自然に身をゆだね、美酒美食に酔いしれる――。センスのいい人が愛してやまない名宿を紹介。今回は、クリエイティブディレクター木本梨絵さんが推薦する、隠岐諸島の絶景宿「Entô」をピックアップ。
島根県「Entô」

クリエイティブディレクター
木本梨絵さん推薦
ダイナミックな自然と対峙し、自己を見つめる
本島からフェリーで約3時間。ユネスコ世界ジオパークに指定された、隠岐諸島の中ノ島にある。客室はすべてオーシャンフロントで、ゲストが自然との一体感を味わえるように調度はシンプルに統一。ここに泊まると、太古から続く地球や島の歴史を学んだり、島民と触れ合ったり……豊かな時間が過ごせる。「都市から遠く離れた“遠島”にあるホテルへ向かう道中や、広大な窓から眺める風景は、内省の時間をもたらしてくれます」(木本さん)。

Photo by Kentauros Yasunaga
額縁のような窓が特徴のスイートルーム「NESTSU」は1日1組限定。圧巻の海景色に悠久の時が刻まれた地球を感じる。

Photo by Kentauros Yasunaga
日本初の“泊まれるジオパーク”は、カルデラ湾に面した場所に立つ。
INFO
住所/島根県隠岐郡海士町福井1375の1
電話/050-3198-9491
HP/https://ento-oki.jp/
料金/1泊2名1室利用時(NESTDXテラスつきの部屋タイプ)¥60900
取材・原文/海渡理恵 ※BAILA2024年6月号掲載