取引先やクライアントなど社外の相手は、初対面、情報不足のケースも多い。挨拶に織り交ぜたさりげない褒め言葉でいい関係を築くためには? 上手くいくポイントを専門家に伺いました。
答えてくれたのは褒め方の伝道師
谷口祥子さん
プロコーチ・セミナー講師。30代前半までコミュニケーション下手で悩んでいたが、コーチングに出会って人間関係が180度変化。著書に『ほめ方のルール』(明日香出版社)など。
【case5 社外の相手】人づての評価も褒め言葉になる
【NG】○○さん、素敵な方ですね!
【OK】××がいつも○○さんの話をしています
社外の相手との挨拶。事前情報が少ないシーンは、褒め言葉が浮かばず焦りがち……。「第一印象で相手の実力や容姿などを褒めると、唐突な印象。お世辞ととらえられてしまう危険性があります。『うちの××(上司)がいつも◯◯さん(社外の担当者)のおかげと申しております』など、上司の名前を出して褒める“間接ワザ”がおすすめです。初対面の場に出かける前に、職場で、相手やその所属部署の評判をあらかじめ聞いておくとよいでしょう」
【こんなフレーズも使える!】
・「○○さんの××、社内でも評判です!」
相手のかかわっている案件についての評判を伝えて、間接的に褒め!
・「○○さんのお名前、聞かない日はないです」
具体的な情報にうとい場合には、こんなフワッとした褒め方もあり
イラスト/りゃんよ 取材・文/櫻木えみ 構成/斉藤壮一郎〈BAILA〉 ※BAILA2019年11月号掲載