕神社。日本の昼を守る伊勢神宮に対し、夜を司る神社で、松林に映える朱塗りの社殿が目印。写真は素戔嗚尊を(すさのおのみこと)を祀る上の宮「神の宮」のある高台から天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る下の宮「日沈宮」を見下ろした眺め。
神社をお参りした後は日御碕灯台へGO!
日御碕神社から車で5分ほどの日御碕の突端にそびえる白亜の灯台は、石造りでは日本一の高さで「世界灯台100選」にも選ばれている。展望台からは日本海のパノラマが楽しめる。
日御碕灯台からは美しいサンセットを眺めたい
夕暮れ時になると、日御碕灯台の周囲にはサンセットを待つ人々が集まってくる。日本海へと日が沈む眺めは、まさに絶景。青い空が茜色へと輝きを増していく美しさは格別。雲にかからず水平線への日の入りを見ることは、地元の人でもめったにないことなのだそう。
足立美術館の日本庭園は絵画のような美しさ
米国の日本庭園専門誌による日本庭園ランキングにおいて、2003年から日本一となっている足立美術館の庭園。館内の窓枠を額縁に見立て、そのまま絵画として眺める「生の額絵」は、まるで琳派の絵のようにバランスよく配置された自然による絵画。四季折々の眺望を楽しめる。
遠方の山まで借景にした枯山水庭
足立美術館の主庭の枯山水庭の広々とした眺めは雄大そのもの。険しい山に見立てた立石と、そこから流れる水が大河に流れ込む様を白砂で表現している。手入れの行き届いた庭園と借景とした遠方の山とのバランスも絶妙。
美術館内の喫茶室の内装も素敵なんです!
ゆったりとコーヒーやお茶を楽しみながら枯山水庭を眺めることができる喫茶室「翆(みどり)」も、オススメ。クラシカルなソファやカーペット、照明などリュクスでレトロな内装は一見の価値あり。思わず写真を撮りたくなっちゃうはず。
縁結びを願うなら外せない八重垣神社
「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る その八重垣を」と素戔嗚尊(すさのおのみこと)が稲田姫をめとった喜びを詠ったといわれ、夫婦の宮処として建てられたのが、この八重垣神社。その伝説から縁結びの神様として古くから参拝客が絶えない女子旅に超人気スポット。
八重垣神社の奥にある“鏡の池”へ
八重垣神社の奥の院にある鏡の池は、縁の遅速を占う池とされて全国の女性たちが詰めかける人気っぷり。稲田姫が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)から隠れたときに飲料水にしたという池の水には、稲田姫の御霊魂が浸透しているとのいわれがある。
ドキドキ!水面に紙を浮かべる鏡の池占い
池に占い用紙を浮かべ、硬貨をそっと乗せる鏡の池占い。早く沈めば縁が早く、遅く沈むと縁が遅く、近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられている。沈む前に浮かび上がる言葉も、かみしめて。女子どうしで訪れれば、盛り上がること間違いなし。
ゆったりとした佇まいで迎えてくれる熊野大社
出雲の国の一之宮と言われる熊野大社は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の別神名、加夫呂伎熊野大神櫛御気野命(かぶろぎくまののおおかみ くしみけぬのみこと)をお祀りしている。ここも知る人ぞ知る、縁結びのパワースポットとして有名。一の鳥居をくぐり、朱塗りの八雲橋を渡って境内へ。
お土産にもオススメの熊野大社の御櫛
熊野大社で行われる御櫛祭りにちなんで作られた御櫛には、雲のモチーフが描かれている。縁結びのお守りも同封され、熊野大社でしか手に入らない。