読めそうで読めないあの漢字、読めているはずだけど自信がないこの漢字。目についた今が、復習のチャンス!大人のための今更漢字力検定、第207回は「杜撰」の読み方です!
今日のお題【杜撰】
「杜撰」、正しく読めますか?
ニュースでもよく聞く言葉です。
■ヒント
「杜撰」の意味は
「①著作などで、誤りが多くいい加減なこと。②ぞんざいで手落ちが多いこと。(集英社『国語辞典』)[第3版]」
■使い方はこう!
「杜撰な工事が行われたせいで、ビルの床が傾いてしまった」
「あの会社の業績が上がらないのは、経営が杜撰なせいだよ」
正解は……
↓↓↓
■正解は…
正解は、「ずさん」でした!
■豆知識
「杜撰は、杜という人の著したものの意。昔、中国の杜黙の作った詩が多く規則に合わなかったことからという。」
(集英社『国語辞典』)[第3版]より引用)
このように、規則に合わなかった“はみ出しもの”の意味から、現代の意味になったそう。
今も昔も、杜撰な人はいるようですね。
取材・文/高橋夏果