遠い上司や、直属の上司……。褒めちぎるのは下心が見え見えで避けたい相手。上から目線や失礼にならない「褒めフレーズ」を専門家がレクチャーします。
答えてくれたのは褒め方の伝道師
谷口祥子さん
プロコーチ・セミナー講師。30代前半までコミュニケーション下手で悩んでいたが、コーチングに出会って人間関係が180度変化。著書に『ほめ方のルール』(明日香出版社)など。
【case4 上司】一般的評価より憧れポイントを伝える
![褒めちぎるのは逆効果!上手な上司の褒め方【相手別褒めフレーズ④】_1](https://img-baila.hpplus.jp/common/large/image/f4/f40bdaa7-df0f-4fff-acb0-72e4becdfc04.jpg)
【NG】○○さんって器の大きなリーダーですね
【OK】○○さんのように××できるようになりたいです
「すごいですね」などの評価の言葉は、尊大な印象を与えてしまうため避けたい相手。「『○○さんのように段取り力がある人になりたいです』と憧れを口にすることで、尊敬を示すのが正解。直接言いづらい場合は、周囲に『○○さんみたいにやさしい上司になるのが目標!』と話す“間接ワザ”も有効です。近い間柄であれば、仕事の相談をしたうえで、助言に対して『勉強になります』と感謝の言葉を。相談+感謝でも尊敬は伝わりますよ」
【こんなフレーズも使える!】
・「若手のころはどうしてたんですか?」
「目標です!」とまでは言いづらい場合、相手の経験を聞き出して
・「○○さんと同じもの、買ってみました!」
手っ取り早く、相手への憧れをアピールできる行動&フレーズ
イラスト/りゃんよ 取材・文/櫻木えみ 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2019年11月号掲載