読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。
目についた今が、復習のチャンス! 大人のための今更漢字力検定、スタート!
今日のお題【遍く】。
今日、トライするのはこの漢字。「遍く」です。
「ことごと(く)」?「すべから(く)」?
うーん、違います!!
■ヒント
ここでヒント! この言葉の意味をご紹介しましょう。
「遍く」の意味は……
◇ すべてにわたって。広く。
(集英社『国語辞典』[第3版])
■使い方はこう!
「新しく開発された技術が遍く浸透するまで、そう時間はかからなかった」
「その美しい音色は遍く世界中に響き渡った」
「遍く世界を旅する中で、自然の過酷さ、美しさを目の当たりにした」
わかりましたか?
正解は……
↓↓↓
■正解は…
正解は、「あまね(く)」 でした!
「遍く」は友達とも会話の中で使うことはなかなかありませんが、
文章の中で使うと、より説得力のある表現にできそうです。
先の文章も、「広く」と言い換えても問題はありませんが、
「遍く」を使右ことでより壮大な印象になりますよね。
◾️実はこの漢字も「あまね(く)」仲間!
実はこの普通の「普」という字も、「あまね(く)」と読むんです。
そうなんです、「普」と「遍」。
この2つの漢字を組み合わせると、「普遍」になります。
【普】には、「広くいきわたる」
【遍】には「もれなくいきわたる」という意味があります。
その2つでできた【普遍】の意味は、
「広くいきわたること。一定の範囲内の物事すべてに共通であること」(集英社『国語辞典』[第三版])」。
それぞれの漢字の意味がわかると、言葉の理解もより深まりますね。
取材・文/菅井麻衣子〈BAILA〉