家で過ごす時間が何よりも心地いい! 新婚夫婦のおしゃれディスプレイ術①
おしゃれ夫婦のインテリアはディスプレイ上手。本誌12月号「フォトジェニック婚のすべて」では結婚した二人がどのように自分たちの新居を作り上げていったのかを取材。どこを切り取ってもおしゃれな空間の作り方は必見です。ここでは、本誌では紹介しきれなかった写真を紹介!まず1組目は「アーバンリサーチドアーズ」バイヤーの越井恵実さんとインテリア会社に勤務する斉藤善与さん夫婦の家。
2015年に結婚、2016年に彼の住んでいた賃貸マンションに引っ越した越井さん。「家のインテリアはヴィンテージ好きの彼の世界観で完成されていたので、身一つで越してきました」。引っ越しにあたって、自分の持ち物はほぼ処分。とはいえ、洋服や靴が大量にあったので、それを収納するにあたってはかなりの工夫が必要だったそう。
例えばこちらはシュークローク。越井さんが無類の靴好きのため、どうしても処分できない靴が大量にあったのだとか。彼のマンションの備え付けの靴箱だけではどうしようもなく、リビングにシェルフを置きました。リビングに靴箱?と驚きますが、靴の種類別に整然と並べられているのと、シェルフの上に置かれたグリーンのおかげでそれほど違和感なくリビングと一体化。海外のようなおしゃれ感を出していました。
ひとり暮らし歴が長かった夫の斉藤さんは料理上手。キッチンも彼のこだわりが詰まっている。大きなスクエアの時計がキッチンの壁の主役。使いこまれた鍋などの道具類も見せながら収納し、おしゃれディスプレイの一旦を担っていました。
器好きでもある斉藤さん。お気に入りの和食器をコツコツと集めてきたそう。特に好きなのはぬくもりの感じられる土の器。夫婦でコーヒータイムのひと時が日々の楽しみ。
日常使いの器を収納するシェルフは、昔学校で使われていたという棚。選び抜いた器や湯呑み、グラス類をあえてオープンにディスプレイ。リビングダイニングにヴィンテージな空気感を醸し出しています。
リビングの壁に白い植物のリースがさりげなく飾られていました。聞けば越井さんの同僚が企画してくれた結婚祝いのサプライズパーティにて贈られたリースなのだとか。壁に飾ることで幸せの記憶をいつまでも留めて。
玄関先のディスプレイ。香水のガラス瓶、キャンドル、木製のトレイなど、二人らしさが伝わる雑貨使い。木製のトレイにはカギなどを入れてすぐに取り出しやすく。
寝室のドロワーの上に飾られていた木製の置物。こけしを作る過程の木材に斉藤さんが惚れこみ、手に入れたのだそう。少しユニークで温かみのあるデザインに対する斉藤さんのこだわりが各所に現れて。
斉藤さんの得意料理「キッシュ」でランチを楽しむ二人。休日は友人たちを招いて手料理をふるまうことも多いのだそう。おいしい料理と大きな窓から差し込む柔らかな光。二人がほとんどの時間を一緒に過ごすというリビングダイニングには穏やかな空気が流れていました。
撮影/小野田陽一