家で過ごす時間が何よりも心地いい! 新婚夫婦のおしゃれディスプレイ術②
二人らしいインテリアを楽しんでいる新婚おしゃれカップルの家。二組目はスタイリストの大谷優依さんと夫の加藤友幸さん。友幸さんが海外赴任から帰国したのをきっかけに一緒に住むことになった二人が選んだのは壁のない広めのワンルーム。
「また引っ越すかもしれないので、大きな家具を買わずに箱を重ねて間仕切りにしたり、オープンなインテリアにしたかったんです」と優依さん。部屋にあるのは小さめのダイニングテーブルと、ベッド、本棚と優依さんの仕事道具を置く棚くらい。引き出しに天板をのせてデスクにしたり、工夫のあるインテリアはどこかブルックリンのアパートメント風。
引き出しに天板をのせただけの簡易的なワークデスクも、壁使いのうまさや雑貨選びのセンスのよさなどが組み合わさってすべてがおしゃれ。壁にはポストカードや猫の写真などを無造作にピンナップ。黒い窓枠、丸時計がピリッと効いて空間を引き締めています。
ワークデスクと寝室を仕切るのは、アンティークのチェストと流木に薄い布を吊るしただけのカーテン。空間をはっきりと区切らず、光を通す布で仕切ることで解放感と明るさが生まれています。部屋にソファがないため、二人がくつろいでテレビを見たりするのもこのベッドの上。スーツケースがクローゼットに入りきらずベッド脇に出したままでも、上に布をかけたり、おしゃれ見えの工夫がいっぱい。
人気インテリアショップが手掛けた賃貸マンション。キッチンの壁のタイル、蛇口など、フォトジェニックなデザインが目を引きます。休日は、夫婦二人仲良くキッチンに立って料理することも多いそう。
キッチンの窓際には白の花器やガラス、石などを置いてナチュラルな雰囲気に。
キッチンの反対側には料理本などを置くシェルフが。ガラスの保存瓶、紅茶缶など、無造作に置かれているけど統一感のある空間作りはさすが!
ダイニングとワークスペースを仕切るのはテイストメイカーズ&コーで購入したアップルボックスを積んだ本棚。単に同方向に積み上げるのではなく、ダイニング側、ワークスペース側に本の背表紙がくるように工夫。上には大きめのガラスの花器&グリーンを置いて、ナチュラルな空間の仕切りが上手! 穏やかな二人の人柄が伝わってくる居心地のいい部屋でした。
撮影/宮濱祐美子